http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/628.html
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転載する記事が載っている『ニューズウィーク日本版』にも、朝鮮中央通信が配信したオバマ大統領への侮蔑的記事に対する米国政府の反応ぶりが書かれている。
【引用】
「北朝鮮の国営メディアは大げさなことで有名だが、これはあまりに醜悪で無礼だ。
ケイトリン・ヘイデン米国家安全保障会議(NSC)報道官―オバマ大統領を差別的に罵る朝鮮中央通信の記事に抗議して。
「卑劣な黒いサル」「アフリカの動物園でサルと一緒にパンくずでもなめていればい い」など罵詈雑言が並んでいる」(『ニューズウィーク日本版』2014−5・20 P.5)
このオバマ大統領を差別的に罵る朝鮮中央通信の記事は、いくつかの点で奇妙である。
朝鮮中央通信のサイトは、ハングル・英語・中国語・スペイン語・日本語の各バージョンがあるが、ただたんにハングル版の記事を各国語に翻訳したものではなく、ハングル版と他の言語版では掲載されている記事も異なる。
オバマ大統領を侮蔑的に罵っている記事はハングル版のみに掲載されている(5月2日配信)。その記事をあまり広めたくなかったという思いが透けて見える。
また、韓国や米国さらに日本に対する非難の記事は、外務省のスポークスマン(代弁人)など国家機構の名や朝鮮中央通信の論評として配信されるのが通例だが、オバマ侮蔑記事は、「海洋局部員 ジョンヨウングク」(自動翻訳)の個人名で配信されている。
米国支配層に過剰なまでに気を遣う日本政府だが、オバマ侮蔑記事が話題になった後の11日に、「日朝外相会談の打診検討」というリークを行っている。オバマ侮蔑記事が、“深刻な”意味を孕むものであれば、日本政府からそのような話が出てくることはないだろう。
最後の疑問は、好き嫌いは別として、共産主義を信奉している北朝鮮は、オバマ侮蔑記事のような人種にかかわる表現を使った非難を避けるはずなのに醜悪な表現の非難記事を配信したことである。
北朝鮮なりの価値観は、転載する「北朝鮮が糾弾する「生き地獄」アメリカの実態」でも、米国の人種差別を問題視していることでも推測できる。
オバマ侮蔑記事がどのような意図をもって配信されたものなのかは、しばらく経たなければわからないと思う。
金正恩第1書記が“激太り”しているということも話題になっているが、映像を見る限り確かに、これ以上太ると背中を支えて貰わなければ歩けないのではと思わせるほどである。
祖父、父を思い出すとこの一家が太りやすい体質の系統と推測できるので、美食や飲酒に走れば“激太り”は避けられない。
チェーンスモーカーと言えるほどの愛煙家らしいので、心臓疾患のリスクは高まっているだろう。
ドイツのメルケル首相は、食べ物を周辺から遠ざけるなどの努力を重ねて、この半年で10Kgほどの減量に成功したそうだ。
※ 関連投稿
「オバマ米大統領を「卑劣な黒いサル」 北朝鮮の差別表現論文に米国憤慨(SankeiBiz)」
http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/596.html
「金正恩の体重が急増中。大丈夫?」
http://www.asyura2.com/14/asia15/msg/246.html
投稿者 で爺 日時 2014 年 5 月 14 日 11:49:21: tYZleDTpDNY.U
「政府、日朝外相会談の打診検討 8月の国際会議を機会に」
http://www.asyura2.com/14/senkyo165/msg/392.html
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『ニューズウィーク日本版』2014−5・20
P.19
「北朝鮮が糾弾する「生き地獄」アメリカの実態
人権侵害の数々を国連から非難された国が開き直って発表した調査結果に三分の理あり?
国連は今年2月、北朝鮮における人権侵害に関する調査結果を発表。その惨状は「現代世界に類のない」ものだと断定した。
これに反発する北朝鮮は、史上最悪の人権侵害で肩を並べる国があると指摘した。やり玉に挙がったのはアメリカだ。
北朝鮮政府のお抱えメディア、朝鮮中央通信(KCNA)は4月末、アメリカこそ「生き地獄」だとする独自の調査結果を伝えた。その結論は「アメリカは世界最悪の人権侵害国であり、人間の生存権のツンドラ地帯だ」というものだった。
何ともひどいでっち上げ……と、言い切れない指摘も実はある。いくつか見てみよう。
■「アメリカの正体が人種差別王国であることは、フロリダ州で無実の黒人少年を射殺した白人警官が昨年、無罪評決を受けたことで明らかになった」
被告のジョージ・ジマーマンが警官という説明は間違っている。ただし、差別的な評決という見方に同調するアメリカ人は大勢いるだろう。
■「国民の52%がいまだに人種差別があるとし、46%がさまざまな差別は永遠になくならないとみている」
最初の数字はむしろ楽観的だ。昨年6月のピュー・リサーチセンタ一による世論調査では黒人の88%、白人の57%が、アフリカ系アメリカ人はある程度差別されていると答えた。
2番目の数字は、CBSニュースの世論調査の引用だろう。そこでは白人の60%、黒人の55%が人種間の関係は「おおむね良好」と回答したが、全体の46%(白人44%、黒人61%)が人種差別は永遠に続くとしている。
■「昨年の住宅価格は前年比11.5%上昇し、今年1月には前年比13.2%上昇。多くの人がホームレスになった」
連邦住宅金融局(FHFA)の資料を見ていないらしい。確かに13年第1四半期の住宅価格指数(借り換えを含む)は、前年同期より2.32%高かった。今年2月の住宅価格指数(季節調整済み)は前年同期比6.9%の上昇。だが北朝鮮が言うほど急上昇はしていない。
■「昨年、貧困層の数は4650万人に増加。ニューヨークでは市民の6人に1人、子供の約20%が飢餓状態にある」
国勢調査局の統計をそのまま使ったようだ。昨年9月の同局の発表によれば、実際に4650万人が貧困ライン以下で生活している。また市民団体「ニューヨーク市飢餓対策連合」によると、約20%の子供が家庭で満足な食事を与えられていない。
■「米政府は国民および外国人の動向すべてを監視している」
確かに、それで騒動になった。
■「一部の州で武器規制が緩和され殺人事件が増えた。今年は全米で銃犯罪が増加し、軍基地内でさえも同様だ。国連は4月10日に殺人事件の発生率はアメリカが世界最高だと発表した」
この主張は怪しい。銃関連の暴力について、信頼性の高い統計はない。確かに過去1年間で多くの銃犯罪があった気はするが、ピュー・リサーチセンターの調査では(11年が最新)、93年から50%近く減少している。ただし一般的に、人々はそれを実感していないともいう。
国連発表のくだりは大間遠い。1位ホンジュラス、2位ベネズエラだ。ほかにも上位にアメリカ大陸諸国が並んではいるが。
■「アメリカの囚人数は世界最高の220万人」
国際刑務所研究センター(ロンドン)が報告したとおりの数字だ。どうせなら、1020万人といわれる世界全体の収容者の4分の1近い数字だと指摘すればよかったのに。
以上が「生き地獄」アメリカの現実だ。それでも北朝鮮に移住したいとは思わないが。
ジェス・ジマーマン」
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