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小泉純一郎が北朝鮮と交わした密約とは
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これだけ世界情勢が緊迫化して、日本経済にも株式市場にも暗雲が垂れ込めているなかで、何でこんな「古臭い話」なのか?と考えられると思います。しかしまさに現時点において、ロシア制裁にも日米韓首脳会談にも負けないほどの影響を水面下で日本の政治に与えているのが、この小泉純一郎が北朝鮮に残した「ツケ」なのです。
ずっと前から書こうと思っていたテーマですが、ちょうど横田さんご夫妻がモンゴルでお孫さん(めぐみさんの娘さん)一家と会われたことや、時を合わせて日朝・局長級協議が再開されそうなことは、間違いなく「全く水面下で巨額資金援助と引き換えに拉致問題が完全に幕引きされてしまう」大変危険な兆候であることがはっきりとわかるのです。
つまり現時点こそ、小泉純一郎が北朝鮮と交わした密約を「しっかり」と理解しておかなければ、またぞろ「うやむや」のうちにすべてが終わってしまうのです。
この密約について本誌は以前から把握していたのですが、たまたま青山繁晴氏が解説しているところがユーチューブにアップされていますので併せて聞いてみてください。最初の1分40秒ほどは飛ばしても結構です。
ユーチューブ「小泉純一郎が北朝鮮と交わした密約とは」
さて小泉純一郎とは2001年4月から2006年9月まで5年半の長きにわたり首相を務めました。その間に全く意味のない「痛みを伴う改革」で日本経済をどん底に突き落とし、また国民の財産である郵貯・簡保資金を米国に差し出すための「郵政民営化」を、衆議院を解散してまで強行してしまった近年最悪の首相ですが、なぜかいまだに人気があります。
その人気の大きな理由が、2002年9月と2004年5月に北朝鮮を訪問して拉致被害者5名を帰国させたことであるはずです。つまり小泉純一郎のおかげで拉致被害者が5人帰国できたと「信じさせられて」いるのです。
このときに国民に知らされていない北朝鮮との「密約」が2つありました。
1つ目は、帰国した5名はあくまでも「一時帰国」であり、しかるべき後に北朝鮮に返すことになっていました。そのために5名の家族は北朝鮮に人質として留め置かれたのです。
これについてはその直後から、田中均・外務審議官(当時)らが「北朝鮮との信頼関係が壊れる」と強硬に北朝鮮に帰国させようとしたのですが、小泉訪朝にも同行していた安倍晋三官房副長官(当時、現首相)らが強引に阻止しました。5名のご家族はその後、何とか無事に帰国されています。
安倍首相が昨月6月に、東京大学公共政策大学院特任教授と日本総合研究所国際戦略研究所理事長に「天下っている」田中均氏に対し、「こういう人に外交を語ってほしくない」と非難したのは、このような背景があったからです。
2つ目の密約はもっと凄くて、それでもって北朝鮮系信用組合の破綻処理に1兆円をこえる公的資金を投入させたことです。そもそも北朝鮮系の信用組合は、その預金の「かなりの部分」を北朝鮮・金王朝への不正送金あるいは日本での非合法活動資金に充てていました。
その原資は北朝鮮系のパチンコ経営者などの預金ですが、その当然に毀損している預金を「日本の公的資金で全額保護してしまった」のです。投入された公的資金の総計は1兆3600億円ですが、そのうちの1兆500億円は小泉純一郎の時代に投入されています。
もともと小泉純一郎が郵貯・簡保を民営化したのは、米国のためだけではなく銀行を競争上有利にしたい旧大蔵省のためでもありました。つまり小泉純一郎は旧大蔵省に大変に影響力があり簡単に公的資金投入を指示できたのです。すべて「拉致問題を進展させた英雄」のイメージのためでした。
この投入された1兆円以上の公的資金がどれほど毀損したかは、実は全く明らかにされてません。整理回収機構が627億円の債権回収のために朝鮮総連ビルを競売にかけていますが、この627億円とは正式に整理回収機構に譲渡された債権分だけで、全体の国民負担の「ごく一部」のはずです。
その「ほんの少しの回収」のための朝鮮総連ビルの競売まで、北朝鮮は不明朗な応札で露骨な時間稼ぎをしていたのですが、先日2回目の応札でモンゴル企業の50億円に次ぐ22億円で応札していた四国のマルナカに売却されることになったようです。
ここから(たぶん)北朝鮮はほんの2〜3名の拉致被害者を追加帰国させるだけで、日本政府は決して国民に知らされない巨額資金援助とマルナカの応札辞退でもって「拉致問題の完全解決」とされてしまう恐れがあります。
拉致被害者は政府公認だけで17名、限りなく拉致が疑われる特定失踪者だと868名もいます。先日その特定失踪者の中にたった1名だけ日本で殺害された方がいらっしゃったことをアントニオ猪木議員が「こんないい加減なことでは北朝鮮に失礼だ」と鬼の首を取ったように発言していました。
安倍首相は、この件に関しては強硬姿勢を貫くはずですが、周りは(日本のですよ!)敵だらけのようです。
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