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(回答先: AIIB衝突…米「越えるべきバーある」、中「韓国などの参加促す」 投稿者 手紙 日時 2014 年 7 月 10 日 23:12:48)
件名:BRICS開発銀行の設立
日時:20140710
媒体:IRIBイランイスラム共和国国営放送・国際放送ラジオ日本語
引用:http://japanese.irib.ir/news/%E6%9C%AC%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF/item/46545-brics%E9%96%8B%E7%99%BA%E9%8A%80%E8%A1%8C%E3%81%AE%E8%A8%AD%E7%AB%8B
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ターヘリー解説員
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5ヶ国・BRICSが、開発銀行を設立しようとしています。この銀行は、世界の金融機関にとって大きなライバルとなる可能性があり、現在すでに、世界の金融政策を誘導しています。
BRICS開発銀行は、1000億ドルの資本金によって2016年に始動し、加盟国の経済を支援する目的で、世界銀行やIMF国際通貨基金に取って代わる存在となる予定です。BRICS諸国は、この銀行の設立が、加盟国のインフラ整備に必要な資金の調達につながることを期待しています。
これは、新興国における金融危機という、最大の問題が起きた際に取られた、BRICSの最も重要な決定です。金融危機は、世界経済の脆いバランスを崩す深刻な問題となる可能性があり、アメリカの金融政策の変更がそれを煽っています。アメリカ経済へのマネーサプライの減少と金利の大幅な増加により、新興国の経済からアメリカへと、投資が流れ込んでいます。このような資本の流れは、新興国に大幅な通貨安をもたらし、これらの国の経済成長を脅かしています。たとえば、インドの通貨安と経済成長の低下が挙げられます。新興国の通貨安は、インフレ率の上昇と預金の減少につながり、外国投資への必要性を高めることになるでしょう。
こうしたことから、BRICS開発銀行は、現在、西側の大国によって支配されている世界の金融機関への新興国の依存度を減らすことにより、新興国に、バランスの取れた安定した成長をもたらし、世界経済の管理方法を改善することにつながるでしょう。
BRICS影響力の拡大と、西側の影響下にある世界の金融機関への依存をなくすことは、誰よりも、ロシアにとって、好ましいものです。なぜならロシアは、ウクライナ危機を受け、いつにも増して、西側諸国と距離をとっているからです。ウクライナの危機、そしてこの問題を巡るロシアと西側の対立により、アメリカとその同盟国は、ロシア包囲網を狭め、この国に対して計画的な制裁を行使することになりました。この制裁は、ロシアの全ての経済部門を含むものではありませんが、ロシアの関係者への圧力を増大させようとするものです。
BRICS開発銀行は、明らかに、政治的な目的を伴った、このような一方的な経済措置に対して加盟国を支援するために、重要な一歩を踏み出すことができるでしょう。こうした中、このような銀行が2年以内に開設されることで、実際、新興国の影響力がどの程度、拡大し、世界経済の政策決定における彼らの役割にバランスが生まれるかどうかを見ていく必要があるでしょう。
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