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パース南西沖2500Kmあたりで大きな漂流物が見つかったが、それがMH370便のものかどうかはともかく、積載燃料から導き出された到達可能範囲ということで衛星画像を必死に分析することで見つかったわけではないようだ。
これもそれがMH370便かどうかはわからないが、MH370便が行方不明になってから数時間(7時間?)後に、パースに駐屯している米国機関が、北から南に飛行する民間旅客機をレーダー及び聴音装置で探知したことが、パース南西沖合2500Kmで漂流物が見つかるきっかけだった。
あの海域は、民間旅客機が飛行するルートではないし、軍用機もほとんど飛行しないはずだから、ある時間帯(行方不明後7時間までのあいだ)にそれなりの大きさの飛行物体を探知したら、MH370便と結びつけて考えるのは自然である。
パースにある米国の最新鋭のレーダー及び聴音装置施設は“秘密”であり、米国政府は、その所在と能力を知られることを嫌って曖昧なかたちでことを進めていると推測できる。
ほんとうにMH370便だったかどうかはともかく、パースに駐屯している米国機関は、MH370便が行方不明になったことが明らかになった時点からほどなくして、8日のある時間帯に南氷洋に向かっている飛行物体がMH370便であった可能性に気づいたと思われる。
米国政府は、MH370便が行方不明になった8日未明から4日後の12日、マレーシア政府に対し、MH370便が“オーストラリアの西側沖合”を飛行していた可能性を伝えたという。
一次情報に乏しいマレーシア政府は、それも一つの可能性として“北回廊”と“南回廊”の二つを重点捜索範囲として公表するようになった。
マレーシア政府が米国とオーストラリアにパース沖海域の捜索を正式に依頼したのは17日とされる。
そして、20日になって、オーストラリアのアボット首相が、MH370便のものかもしれない2つの物体がインド洋上で発見されたと発表した。
ここまでくると、MH370便の行方不明についてはあらゆる可能性を排除できないが、北京行きでありながら、到達範囲に空港がない南氷洋に向かっていたとすれば、“操縦者”が、“死地”を求めて飛行を続けたか、死にきれずにそこまで飛行したかのいずれかではないかと思えてくる。
しかし、そう考えても、MH370便が南氷洋に向かって飛行していたという説をすんなり受け容れることは難しい。
※ ここに書いた情報は、昨日(21日)朝、NHKBS1で放送されたドイツ「ZDFニュース」とアメリカ「ABCニュース」に依拠してざっとまとめたものです。
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不明マレーシア機とみられる「残骸」、豪南西沖で捜索続く
2014年 03月 21日 15:58 JST
[パース/クアラルンプール 21日 ロイター] -消息不明となっているマレーシア航空(MASM.KL: 株価, 企業情報, レポート)370便に関連すると思われる2つの物体が南インド洋で20日に見つかり、翌日の21日も捜索が続けられているが、いまだ発見には至っていない。
20日は悪天候に見舞われ、捜索が難航したが、オーストラリア海洋安全庁(AMSA)によると、同国主導の捜索隊が21日、西部パースから南西約2500キロの海域に哨戒機など5機を向かわせた。また、ノルウェーの商船が捜索を続けているほか、他の船も21日に現場に到着する予定だという。新華社は中国の砕氷船も捜索に当たると伝えている。
オーストラリアのアボット首相は、訪問先のパプアニューギニアで記者団に対し、現場は地球上で最も近づきにくい地域だとしたうえで、「そこに何かあるのだとしたら、われわれはそれを見つけるだろう」と語った。
捜索に詳しい関係筋によると、衛星画像に写し出された物体が不明のマレーシア機かどうか判明するには「数日」かかる可能性があるという。
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http://jp.reuters.com/article/jp_accidents/idJPTYEA2K01I20140321
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