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ニュージャージー州アトランティック・シティーのカジノ閉鎖、アメリカの悪化する雇用危機の兆候
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-9f24.html
2014年7月29日 マスコミに載らない海外記事
Philip Guelpa
2014年7月14日
wsws.org
実体経済の弱さの象徴として、ニュージャージー州、アトランティック・シティーのトランプ・プラザ・リゾート・カジ所有者、土曜日、 約1,000人の従業員をレイオフし、9月に閉鎖する予定だと発表した。これは、経済が圧倒的にギャンブル・リゾートに依存しているこの海辺の都市における、今年一連の閉鎖の最新例に過ぎない。
1月以来、アトランティック・クラブ、シティー最大のカジノの一つショーボートと、最新のカジノ、レベル等、他のカジノ三軒が、閉鎖したか閉鎖予定を発表している。今年始め、アトランティック・シティーには、カジノが12軒あった。この最新発表で、わずか9ヶ月の間に、総数は三分の一、従業員数が、四分の一減少することになる。
報道は、トランプ・プラザが深刻な収入減に苦しんでいることを示している。州のデータで、このリゾート・カジノは、第一四半期中、部屋の半分以下しか予約がなく、5月、シティー内のどの施設よりも低いゲーム収入しかなかったことが明らかになっている。当会計年度の初めから今日まで、昨年同期より27パーセント収入が減少した。他のカジノ三軒の閉鎖が示している通り、この施設の落ち込みは個別の現象ではなく、広範な傾向を示すものだ。
トランプ・プラザは、2億1000万ドルをかけて、1984年5月に開業した。億万長者ドナルド・トランプのペット・プロジェクトの一つだった。彼が以来、カジノ金融持ち株会社を徹底的に削減したことが、そのような投資の不安定な性格を示している。トランプ・プラザ売却の試みは、これまでのところうまく行っていない。
アトランティック・シティーは、何十年も、ラスベガスと、リノを含むネヴァダ州のリゾート地に次ぐ、アメリカ第二のギャンブル・センターとしてやってきた。時には“東海岸のギャンブル首都”と呼ばれる。
最盛時に総計12のカジノがあり、業界の中には、シティーは“作りすぎ”たという人々もいた。1978年以来、アトランティック・シティーでは、11のカジノが開業しており、最新のレベルは、わずか二年前の開業だ。世界最大のカジノ会社で、そのような施設を市内に総計四つ所有するシーザーズ・エンタテインメントは、事業を統合して、利益を増やすべく、いまも黒字のショーボートの閉鎖を発表した。それより先に、シーザーズと別の企業、トロピカーナ・エンタテインメントは共に、破産したアトランティック・クラブを購入し、資産分割し、閉鎖した。
アトランティック・シティーで、カジノ四軒の閉鎖は、シティーの労働者にとって、悲惨な影響を及ぼそう。トランプ・プラザで失業する1,000人以上の従業員に加えて、1,600人がアトランティック・クラブをレイオフされ、ショーボートが8月末に閉鎖する際に2,100人が解雇され、もしレベルが閉鎖すれば、3,100人が失業することになり、総計、労働者約7,800人だ。2011年、カジノの総計で、33,000人を雇用していた。
アトランティック・シティーの人口は、40,000人に満たない。カジノ従業員の全員がシティー内で暮らしているわけではないとは言え、これだけの膨大な雇用喪失は、シティーや、その周辺のコミュニティーに、壊滅的影響を及ぼすだろう。ここ数十年、労働者達が、雇用を、ギャンブル業界に依存してきたという事実自体が、アメリカ経済の衰微と、そこそこの賃金が得られる雇用の破壊の証だ。
カジノ労働者を代表するユナイト-ヒア組合のローカル54の対応は、州の調査を要求するというものにすぎない。現地組合のボブ・マクデヴィット委員長は、トランプや他のカジノのレイオフに対して、こう述べた。“これは当事者家族にとって、個人的な悲劇だと言えるが、州にとっての危機でもある。トレントン[ニュージャージー州の首都]が、単なる同情的な言葉ではなしに、しっかり対応するよう期待している。この差し迫った破局の規模に匹敵する行動を要求する。”
