http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/658.html
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「ロシアで遺伝子組み換えに関連する行為はテロリストの行動と見なして規制する法案:印鑰 智哉氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14231.html
2014/5/22 晴耕雨読
ロシアで #遺伝子組み換え に関連する行為はテロリストの行動と見なして規制する法案が出てきたが、その文脈を考える。 https://t.co/ZXBGAHPgdh
中国でも権力中枢の近くから #遺伝子組み換え に対する反対の声が出るようになってきている。
中国の軍事科学アカデミーの副学長のならす警鐘 https://t.co/n5PnDkP8t7
遺伝子組み換え は安く楽に作れる、というのが推進側の宣伝文句だった。
「原発は安い」と同様にそのウソもバレ、作るのに高く、売るときは安くなるGMに南北米大陸の生産者からは愛想が尽かされ始めた。 https://t.co/TUi5pSdnky
ブラジルで害虫が食べたら死ぬはずの #遺伝子組み換え Btコーンの効力が失われ、多大な被害が農家に課されている。
モンサントは沈黙し、対策は出されない。
市場独占なければとっくに終わっているGMも、独占ゆえに転換が困難に。 https://t.co/CMKkajJLGE
フィリピン・ミンダナオの先住民族の村で農薬により7人が死亡、100人が入院するという惨事。
原因は上流の #遺伝子組み換え トウモロコシに撒かれた除草剤やさ殺虫剤か? 英語 http://t.co/B5LfjtDhxR 報道されない犠牲が他にどれだけあるだろう?
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https://t.co/ZXBGAHPgdh
ロシアで ?#?遺伝子組み換え? に関わる行動はテロリストの行動として取り締まる法案が提出された。すでにロシア政府は遺伝子組み換え作物の植え付け許可を3年間凍結(実質的な禁止)に踏み出しており、この法案はさらに遺伝子組み換えを法律で禁止しようというものだが、その法案の有効性に対しては懐疑的な見方もあるようだ。
ロシアはかつてソ連時代に集団農場化に踏み出すが、その失敗もあって、実は家庭農園が支える割合がひじょうに高い世界的な有機農業大国でもある。しかしWTO加盟と共に遺伝子組み換え作物の輸入は年々高まっており、WTOに対して国内での遺伝子組み換え耕作許可を行う期限としていた6月前に、遺伝子組み換え作物の安全を保つインフラ整備が遅れているという口実で3年間承認を遅らせるという発表を行った。
遺伝子組み換えを禁止することはWTOの禁止する貿易障壁と見なされる可能性があり、3年間のモラトリアムはその法的整合性の下で追求された実際的な禁止策であったようだが、このGM=テロリスト法はWTO問題をどうくぐり抜けようとするものなのか、わからない。
遺伝子組み換え耕作を禁止するGMOフリーゾーンは世界で増え続けており、国として遺伝子組み換えのモラトリアムを行っている国もある(ペルー、フランス、イタリアなど)。しかし、それを塞ぎ込もうとする体制がいつの間にか整備されているわけだ。
その中でのロシアの動きは注目に値する。
http://rt.com/news/159580-russia-anti-gmo-activists/
http://voiceofrussia.com/news/2014_05_15/GMO-related-activities-to-be-considered-as-terrorist-acts-in-Russia-9062/
いずれにしても自由貿易体制がさらに固められていくことで、遺伝子組み換えに反対することがより困難になることは明確。
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https://t.co/n5PnDkP8t7
中国の軍事科学アカデミーの副学長が ?#?遺伝子組み換え? の危険に警鐘をならし、早急な根本的調査を行うことを求めたが、その論文の英語全文訳が公開された。
人民政治協商会議でもGM規制が提案され、GMOの研究予算が過去4年間で80%減少するなど、独自のGM技術の展開を進めようとしてきた国で大きな変化が起こっているが、権力中枢に近いところに批判的な意見が増えているという印象を持つ。
一方で、推進派がいなくなったわけではなく、その動向は依然わからないところが多い。
またすでに遺伝子組み換え米の遺伝子汚染などもコントロール不能な状態に陥っているという情報もあり、今後の動向が気になる。
中国の軍事科学アカデミーの副学長が
Chinese official lambastes GMOs, calls for immediate studies
http://www.examiner.com/article/chinese-official-lambastes-gmos-calls-for-immediate-studies
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https://t.co/TUi5pSdnky
Friends of the Earth Internationalの研究レポート、論点を再掲。
・ 遺伝子組み換えを栽培している農民は世界の1%未満
・ 遺伝子組み換え栽培を受け入れる国の数は減少した
・ 遺伝子組み換え作物は従来作物よりも高くつく
http://www.arc2020.eu/front/2014/05/what-the-industry-does-not-tell-us-about-gm-crops-new-foe-report-who-benefits-from-genetically-modified-crops-report/
特に最後のものは決定的。特に農薬耐性雑草が多くなってきた米国や南米ではより多くの除草剤が必要となり、GM種子の価格も高騰し、結局、安く楽に作れると宣伝された遺伝子組み換えはそれを裏切り、非遺伝子組み換えに切り替えを要望する農家の数は増えている。
ブラジルでも実際に数字でGM大豆が従来大豆よりも高くなっていることが報道されている。作るのによりコストがかかり、売るときには安くしか売れない、特に穀物生産は単価が低く、コスト問題は深刻なので影響は小さくない。
https://www.facebook.com/InyakuTomoya/posts/785784951448337
問題は圧倒的にGM大豆に支配されてしまった地域では転換が容易ではないこと。
・ 非遺伝子組み換え大豆を作っても、遺伝子組み換え大豆の供給網に支配され、分離して運ぶインフラを確保できない
・ 種子が買えない
・ 非遺伝子組み換えで使っていた農薬が買えない
・ 長年のGM栽培により土壌中のバクテリアや益虫の減少などの生育条件が悪化し、大量の化学肥料、農薬を前提にした穀物しか育ちにくくなってしまっている
遺伝子組み換え問題と原発問題はさまざまな類似性があるけれども、原発は安い、と同様に、遺伝子組み換えは安い、というのがこうあっさり事実により覆されるというのはある意味驚きだ(もちろん推進側は認めていないとしても、その事実が報道され始めている、ただし日本外)。
長期的な環境被害、社会への被害のコストは考慮に入れられていない商業ベースの試算ですら、もうすでに高くなっている。さらにそうしたコストを入れた時に、圧倒的に高すぎて、割に合わないはずなのだけど、まずは前者の商業ベースでの計算により、多くの農民がそっぽをむき出すということは重要なポイントになるだろう。
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