(回答先: ＢＮＰ１兆円規模罰金か 仏大統領「不相応な額」 米大統領に懸念表明 投稿者 あっしら 日時 2014 年 6 月 07 日 01:40:43)

仏外相「米欧ＦＴＡに影響も」　ＢＮＰパリバ罰金問題［日経新聞］
2014/6/7 0:33 (2014/6/7 1:13更新)

　【ウィストレアム（仏北西部）＝竹内康雄】フランスの銀行最大手、ＢＮＰパリバに米司法省が法律違反を理由に100億ドル（約１兆円）規模の罰金を科すとの報道について、ファビウス仏外相は６日、米・欧州連合（ＥＵ）の自由貿易協定（ＦＴＡ）交渉に「悪影響をもたらすリスクがある」と述べた。同問題は首脳級でも議題になるなど、ウクライナ情勢で対ロシアの姿勢で結束が求められるなか、米欧関係に暗い影を落としつつある。

　外相は仏ラジオ番組で「ＦＴＡは互恵的な関係に基づくものだ」と語った上で「１つの欧州銀のケースが単独主義に基づくものならば互恵的とはいえず、ＦＴＡ（交渉）にも悪影響をもたらすリスクがあるのは明白だ」と訴えた。一方、ロイター通信は６日、罰金の額が160億ドルに膨らむ可能性があると報じた。

　米紙は５月下旬、ＢＮＰパリバが米国の法律に違反してイランやスーダンなど金融制裁対象国と金融取引し、米司法当局が罰金を科す検討をしていると報道。オランド仏大統領は５日の会談でオバマ米大統領に「不相応な額」と懸念を表明。ただオバマ氏は「米大統領は司法関連の手続きにかかわらない」として、距離を置く姿勢を示した。

　ファビウス外相は「もしＢＮＰパリバが困難な状態に陥れば、欧州と仏経済にとって深刻な影響がでる」とも表明。金融市場では、米紙の報道以降、パリバの株価は下落傾向にある。「罰金が報道通り決まれば、パリバの経営はもちろん、欧州の金融システムも打撃を受けることになる」(欧州系証券)と懸念する声も出始めている。

　ウクライナ情勢を巡ってフランスは、ロシアへのミストラル級強襲揚陸艦を契約通りに今秋に納入する方針を崩していない。これに対し、オバマ米大統領は「中断すべきだ」と不快感を表明。対ロ関係を巡る両国の温度差が目立ってきた。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM06035_W4A600C1FF2000/?dg=1

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