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役者が大統領役を演じているような違和感がオバマにはある
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2014年6月12日 Darkness - ダークネス
アメリカのバラック・オバマが初めて大統領になったとき、「アメリカは黒人も大統領になれる素晴らしい国だ」と世界中がアメリカの偉業を絶賛した。
しかし、アメリカの黒人の知識人の一部は、そのとき、このような言葉を発していた。
「オバマは大統領になったのか。それとも、大統領にさせてもらったのか?」
表向きでは、アメリカの最高権力者は大統領ということになっている。しかし、今や多くのアメリカ人は裏に大統領よりもはるかに権力を持つ集団が存在すると信じている。
その存在は杳として全体像が見えないのだが、アメリカの政治・経済・教育・報道のすべてを掌握して、裏で利益誘導をしている組織であると言われている。
その裏側にいるのは、アメリカで早くから超金持ちとして君臨したロックフェラー、モルガン、メロン、デュポン、ヴァンダービルド、ハリマン、クーン・ローブ、ゲッティ、カーネギーのような財閥一族と、彼らと閨閥関係を持った人間たちであると言われている。
■財閥一族の多くは決して表に出てこない
こういった財閥一族の多くは決して表に出てこない。しかし、彼らの持つ財団やCFR(外交問題評議会)のような超党派機関は現代アメリカに強い影響力を持っている。
政治家の多くは、こういった財団が運営する大学で学び、こういった財団が運営する超党派機関に所属する。
そして、こういった財団の所属する企業の代理人となり、政治家となれば財団の利益誘導のために政治をする。
バラック・オバマ大統領もまた、こういった組織から出てきている人間であるのは言うまでもない。
日本人には、「財団」と聞けば、単なる慈善団体か、罪のない財産管理団体のように見える。しかし、アメリカでは、この財閥集団が所有する財団そのものが、政府を超越するほどの超絶的な富を蓄積している。
資本主義社会の牙城といえば、アメリカ株式市場である。ここに上場する多国籍企業の株式を、これらの財団が大量に所有しているのである。
それは、私たちが考える以上の複雑な構図になっている。
財団が所有する企業が、さらに別の企業の株式を所有し、その企業もまた別の企業の株式を所有する。そして、こういった企業の取締役に、財閥一族がひっそりと鎮座している。
取締役は企業の所有者であり、経営はしない。したがって、表に出てこない。しかし、所有者なのだから、名前が表に出てこない彼らが最も重要な役割を果たしている。
その裏側の権力集団が選挙や大統領を操作しているのであれば、アメリカで初めて「黒人大統領」が誕生したというのは、そこに何らかの意味があると考える人も多い。
■すべてを黒人のせいにされる恐れがあった
バラック・オバマが大統領になったのは、単にその時点で一番「利用しやすかった」からなのか、それとも「黒人だった」からなのかは、今でもよく分かっていない。
アメリカの黒人の一部は、オバマを大統領にすることによって、あまりにも格差が広がって貧困の中で爆発寸前になっている黒人層を「抑える」役割があったのではないかと考える人もいる。
実際、黒人のオバマが大統領になったことによって、「黒人の貧困層が貧困なのは差別が原因だ」という主張は成り立たなくなった。
「黒人でも大統領になっているではないか。お前たちが貧しいのは、努力が足りないからで、それは自己責任だ」
そのような論理が成り立つ。黒人が大統領になったというのは、黒人に夢を与えたと同時に、黒人の貧困は自己責任という意識も生まれるようになった。
だから、黒人の知識層は、「黒人を大統領にすることによって、アメリカの黒人が暴動を起こすのを抑制した」と考えている。
同時に、今の黒人層が恐れているのは、オバマ大統領が失敗することによって、「黒人を大統領にしたから失敗した」と、すべてを黒人のせいにされるというものだ。
ブッシュ大統領がいくら失敗しても「だから白人は」という陰口にはならないが、オバマ大統領が失敗したら「だから黒人は」と言われかねない。
バラック・オバマが黒人層の間で尊敬されていると同時に、未だに警戒されているのは、そういった理由もあるからだ。
大統領になったのか。大統領にさせてもらったのか。
■その時代の「使い捨て要員」だった可能性
実際、オバマ大統領は、アメリカがイラク・アフガニスタンの問題で泥沼に突き落とされ、しかもリーマン・ショックで世界経済が崩壊寸前になっている時期に大統領になっている。
一番、失敗しやすいときに大統領にされたと言ってもいい。
アメリカはリーマン・ショックの絶体絶命をベン・バーナンキFRB議長のかつてない金融緩和で乗り切ったが、これに失敗したらアメリカそのものが経済崩壊した可能性があった。
アメリカの真の支配層は、これでアメリカが崩壊したら、すべて「黒人大統領」のせいにできた。
「オバマという黒人大統領が失敗したからアメリカは崩壊した」と、すべてをバラック・オバマに責任をかぶせることができたのである。
ベン・バーナンキFRB議長の舵取りが成功するか失敗するかは当時は誰にも分からなかった。今でこそアメリカの株式市場は立ち直っているが、失敗する可能性もあったのだ。
オバマ大統領は、その時代の「使い捨て要員」だった可能性があった。少なくとも、一部の黒人たちはそのように信じており、それが故に黒人の立場はいまだにアメリカでは脆弱なままであるという危機感を強く持っている。
しかし、本当にそうなのかは誰にも分からない。
黒人大統領がアメリカの一番危機的な時期に出現したのは、本当にたんなる「偶然」だったのかもしれない。
まったく何の実績もなかった男が突如として現れて、メディアに持ち上げられて、いきなり大統領になれたのは、「たまたま」起きた現象だったのかもしれない。
面白いのは、バラック・オバマが当の黒人たちからも信用されていないということである。
オバマ大統領は、出自も、経歴も、何もかも曖昧模糊としている。誰もが知っているのに、誰も実態を知らない。尊敬される立場にあるのに、不信感を持たれている。
役者が大統領を演じているような違和感を多くの人が感じている。とても、奇妙な人間が、6年もアメリカのトップにあって、月日が経てば経つほど、世界中がこの男を信用しなくなりつつある。
役者なのか、大統領なのか。誰も分からなくなってきた。
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