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ジュリー・ハイランド
Global Research、March 06、2014
World Socialist Web Site
ウクライナ・フアシスト
アメリカが支援したウクライナ・クーデターにおけるファシストの関与を否定したり、彼らの役割を、取るに足りない枝葉末節であるかのように描き出したりする、政治的に悪質なマスコミのプロパガンダ攻勢が進行中だ。
例えば、ニューヨーク・タイムズは“ウクライナのロシア人に対する差し迫った脅威というプーチンの主張は根拠がない”と主張し、イギリスのガーディアンは、クリミアでの出来事は“革命派ファシストの一団による攻撃を防ぐための”取り組みだという主張は“空想”だとはねつけ、“世界中のマスコミは、そのような勢力など見たことも聞いたこともない”と付け加えた。
これは我慢ならない隠蔽だ。
現実は、公然と反ユダヤ主義、親ナチの政党が、アメリカとヨーロッパ帝国主義のご厚意により、ヨーロッパの首都で国家権力の主導権を、1945年以来初めて握ったのだ。選挙で選ばれたわけではないウクライナ政府は、アメリカが指名したアルセニー・ヤツェニュークを首班とし、ファシストのスヴォボダ党から少なくとも6人の大臣が入閣した。
一年もたたない昔に、世界ユダヤ人会議は、スヴォボダを禁止するよう呼びかけていた。ところが“マフィアウクライナを支配するルスキエ-イド(ロシア人・ユダヤ人)”を粉砕する決意を繰り返し語っている党創設者で党首のオレフ・チャフニボクは、先月のクーデターを準備している時期に、アメリカと欧州連合の幹部連中から称賛された。
2010年の、ナチ・ソビボル強制収容所における約30,000人殺害の共犯者として、ジョン・デミャニュクが有罪判決された後、チャフニボクは彼を英雄と呼んだ。チャフニボクの副官ユーリー・ミハルチシンは、ヨセフ・ゲッペルス政治研究センターという名のシンクタンク創設者だ。
スヴォボダは、ウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ大統領を打倒したマイダン抗議運動における主要政治勢力だった。クーデターに突撃隊を提供した見返りに、彼らは重要な省庁の支配をまかされた。
スヴォボダの共同創設者アンドリー・パルビは、抗議行動では“治安司令官”として活動し、準軍事組織ウクライナ民族アンサンブル・ウクライナ民族自己防衛(UNA-UNSO)を含む、ファシストと極右民族主義者の同盟、右セクターによる攻撃を指揮した。ヒトラーの武装親衛隊を模した制服を着た隊員達は、チェチェン、グルジアやアフガニスタンで、ロシアと戦ったことを自慢している。
パルビーは、現在国家安全保障・国防会議議長で、国防省と国軍を統括している。右セクターの指導者ドミトロ・ヤロシが彼の副官だ。
副首相オレクサンドル・シチも、オレフ・マフニツキー(検事総長)、セルヒー・クヴィト(文部相)、アンドリー・マフニュク(環境相)や、イホル・シュヴァイコ(農相)等と同様、スヴォボダ指導者の一人だ。
UNA-UNSOと関係していると報道されている他の人々として、ドミトロ・ブラトフ(青年・スポーツ相)や、政府の反腐敗委員会議長に任命された“活動家”ジャーナリスト、テチヤーナ・チェルノヴォルがいる。
スヴォボダとUNA-UNSOの英雄は、ナチ協力者で、ユダヤ系住民のナチによる恐ろしい虐殺を手助けした、ウクライナ反政府軍(OUN)指導者ステパーン・バンデーラだ。
2010年、スヴォボダの公式フォーラムに以下の声明が掲載された。“本当にウクライナ的なウクライナを、東部と南部の都市で創り出す為…我々は、議会政治制度を廃止し、全ての政党を禁止し、全産業とマスコミを国有化し、ロシアからウクライナへのあらゆる文献を輸入を禁止し…公務員、教育行政、軍隊(特に東部で)のトップを完全に入れ換え、ロシア語を話す知識人や、あらゆるウクライナ嫌いの連中を、肉体的に粛清し(迅速に試射無しで。ウクライナ嫌いの登録は、スヴォボダ党員ならだれでも、ここでできる)、反ウクライナ政党のあらゆる党員を処刑する必要がある….”