経済的荒廃に直面しているデトロイトや他都市と同様、こうした訴えは無意味だ。貪欲な資本主義者連中は、労働者階級の人々に対する影響と無関係に、出来る限り多くの利益を搾り取り、残された死体をバラバラにするのだ。州議会で、アトランティック・シティーを代表する民主党議員のヴィンセント・マゼオはこう発言している。“これはもう決まった話です … 6,000-8,000人が失業します。”
アトランティック・シティーは、ペンシルバニア州やメリーランド州を含む近隣諸州との競争激化で近年苦しんできた。ニュージャージー州内のギャンブル業界が急落しているにもかかわらず、民主党知事アンドリュー・クオモの下で、ニューヨーク州は最近、主な新規収入源という触れ込みで、カジノ・ギャンブル業の大規模拡張を承認した。州内の新施設提案が現在、評価されている。
国民の大多数の生活水準が厳しく攻撃されている中、億万長者の投資家連中は、労働者階級から金を搾り取る新たな仕組みを企んでいる。とはいえ、アトランティック・シティーの例が示している様に、こうした新たなリゾート建設は、ディペロッパーにとってこそ当初の棚ぼたにはなっても、長期的な見込みは芳しくない。益々悪化する経済危機の現実は、労働者は、基本的生活必需品の獲得に苦闘しており、“娯楽”用の余裕などほとんど残されていないことを意味している。
社会通念では、ギャンブルは不況に強いことになっている。状況がいかに酷くなろうと、その可能性がいくら幻想的なものであろうとも、人々は常に、自分達の生活を劇的に向上させてくれるような、あっと言う間の一儲けの可能性に惹かれるものだと、一般的に思われている。とはいえ、アトランティック・シティーの劇的低迷が、実体経済の危機の深刻さを浮き彫りにしている。アメリカ国民の可処分所得の著しい減少だ。
ニュージャージー州は、アメリカ国内でも、経済的に最も二極化した州の一つだ。ウオール街の陰で、ニュアーク、パターソンとキャムデンを含む全ての主要都市が、30パーセント以上の貧困者比率に苦しめられている。アトランティック・シティーや、州内の他の小さな都市部は、皆等しく苦しめられている。
記事原文のurl:http://www.wsws.org/en/articles/2014/07/14/casi-j14.html
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三カ所のカジノに行ったことがある。
アトランティック・シティー、ボード・ワークというのだろうか、海岸沿いの板張り遊歩道を覚えている。
博打の才能皆無、興味皆無だが、サラリーマンの悲しさ、いやといえずついていった。
一番安い金額で遊べるスロット・マシンで、10ドル程すったあと、ビールをのみながら、海辺を眺めて過ごした。
スロット・マシン周辺の皆様を眺めると、東京であれば、とげぬき地蔵にお参りし、買い物し、どら焼、まめ大福を楽しんでいるであろう年齢のご婦人、ご主人が多かった。カジノより、お地蔵様の方が、懐にも健康にもやさしいだろう。そもそもお地蔵様に自家用車で参拝する方々、ほとんどおられるまい。聞いたことがない。巣鴨駅善男善女で混雑している。
アトランティック・シティーの帰路、道路は大渋滞。原因は交通事故だった。同じように、アトランティック・シティーにでかけた人が、眠気で追突事故を起こし、軽い怪我人が出たらしい。道路脇の芝生に、救急車を待ちながら、怪我人らしき人が、元気そうに座っていた。
ドイツでは、アーヘンのカジノに行った。博打の才能皆無、興味皆無だが、サラリーマンの悲しさ、いやといえずついていった。
博打が酒よりすきな知人に、アーヘン・カジノのポタージュはうまい、おごってやるからついて来い。と言われたためだ。
確かにレストランの料理はうまかった。なによりアトランティック・シティーのスロット・マシーン場や、下記のゲンチン高原カジノより高級感が漂っていた。歴史の古い温泉場のようだが、夜中で何も見えなかった。
