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MH17撃墜で露を攻撃する西側メディアは、ガザでの虐殺でイスラエル人を批判した記者を配置換え
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201407200001/
2014.07.21 03:15:40 櫻井ジャーナル
3名のイスラエル人少年をハマスが殺害したとしてイスラエルはガザに対する本格的な攻撃を開始、占領を目指すとしている。この殺害をハマスは否定、アメリカ/NATOがシリアで軍事支援しているISIS(ISILやIEILとも表記)に忠誠を誓っているグループが「犯行声明」を出した。7月20日までの13日間で殺されたガザの住民は400名に達したと言われているが、「自由と民主主義」を標榜する「西側」のメディアは大して問題にしていない。
ウクライナ東部の戦闘地帯の上空でマレーシア航空17便が撃墜され、乗員乗客298名が死亡したことも大きな出来事だが、扱いは大きく違う。しかも、MH17のケースでは事実を無視、単にロシアや反ファシスト派を攻撃する材料に使っているだけだ。
以前にも書いたように、地中海の東岸には膨大な量の天然ガスが存在している可能性が高く、「アラブの春」を引き金にして始まったリビアからトルコにかけて戦乱の一因だと言われている。ガザの沖にも天然ガスが存在、それをイスラエルは自分の物にしたいというだけでなく、このままだとパレスチナ人に経済力がついてしまうとも恐れているのだろう。
勿論、ガザへの攻撃も「西側」のメディアは一応、報道している。CNNのダイアナ・マグネイもその様子を現地から伝え、その中でイスラエル人がガザ攻撃に喝采している様子を明らかにし、その事実をツイートした際、喝采していたイスラエル人を「くず」だと表現している。
パレスチナ人が同じことをすれば「国際世論」、つまりアメリカのメディアは袋叩きにするが、今回はマグネイが批判された。「くず」という表現が問題にされ、モスクワへ配置換えになったという。
2010年にもイスラエルを批判してメディアの世界から追放された記者がいる。1961年からホワイトハウスを担当していた名物記者のヘレン・トーマスだ。イスラエル人はパレスチナから出て、ドイツ、ポーランド、あるいはアメリカへ行くようにと語ったことが原因だった。
イスラエルはシオニストが暴力的に先住のアラブ系住民を追い出し、つまり「民族浄化」して作られた国。その後も「ユダヤ」を隠れ蓑に使い、パレスチナ人を弾圧、殺戮を繰り返してきた。そこで、家族がナチスのホロコーストを経験したユダヤ人の中には、イスラエルを批判する人がいる。
そうしたひとりがデポール大学で教鞭を執っていたノーマン・フィンケルスタイン。母親はマイダネク強制収容所、父親はアウシュビッツ強制収容所を生き抜いた経歴の持ち主である。本人はイスラエル政府のパレスチナ人弾圧を批判、イスラエルと緊密な関係にある学者や団体と対立してきた。
そのフィンケルスタインをハーバード大学のアラン・ダーショウィッツ教授は激しく攻撃し、彼の著作が世に出ることを阻止するためにカリフォルニア大学出版やカリフォルニア州のアーノルド・シュワルツネッガー知事に働きかけ、大学が終身在職権を与えようとした際には反フィンケルスタインのキャンペーンを数カ月に渡って展開、大学に圧力をかけて彼との雇用契約を打ち切らせてしまった。
ちなみに、イラク、リビア、シリア、イラン、そしてウクライナで体制転覆プロジェクトを推進し、多くの人びとを破壊と殺戮の中に放り込んだネオコンはアメリカの親イスラエル派。ウクライナでもオリガルヒ(一種の政商)の多くはイスラエル系で、最も好戦的でネオ・ナチとも手を組んでいるイゴール・コロモイスキーもイスラエル系だ。
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