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消息不明マレーシア機 急浮上する「機長による政治テロ説」
http://gendai.net/articles/view/news/148866
2014年3月20日 日刊ゲンダイ
機長宅からパソコンを押収/(C)AP
乗員・乗客239人を乗せたマレーシア航空MH370便が南シナ海で行方不明となってから、20日で12日が経った。マレーシアをはじめ世界26カ国が、中央アジアやインド洋など広範囲で捜索活動を続けているものの、依然として有力な手掛かりは発見されていない。「ハイジャック説」「事故説」など情報が錯綜しているが、そんな中、急浮上してきたのが機長による政治テロ説だ。国際ジャーナリスト・春名幹男氏はこう見ている。
依然消息不明のマレーシア航空機。ナゾの焦点は、機長の政治活動と、極めて不可解なマレーシア政府当局の対応に集中している。
■不可解な政府当局の動き
ベテランの操縦士、ザハリエ・シャー機長(53)が意図的に機体の位置情報を隠した可能性は、意外な形でナジブ首相らから明らかにされた。
首都クアラルンプールを出発したのは8日午前0時41分。
約40分後、マレーシア航空管制当局から「次の管制当局はベトナム」という音声交信に対して、機長か副操縦士が「オーライ、グッドナイト」と答えたという。
実はその前に航空機の状況に関する情報を伝えるACARSというシステムは切られ、音声交信とほぼ同時期に、SOSを知らせるトランスポンダーも切断されたという。
ACARSやトランスポンダーの切断は当然、操縦席で分かることだが、音声交信では報告が全くなかったため、意図的切断とみられているのだ。
しかし、それ以上に不可解なのは、マレーシア政府当局の動きだ。
機影が消えた8日以後1週間にわたって、マレーシア当局は東部の南シナ海海上ばかりを捜索。ACARSやトランスポンダーの件は15日、首相の記者会見で初めて明らかにされたのだった。
これを受けて、マレーシア警察当局は機長と副操縦士の自宅を捜索、機長自身が組み立てたフライトシミュレーターを調べる騒ぎにも発展した。
■フライト前日に家族は移動
しかし実は、警察はその数日前に、機長宅から2台のラップトップコンピューターを押収していた、と英紙デーリー・メールが特ダネを伝えた。
同紙はまた、ザハリエ機長が、「野党指導者のアンワル・イブラヒム元副首相の熱狂的支持者」との事実も明らかにした。
アンワル氏(66)は1998年、腐敗を批判して当時のマハティール首相と対立。「権力乱用」で有罪判決を受け、6年間服役した。今は、事務所の男性スタッフに対する「異常性行為罪」に問われ、7日の2審判決で無罪の1審判決を取り消され、禁錮5年の実刑判決を言い渡されたばかり。
英紙ミラーによると、この日ザハリエ機長の妻と3人の子どもは家からどこかに移動した。そして翌日、運命のフライトとなったのだ。
機長が乗客を人質にしてアンワル無罪を要求、政府がこれを拒否して、交渉がもつれる間に機体は墜落――というシナリオならナゾ解きは可能かもしれない。
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