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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N7PAAG6S972K01.html
6月25日(ブルームバーグ):
オーストラリアのホッキー財務相は退職年齢を世界最高の70歳に引き上げ高齢化による国庫の枯渇を防止したい意向だが、鉱山労働者のノエル・チャタートン氏は一笑に付す。
チャタートン氏は現在48歳で、今回の引き上げ案で最初に影響を受ける年齢層の1人。「私の手も体も既にくたくたに疲れている。60歳まで働ければラッキーだろう。ましてや70歳までなど無理だ」と話す。
ホッキー財務相が所属する自由党は国民党と連合を組み、昨年9月の総選挙で社会保障の給付金制度を見直し財政赤字を改善すると公約して勝利した。人口高齢化で年金生活者が増加し納税者は減少するという時限爆弾を阻止しようと日本やドイツなどの先進国が退職年齢の引き上げを目指しており、オーストラリアはこうした取り組みで各国をリードしつつある。
国際労働機関(ILO)によると、オーストラリアでは労働年齢人口の65歳以上の人口に対する比率が2010年の5対1から、50年には3対1に下がる見通し。この比率は日本で既に3対1を下回っており、ドイツも同水準に近づいている。
労働者派遣事業を手掛けるランドスタッド・グループのスティーブ・シェファード氏は「最初に退職年齢を70歳に引き上げるのはオーストラリアでも、同国が最後ではないだろう。世界がこれを注目している」と指摘した。
アボット豪首相は5月13日の予算演説で「オーストラリア人が長寿になっていることは祝福すべきだが、社会の調整を準備する必要がある」と述べた。首相の計画では1966年以降に生まれた同国民の年金受給開始年齢は現行の65歳から70歳に引き上げられる。この計画は有権者の間で不人気で、ギャラクシーの先月の調査では69%が賛成できないと答えた。
原題:Aging Australians Balk at World’s Oldest Retirement Age:Jobs(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:Canberra Jason Scott jscott14@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Rosalind Mathieson rmathieson3@bloomberg.net;Adam Majendie adammajendie@bloomberg.net;Malcolm Scott mscott23@bloomberg.net
更新日時: 2014/06/25 12:57 JST
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