http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/798.html
Tweet |
イラク北部の油田都市、クルド部隊が掌握[日経新聞]
帰属争いに影響か
2014/6/12 23:06
【ドバイ=久門武史】過激派武装組織「イラク・シリアのイスラム国」が支配地域を広げているイラク北部で、油田地帯にある都市キルクークを12日、クルド自治政府の治安部隊が掌握した。過激派の攻勢で中央政府の部隊がキルクークから撤退したのを受け、クルド部隊が防衛を目的として展開した。ロイター通信などが伝えた。
キルクークにはイラク有数の油田がある。これまで中央政府が管理してきたのに対し、クルド側は自治区への編入を主張してきた。戦闘の間隙をつく形でクルド部隊が支配下に置いたことで、長年の帰属争いに影響し、イラク情勢が一段と混迷する可能性もある。
同国北部の豊富な原油を巡ってはクルド自治政府が北隣のトルコに直接向かうパイプラインで輸出を開始。中央政府は直接販売を認めておらず、摩擦をうんできた。
一方、武装勢力は12日も南進を続け、首都バグダッド北方約90キロメートルにある町ドルイヤを新たに制圧した。イラク連邦議会は同日、マリキ首相が要請する非常事態の宣言について協議する予定だった緊急会議を開けず、延期となった。イスラム教シーア派の首相と対立するスンニ派会派の議員らがボイコットし、定足数を満たさなかった。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1203T_S4A610C1MM8000/?dg=1
===========================================================================================================
イラク 大規模衝突による混乱拡大懸念[NHK]
6月12日 18時22分
イラクでは、国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派組織が北部の都市を制圧し、首都バグダッドを目指して南下しているのに対し、マリキ政権は軍事作戦を本格化して反撃する構えで、大規模な衝突による混乱の拡大が懸念されます。
イラクでは、国際テロ組織アルカイダとつながりのあるスンニ派のイスラム過激派組織が北部で攻勢を強め、10日までに第2の都市モスルを制圧したのに続いて、その南のティクリットも制圧したとの情報もあります。
さらに、バグダッドから北におよそ100キロ離れたサマラ近郊でも、治安部隊との攻防が続いているもようで、過激派組織は11日、「戦いは今後、バグダッドでさらに激しくなる」として、首都バグダッドを目指して南下するという声明を出しています。
これに対しイラクのマリキ首相は義勇兵を募るなどして治安部隊を立て直し、モスルを奪回する軍事作戦を本格化する方針を示しているほか、欧米のメディアによりますと、アメリカに無人機による過激派組織への空爆を要請したものの、拒否されたということです。こうしたなか、バグダッド北東部のシーア派住民が多く住むサドルシティーでは11日、自爆テロが起き、少なくとも24人が死亡しました。
イラク北部ではモスルなどからすでに50万人以上の市民が避難していて、今後、大規模な衝突による混乱の拡大が懸念されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140612/k10015178711000.html
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。