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14:00
ウクライナ東部はクリミアに続くか[ロシアの声]
ウクライナでは自分達の主権を求める動きが勢いづきそうだ。クリミアに続き、ウクライナ中央政府、つまりキエフ当局から、より大きな自由を得たいと国の南東地域から声が上がっている。
確かに今のところ、キエフ当局には、さらなるウクライナの解体を阻止し得る改革実施のチャンスが、まだ残ってはいるが、予断は許さない。
先週の土日、南東部のドネツク(ドネチク)では、ウクライナの新政権に反対する人々による大規模な集会が開かれ、参加者は口々に、自分達は連邦の一主体として、しかるべき権利を獲得すべきだと訴えた。またドネツクの人々は、直接選挙による知事選び、地域当局の経済的権限の拡大、第二公用語としてのロシア語の地位確立なども求めた。 一方、東部のハリコフ(ハルキフ)では、集会の中で住民の間から、クリミアのような住民投票実施の声も上がった。
ロシア・ユーラシア調査センターのウラジーミル・コルニロフ所長は「実際上こうした反応は、キエフ当局の長年にわたる近視眼的な政策の結果である」と考えている―
「1994年にはすでにドネツク州で住民投票が行われ、参加者の9割がウクライナに連邦制を導入する事に賛成しました。そして長年にわたり、良識ある政治学者達は、ウクライナの政治家達に、連邦化の問題を先延ばしにすればするほどウクライナが今ある国境線の中に留まれるチャンスは小さくなってゆくと言ってきました。クリミアでの出来事は、この警告を証明するものです。もしこれからもキエフの中央政府が、この問題を先延ばしにするのなら、遅かれ早かれ、ドネツクやハリコフ、そしてウクライナ南部でクリミア的シナリオが提起されるでしょう。」
しかし今のところ、そうした地域がウクライナの構成体から離脱してロシア連邦に編入するといった声は、ピークには達していない。
ロシアの政治学者チモフェイ・ボルダチョフ氏は「ウクライナのさらなる解体を未然に防ぐために必要な措置を講じるチャンスが、まだキエフ当局に残っている」と見ている―
「ウクライナ東部地域の人達は、第一にまず、自分達の声を聴いてほしいと願っているのだと思います。こうした地域が、ウクライナからの離脱を目指しているとは思いません。彼らは、文明化されたウクライナ連邦の創設を目指しているのだと考えます。」
さてロシアだが、こちらも、ウクライナの新しい地域をすべて獲得して国を拡大したいなどと言う熱い願いは持ち合わせていない。
一方欧米諸国は、クリミアの住民投票の結果を決して認めないと言ってはいるが、今のところロシアに対する本当の意味での厳しい制裁は導入していない。世界のグローバル化で経済の相互依存が進んだために、大それた制裁措置など講じれば、それはそのままブーメランのように戻ってきて自分達が大きな損失を被る事を知っているからだ。
http://japanese.ruvr.ru/2014_03_18/269772597/
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