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オランドとロシア
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4717685.html
2014年07月29日 NEVADAブログ
オランダとロシアは非常に関係が深いですが、今回のマレーシア航空機墜落問題では、オランダはロシアを強烈に批難しており、関係悪化は避けられませんが、昨夜、ロシアはオランダを中心にしたヨーロッパからの果物輸入を全面的に停止することを検討していると発表しています。
輸入停止の主な対象国はオランダ、ポーランド、モルバド等となっていますが、オランダが主な対象国とみて間違いありません。
また、オランダ・ハーグにあります仲裁裁判所は、ロシア政府に対してユーコス社破綻に際して違法があったとして、株主に対して総額500億ドル(5兆円)余りの支払いを命じる判決を下しています。
一見、ロシアは西側から攻められる一方ですが、戦略家であるプーチン大統領がそのままである筈がなく、今は地味な反撃かも知れませんが、西側にはボディーブローのように効いてくる策略を立てているはずであり、今回の果物輸入停止はその1つです。
オランダから果物を輸入停止しましても、中国が今や物凄い権益を持つギリシャ、軍事・リゾート(ニース・カンヌ等)地の不動産所有で関係が深いフランス等から直接購入すればよいだけの話であり、十分代替はききます。
ギリシャでは中国企業が根を張りつつあり、彼らを使えば、中国の船・船員を使いますので調達コストはかえって安くなるかも知れません。
ロシアと中国が組始めた今、ヨーロッパ諸国はビジネスを失うリスクに直面しており、『武士(制裁に加わるヨーロッパ諸国)は食わねど高楊枝』といつまでも悠然と構えていられるでしょうか?
ロシアが西側に投資していた資金は総額で10兆円とも20兆円とも言われており、それほど大きな金額ではありませんが、戦略的にこの資金を引き揚げれば、西側にとり何倍、何十倍ものダメージとなります。
ロシアと西側との制裁合戦は形を変えた1つの戦争ですが、アメリカが戦線から離脱している今、西側には到底勝ち目はないかも知れません。
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