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(回答先: ネオコンと人道的介入主義派が壊す世界 (古村治彦の酔生夢死日記) 投稿者 五月晴郎 日時 2014 年 8 月 03 日 14:06:38)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N9W8GP6KLVR701.html
8月8日(ブルームバーグ):アンドリー・ゲルス氏(32)の自宅の扉を7月の月曜のある朝、誰かがたたいた。
ロンドンで経営学修士号を取ったばかりの同氏はウクライナの投資会社、コンコルデ・キャピタルのマネジングディレクター。赤ちゃんと朝の散歩に出ようとしていた同氏に突然の訪問者が手渡したのは、徴兵の令状だった。
「自分が銃を肩に行進しているところが思い浮かんだ」と同氏はキエフのカフェで話した。「選択肢は2つだ。ウクライナの法律と自分の良心に従って従軍するか、引っ越して徴兵逃れをし3−5年の刑務所行きのリスクを冒すかだ。私は前者を選ぶ」と語った。
親ロシア派の掃討を進めるポロシェンコ大統領の最新の大量動員で、戦争はウクライナ人の家の戸口までやってきた。ゲルス氏のような専門職まで前線に駆り出すのは、国防支出で約56倍と圧倒的な軍事力を持つロシアに対抗するためだ。ウクライナはロシアが親ロ派武装勢力を支援していると考えている。
英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)の4月のリポートによれば、ウクライナ軍の規模は紛争が始まったころ約7万人だった。ウクライナは、ロシアが国境付近に4万5000人前後を配置しているとみている。ウクライナが4月半ばに反政府派の掃討に乗り出して以来、363人の兵士が死亡、1434人が負傷した。軍のリシェンコ報道官が7月30日に述べた。
失われた兵士を補充するため、ゲルス氏ら一般市民の徴兵が必要になる。ポーランドの近くで情報技術(IT)事業を営むオレクサンドル・ボンダル氏(32)も動員され、約1000キロ離れた東部の後方支援部隊で副官を務めている。令状が来たときは「何もかも終わりだ」と思ったと、7人の従業員を抱える企業経営者の同氏は配属地から電話で述べた。
ゲルス氏やボンダル氏は「国民の義務」を果たしているが、市民はこれについて一枚岩ではない。ポロシェンコ大統領の動員令の後、黒海沿岸からルーマニアとの国境近くまであちこちの町で、主に女性が率いるデモが頻発した。なぜ自分たちの夫や恋人、息子が家から遠く離れた地へ戦いに行かねばならないのかと、女たちは問うている。
記事に関する記者への問い合わせ先:キエフ Volodymyr Verbyany vverbyany1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Balazs Penz bpenz@bloomberg.netPaul Abelsky
更新日時: 2014/08/08 06:30 JST
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