http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/811.html
Tweet |
(回答先: イラン、イラク支援の用意 米と協力検討も:実現すれば、シリアとイラクがシームレスな内戦状況になり対立はますます激化 投稿者 あっしら 日時 2014 年 6 月 15 日 00:56:24)
イラク情勢、揺れるオバマ大統領 イランも焦点[日経新聞]
2014/6/15 1:01
【ワシントン=吉野直也】イラク各地に戦闘が広がるなか、オバマ米大統領の発言が揺れている。空爆など軍事行動に言及する一方、イラクの自助努力を促す立場も強調する。イラクの支援を表明した隣国イランの存在もオバマ氏の決断に影響を与える可能性が高い。
「イラクはさらに支援が必要な段階だ。軍事的に短期かつ緊急の行動が必要だ」(12日のアボット豪首相との会談後)
「イラク国内の政治的な努力がなければ、米国のいかなる支援も成功しない」(13日の緊急記者会見)
オバマ氏は12日には軍事行動に軸足を移したかにみえたが、13日にはイラクへの注文も忘れず、短期的な軍事行動には慎重な考えをにじませた。
実際、軍事行動に踏み出す場合のハードルは高い。「出口」戦略まで精緻に計算しなくてはならない。無人機の空爆で戦況が好転するのか、それとも爆撃機による大規模な空爆まで必要なのか。どちらを選ぶかで、米軍の態勢も変わってくる。
米軍が事実上、イラクのマリキ政権に代わって応戦するとしたら、米軍はどの時点で撤退するのか。その時期もあらためて焦点になる。イラクの治安は改善されたとの判断に基づき米軍は3年前に撤退した。その判断の是非も問われる。
中東への軍事行動はアジア重視を掲げ、外交の軸足を中東からアジアに移すオバマ外交とも矛盾しかねない。オバマ氏の任期中の「レガシー(遺産)」のひとつも崩れる。野党・共和党の重鎮、マケイン上院議員はすでにイラクの現状は「米国の安全保障政策の失敗だ」と言い切る。
イランによるイラクの支援表明も波乱要因だ。イランは同国の核問題で欧米と交渉中。内戦が続くシリアのアサド政権の軍事支援もしている。米側にとってはイランがマリキ政権のてこ入れを名目にイラクでの影響力を拡大するのは、本音では避けたいところだ。
米空母ジョージ・ブッシュはペルシャ湾に向かう予定で、空爆の準備は徐々に整ってきた。イランの動向がオバマ氏の軍事行動の決断を後押しするのか、それとももう少し様子見の姿勢にとどまらせるのか。シリアのときと同様、オバマ氏の決断に注目が集まる展開になってきた。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1401X_U4A610C1FF8000/?dg=1
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。