何の博打もせず見学だけで帰って来た。ポタージュ以外何も覚えていない。仲間の成績も記憶がない。仲間を待ちながら、バーでドイツ・ビールを飲んでいたのだろう?酒は一切のまず、ひたすらルーレットを楽しみ、アウトバーンを猛スピードで疾走して戻る知人の気力に脱帽。
マレーシアでは、ゲンティン・ハイランド・カジノにでかけた。博打の才能皆無、興味皆無だが、サラリーマンの悲しさ、いやといえずついていった。
クアラルンプールから離れた高原山頂にあるカジノ、貸しネクタイを渡され、つけさせられた。
一番安い金額で遊べるスロット・マシンで、10ドル程度すったあと、ビールをのみながら、高原を眺めて過ごした。
同行した仲間の一人は、結構勝って、たしか、空港で、皮鞄を購入した。
帰路、道路は全く空いていたが、ゲンティン高原に工事にでた?作業員の車が、眠気で我々の車に追突した。帰国後、むち打ち症で、半年以上悩まされた。住所を聞いておかなかったゲンティン高原作業員から弁償金はとれない。
個人的に、カジノの記憶、交通事故と、むち打ち症でしかない。
教訓。興味のないことには、近づかないこと。
むち打ち症といえば、早朝横浜へ向かう高速道路で、10トン・トラックに追突されたことがある。広島かどこかから寝ずに運転してきた結果、眠くなったのだという。後部に激突されたのでなく、右側を猛烈にこすられる形で追突されたので、今生きている。右のドア、いずれも全く開かなくなった。はずせない仕事があったので、客先にはそれでたどり着いたが、打ち合わせ後、損傷した車を置いて、タクシーで帰った。むち打ち症の、うっとうしい感覚が、数年抜けなかった。
アトランティック・シティーの例が示している様に、こうした新規リゾート建設は、ディペロッパーにとってこそ当初の棚ぼたになっても、長期的な見込みは芳しくない。益々悪化する経済危機の現実は、労働者は、基本的生活必需品の獲得に苦闘しており、“娯楽”用の余裕などほとんど残されていないことを意味している。
カジノが実体経済を良くするはずなどないだろう。パチンコ王国日本に、宗主国が、北朝鮮だけでなく、我々にも稼がせろといって入ってくるのにすぎまい。博打版TPP。儲けは全て宗主国カジノ大企業に吸い取られる。
大本営広報部記事や、電気洗脳機番組に使うエネルギーをお持ちであれば、是非、岩月浩二弁護士による【紹介】『韓米FTAの法的問題点と現況』2014年7月27日 (日)を、じっくりお読み願いたい。
http://moriyama-law.cocolog-nifty.com/machiben/2014/07/post-0965.html#_ga=1.146921847.1371792846.1402503716
読めば、大本営広報部記事や、電気洗脳機番組が隠す、TPPの恐ろしさ、誰でもわかるだろう。黙っているのは属国傀儡与党、えせ野党、学者をどきの詐欺師、大本営広報部。
「カジノ解禁」 を中心とした統合型リゾートの整備を政府に促す推進法案、昨年12月、自民党と日本維新の会、生活の党が共同提出。という。
たわけ法案を提出する政党、属国国民からの搾取を狙う宗主国傀儡政党に過ぎない。
アホノミックスの正体も、それを提唱している連中の顔ぶれで分かる。
宗主国99%の人々の悲惨な状態を悪化させている宗主国「経済学」なるものを、現地で教えこまれ、そのまま属国で適用しているだけの話。宗主国と同じ悲惨な結果以外、生まれるはずがない。学問を装った略奪教に過ぎない。指導者というより死導者。
建設は相当有能でないとできないが、破壊は完璧なアホでもできる見本が進行中なだけ。
『アベノミックス批判 四本の矢を折る』伊東光晴著、岩波書店、7月30日刊で、経済政策ならぬ「略奪説教」(伊東京大名誉教授がそう呼んでおられるわけではない)完膚無きまでに論破されている。『世界』に連載された記事、プラス・アルファ。ご講読をお勧めする。大本営広報紙には決して絶賛書評は載らないはずだ。それこそ本書への勲章。
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