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件名:リンゴ食べ ロシアに対抗 ポーランド 自国で消費運動
日時:20140808
媒体:東京新聞
引用:http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014080802000119.html
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【ベルリン=宮本隆彦】
「リンゴを食べてプーチンに立ち向かえ!」。ウクライナ情勢をめぐり主要農産物であるリンゴをロシアに輸出できなくなったポーランドで、ユニークな愛国運動が起きている。輸出の減少を国内消費で補うことで、ポーランドに打撃を与えようとするロシアの嫌がらせをはね返そうと、街のあちこちで人びとがリンゴをかじっている。
インターネットで「リンゴを食べる」という意味のポーランド語「jedz jablka」を検索すると、リンゴにかじりつく老若男女の写真が現れる。抗議の意志を込め、ポーランド国内のほかバルト三国のリトアニアのロシア大使館前でかじる写真もある。
ロイター通信によると、発端はポーランドのビジネス誌が一日に掲載した「立ち上がれ、リンゴを食べよ」との記事。共感を呼んで国産リンゴを食べる動きは広がった。農業団体の幹部は七日の記者会見で、国民が一日一個を食べれば大きな支援になると話した。
ポーランドは二〇一三年、ロシアに二億七千三百万ユーロ(約三百七十三億円)のリンゴを輸出。独紙ウェルトによると、ロシア向け輸出量は年間九十万トンに上り、ポーランドの全リンゴ輸出の75%を占める。
ロシアによるポーランド産リンゴの輸入停止は、ほかの十数種の農産物とともに一日から始まった。ロシア当局は「衛生上の問題」と説明したが、ウクライナ情勢に絡んで欧州連合(EU)がロシアに科した経済制裁に対抗する嫌がらせなのは明らか。ポーランドは歴史的にウクライナ西部とつながりが深く、親ロシア政権を倒して誕生した今のウクライナ政権を懸命に支えており、真っ先にロシアの報復の標的にされた。
ロシアのプーチン大統領は六日、欧州諸国からの農産物輸入を一年間にわたり制限する大統領令に署名。農産品の禁輸をEUへの報復手段とする姿勢をはっきりと示した。しかし、経済合理性を無視した禁輸は自国に悪影響となって跳ね返る恐れもある。ロシア中央銀行は外国産の安い農産物がなくなることでインフレ懸念が強まると警告する。
ポーランドのサウィツキ農相は七日、欧州委員会に対しロシアの禁輸で予想される損失の補償を検討するよう求めた。
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By Janusz Urbanowski
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