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http://mainichi.jp/select/news/20140816k0000m030123000c.html
2014年08月16日 08時30分
(写真;スコットランド独立支持率;グラスゴーのホテルにかかるスコットランドの旗。人々にはスコットランド人としての意識が強い=小倉孝保撮影;http://mainichi.jp/graph/2014/08/16/20140816k0000m030123000c/001.html)
(グラフ;http://mainichi.jp/graph/2014/08/16/20140816k0000m030123000c/002.html)
英国北部スコットランドで独立の是非を問う住民投票が9月18日、実施される。賛成が半数を超えた場合、約300年ぶりにスコットランドは独立する。世論調査では独立反対が賛成を上回っているが、差は縮まりつつある。現地で独立機運の背景を探った。【スコットランド・グラスゴーで小倉孝保】
◇反・英政府、親EU…高まる機運
スコットランド最大の都市、グラスゴーでは8月に入り賛成派の活動が盛んだ。独立を求める約350組織で作るグループ「イエス・スコットランド」は、戸別訪問で冊子を配布したり、地域集会を開いたりして独立の利点を説明。今月の世論調査では2カ月前に比べ賛成が4ポイント伸びた。
そもそも、現代英国の中核を成すイングランドと独自の文化を有するスコットランドの間には、1707年にスコットランドが事実上吸収される形で連合王国を形成するまで、争いを繰り返してきた歴史がある。
同グループによると、独立機運の背景には、英中央政府にスコットランド住民の意見が反映されなくなったことがある。スコットランドの生活習慣は比較的に保守的で、1955年の総選挙ではスコットランドが持つ72議席の半数を保守党が占めた。国会でも保守党が強くスコットランドの声が中央に届きやすかった。
しかし、60年に北海油田の採掘が始まると住民の中に独立機運が芽生える。79年に保守党のサッチャー政権が誕生すると、皮肉にもスコットランドでは保守党の退潮が顕著になった。造船や鉄鋼、石炭など製造業が盛んな同地で、サッチャー政権による労働組合への対決姿勢が強い反発を招いたからだ。この結果、87年の総選挙では、スコットランドにおける保守党の獲得議席は10に激減。2010年の前回総選挙では、全国的には保守党が第1党に躍進しキャメロン連立政権が発足したにもかかわらず、スコットランドの保守党は1議席を獲得しただけ。11年のスコットランド議会選では、独立を主張するスコットランド民族党(SNP)が第1党となった。
欧州連合(EU)を巡るキャメロン政権とスコットランドの対立も鮮明だ。保守党は来年の総選挙で勝利した場合、EU脱退の是非を問う国民投票を実施する考えだが、独立賛成派はEUとの関係強化を主張。環境・福祉政策でも、自由や競争を柱とする米国型の社会・経済政策を推進する中央政府に対し、スコットランドでは欧州型社会民主主義への支持率が高い。
- スコットランド独立を問う住民投票が近づく(闇株新聞) 五月晴郎 2014/8/23 13:29:21
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