http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N4M7CU6K50XT01.html

４月25日（ブルームバーグ）：北朝鮮の国防当局者２人が、スイス国防省が費用を負担する研修に2011年から毎年参加していたことが明らかになった。研修の実施主体であるジュネーブ安全保障政策研究所（ＧＣＳＰ）の広報担当者が電話取材で確認した。

ＧＣＳＰは各国政府や軍当局者、外交官、国際公務員を対象に国際平和・安全保障分野の研修を行っている。広報担当アントワーヌ・タルディ氏は「２人はジュネーブに今も滞在している」と述べ、コースは「間もなく」終了する予定だと説明した。

タルディ氏によれば、北朝鮮の国防当局者２人は現在、平和維持や軍備縮小、食糧安保といったテーマを研究する安保政策の国際研修コースに参加。スイスのＲＴＳ放送（オンライン版）は24日、北朝鮮のプログラム参加費用として、スイス国防省が年間約15万スイス・フラン（約1740万円）を支出していると報じた。

金正恩第１書記は、1998年から2000年までスイスのプライベートスクールで学生生活を送った。

原題：Swiss Defense Ministry Finances North Korea Army Training(1)（抜粋）

記事に関する記者への問い合わせ先：ﾁｭｰﾘｯﾋ Corinne Gretler cgretler1@bloomberg.net;ﾁｭｰﾘｯﾋ Carolyn Bandel cbandel@bloomberg.net

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更新日時: 2014/04/26 11:25 JST 　

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