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本格的な反撃に出てきたプーチン大統領
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4677100.html
2014年05月16日 NEVADAブログ
プーチン大統領は、本格的に西側に反撃してきています。
スロバキアの首相はプーチン大統領が『ウクライナが未払いのガス料金を払わない場合、6月1日からヨーロッパ向けのガス供給を停止する』と通告されたと発表しており、この通告は複数の国になされたとしています。
ウクライナ経由のガス供給が止まれば、ヨーロッパはガス供給のほぼ50%を失います。
残りは、ノルドストリームと呼ばれるバルト海経由がありますが、これは最後の切り札として温存しているようで今のところ、言及はありません。
ガス供給の50%を失うヨーロッパはどうするでしょうか?
ウクライナのためにヨーロッパ全体が犠牲になる今の構造を果たして受け入れられるでしょうか?
そして50%のロシア産天然ガス削減で、カタール産天然ガスに需要が高まるのは必然であり、そうなれば、カタール産天然ガスに依存している日本はどうなるでしょうか?
価格上昇は当然として、供給量を削減されることもあり得ます。
ウクライナを守るコストと自国が犠牲になるデメリットを考えた場合、どちらが被害が大きいか為政者が考えれば安易にわかります。
莫大なコストを払ってまでウクライナを支援する必要があるのか西側が本気で考えれば、プーチン大統領はウクライナ問題では全面的な勝利となります。
その時期が近づいてきていますが、ではいまさらヨーロッパ・西側がウクライナを”放棄”できるでしょうか?
「前門の虎、後門の狼」(英語では、前に絶壁、後ろに狼という表現になります)という状況になりつつあり、ヨーロッパ首脳は今、オオカミを如何になだめるか頭を抱えているはずです。
アメリカはガス問題ではロシアから供給を受けておりませんので関係ありませんし、制裁もアメリカには殆ど影響がありませんから、ウクライナ・ヨーロッパ間で解決すればとなります。
ウクライナを支援している日本ですが、ロシアから強烈な制裁を受けるのか、それとも鼻薬をかがされ飛んでいき、西側の裏切り者として世界中から見放され、そして挙句の果てにロシアから捨てられるのか、どちからでしょうが、プーチン大統領が切るカードは果たしてどれだけの切れ味があるでしょうか?
西側の全面敗北の時期が迫ってきていると言えます。
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