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2014.06.23
イラクの都市、ファルージャとモスルを制圧したISIS(イラク・シリアのイスラム国、ISIL/イラク・レバントのイスラム国やIEIL/イラク・レバントのイスラム首長国とも表記)の背後にアメリカ、サウジアラビア、イスラエルの「3国同盟」が存在していることは本ブログでも書いたが、その「3国同盟」がISISを動かしている目的は石油だという見方がある。
ISISが制圧を目指すとしている地域が1916年にイギリスとフランスとの間で結ばれた「サイクス・ピコ協定」と重なるとも指摘したことがあるが、つまり石油利権が絡んでいる可能性があるということ。この協定自体、石油利権の取り分を決めて争いを避けることが目的だった。
かつて、イランのムハマド・モサデク政権がAIOC(アングロ・イラニアン石油、現在のBP)の石油施設を国有化した際、米英両国の支配層はクーデターの準備をすると同時に石油を輸出できないように手を打っている。
ところが、ISISはシリア北部やイラクの占領地で押さえた石油施設で生産される原油を売却してカネにしているhttp://www.voltairenet.org/article184382.html。つまり、巨大石油企業がISISの石油を買っていて、それを「西側」の支配層が許可しているのだ。その企業とはARAMCOだという。
この会社は第2次世界大戦が始まった後、SOCAL(スタンダード石油カリフォルニア)、テキサコ、スタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー、ソコニー・バキューム(後のモービル)が出資して作った会社で、その重役の多くがCIAとつながっていることでも有名だ。
ISISはサウジアラビアのアブドゥル・ラーマン・アル・ファイサル王子が動かしていると言われているが、資金を出しているのは、そのARAMCOだという。つまり、CIAが関係している疑いが濃厚。「サウジアラビアの増産」をカモフラージュにしてISIS/ARAMCOは石油を売っている可能性があるとうわけだ。その石油がウクライナへ流れると見ている人もいる。「3国同盟」はイランやシリアの体制を転覆させ、自分たちの傀儡国家を作ろうとしているわけで、シリアへ供給していた石油をISISは止めるとも言われている。
イラクの将軍たちがISISと戦わず、都市を明け渡した理由もこの辺にありそうだ。全ては「金目」なのかもしれない。ISISにしても戦っているのはカネで雇われた傭兵。何度も書いているが、「アル・カイダ」とは戦闘員の「データ・ベース」だ。戦乱で仕事がなくなっている中東では「成長産業」なのだろう。傭兵は契約が終われば組織を離れるわけで、そうした人びとが何をするかはその人の勝手。母国へ帰って個人的、あるいは別の組織で戦闘を続ける可能性もある。
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