http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/378.html
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MH370便の行方について情報収集能力がほとんどないマレーシア政府は、国際的な思惑に振り回されているようだ。
今朝、BS1で放送されたCCTV系「東方ニュース」(上海)は、マレーシア政府がMH370便の捜索対象海域を北東1100Km動かすことになった経緯を説明するなかで、中国政府が提供した衛星画像データが間違っていたために、捜索対象海域が元のパース沖南西2500Kmになってしまったと語ったことを報じ、中国外交部が反論したことを伝えた。
哀れと言えば哀れなのだが、マレーシア政府は、行方不明になったMH370便に関する“一次情報”をほとんど入手できておらず、英米中仏豪などの諸外国から伝えられた二次情報を基に、記者会見や乗客家族への説明を行っている。
MH370便が、アンダマン海からインド洋を南下し南氷洋近くまで7時間近く飛行していたという“判断”も、英米当局の“判断”とそう判断した簡単な根拠を伝えられたことで行ったものである。
捜索対象海域を北東方向に1100Km動かすことになった理由が中国政府が提供した衛星画像データの誤りにあるかのように語ったのも、英米豪いずれかの当局による“入れ知恵”だと推測する。
個人的には、北京に向け北北東に針路をとっていたMH370が、マレー半島を抜けたあと西に進路を変えマレー半島を再び横断しアンダマン海に向かったというマレーシア軍レーダー情報も“あやしい”(存在しないデータ)と思っている。
詳細は落ち着いてから書きたいと思っている。簡単に説明すると、8日未明の失踪から12日までは南シナ海を捜索海域として各国が協力して捜索にあたった。マレーシア当局が、MH370便が西に進路を変えたとし、捜索海域をアンダマン海からマラッカ海峡に変更したのは12日になってからである。
普通に考えれば、マレーシア軍がレーダーでMH370便を探知していたなら、即時とは言わないが、8日夕方か9日午前中にはその情報が出てきたはずだとわかる。
北京で行われている乗客家族向けの説明会も、昨日は、マレーシア当局のデタラメな説明に業を煮やした乗客家族全員が説明会をボイコットしたため、メディア関係者のみを対象としたものになっている。
何度か書いてきたように、MH370便がインド洋を南下したという情報は、パースにある米国機関のレーダー&聴音装置基地に由来するものである。
MH370便の乗客を発見し原因を解明するためのブラックボックスを回収するためには、“墜落位置”情報を掴んでいる米国当局の真摯な対応が必要なのである。
(インド洋南下の情報源はパースのレーダー基地だが、だからといって、ほんとうにMH370を捉えていたのかどうかは不明)
※ 参照投稿
「不明マレーシア機とみられる「残骸」、豪南西沖で捜索続く:衛星画像は後付け:駐豪米国機関がレーダーと聴音装置で探知」
http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/310.html
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