http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/744.html
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13年1月、アルジェリア南東部のイナメナス天然ガス採掘施設で武装集団の襲撃による人質事件が起き、日本人10名を含む39名が犠牲となった(とされる。日本人以外は?)。
この事件以後、フランスがマリ政変に軍事介入したり、ボコ・ハラムによる女子学生誘拐事件などサハラ地域がにわかに脚光を浴びるようになった。
紹介させていただく研究論文は、欧米的世界観が下敷きになってはいるが、日本語の資料としてまとまったものが少ないなか、歴史を踏まえつつ現状が包括的に書かれた貴重なものとして参考になると思われる。
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平成25年度外務省外交・安全保障調査研究事業(調査研究事業)
サハラ地域におけるイスラーム急進派の活動と資源紛争の研究
―中東諸国とグローバルアクターとの相互連関の視座から―
平成26年3月
公益財団法人日本国際問題研究所
http://www2.jiia.or.jp/pdf/resarch/H25_Sahara_Region/H25_Sahara_Region.pdf
目 次
序 章 サハラ地域におけるイスラーム急進派の活動と資源紛争の研究
私市 正年・貫井 万里•••••••••••• 1
第1章 アルジェリア政治体制の安定化とサハラ・サーヘル地域の不安定化
私市 正年•••••••••••• 7
第2章 エジプトのイスラーム主義運動とサハラ地域との関係性
横田 貴之•••••••••••37
第3章 北アフリカのイスラーム急進派「マグリブ・イスラーム諸国のアル=カーイダ」
のウェブ上の声明分析−マリ紛争に関する声明の翻訳を付して−
若桑 遼•••••••••••••••45
第4章 マリの歴史と社会におけるトゥアレグ人の位置
−生態学的適応・生業分化・人種的表象−
坂井 信三•••••••••••63
第5章 イスラーム組織アンサール・アッ=ディーンの指導者イヤド・アグ・ガリ
茨木 透•••••••••••••••77
第6章 サヘル地域の紛争と国際資源開発−ニジェールを事例として−
吉田 敦•••••••••••••••87
第7章 開発の現場から見たマリ、サヘル情勢
飯村 学•••••••••••••••99
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