新政権の最初の行動の一つは、ロシア語話者という少数派の権利の廃止だった。“ファシズム犯罪の正当化”を禁じる法律を撤廃しようという動きもある。
最近、右セクターの代表達は、ユダヤ人やロシア正教キリスト教徒や司法関係者を攻撃するのに忙しそうだ。信条は“俺の血管に血が流れている限り、共産主義者、ユダヤ人、ロシア人”と戦うことだと言う右セクター指導者の一人アレクサンドル・ムジチコが、リウネの地方検事に暴行する様子や、俺の機関銃を取り上げたいのはどいつだ? 俺の銃を取り上げたいのはどいつだ? 俺のナイフを取り上げたいのはどいつだ? やってみろ!”と言って、カラシニコフを振りかざした後で、リウネの議員達を、銃で脅して会議を開くよう強いている様子のYouTubeビデオが二本ある。
アメリカとヨーロッパのブルジョア連中は、おべっか使いのマスコミ共々、こうした事実は重々承知している。
極右を、一夜にして姿を現した取るに足らない少数派として描き出そうとする連中の企みも、同様にでっち上げだ。ウクライナにおける極右の役割と重要性は、何十年もさかのぼることを詳細に書いた無数の学術文書がある。そうした文書は、ソビエト連邦解体と資本主義復興後、再度、頭角を現して以来、いかにして極右が目立つようになり、長年にわたり、イデオロギー的準備をしてきたかについても説明している。欧米が画策した2004年の“オレンジ革命”後に、極右の勃興は著しく加速した。
Per Anders Rudling (現代ウクライナにおける組織化された反ユダヤ主義: 構造、影響力とイデオロギー、2006年)は、“ウクライナ社会の頂点にまでつながる人脈豊富な政治ネットワークを運用している”1989年に創立された私立大学、人事管理地域間アカデミー(MAUP)が演じている重要な役割に触れている。
2008年、アメリカ国務省は、MAUPを“東欧で最も頑強な反ユダヤ主義組織の一つ”としてリストし、MAUPは、ウクライナで“他のどの大学より多くの政府官僚、外交官や行政官を教育している”とRudlingは述べている。
MAUPのお得意は、ボリシェヴィキ思想と10月革命を“国際ユダヤ人”が作り上げたものとして描き出す、学術研究を装った極右プロパガンダの量産だ。これを基本に、スターリン主義者独裁制によるウクライナ国民に対する犯罪は、同じ“ユダヤ人陰謀”の一環だったと彼らは主張している。
2005年6月、MAUPが組織した第四回世界会議の参加者には、クー・クラックス・クラン元指導者デヴィッド・デュークや、過激な国粋主義者で元駐カナダ・ウクライナ大使のレフコ・ルキアネンコがいた。
ルキアネンコは、何百万人ものウクライナ人が亡くなった1932年-1933年の飢饉は、ユダヤ人が支配する悪魔のような政府の仕業だと主張する論文を提出した。会議で、代表団は、ウクライナからの全てのユダヤ人の国外追放を呼びかけた。
当時、ルキアネンコは、オレンジ革命の二人の中心人物、ビクトル・ユシチェンコと、ユリア・ティモシェンコと同盟関係にあった。二人は、親ロシア派の現職ビクトル・ヤヌコビッチに反対して、ウクライナ大統領を確保するためのキャンペーンの一環として、アメリカ政府とヨーロッパ大国に支援されていた。
2005年1月、ユシチェンコは大統領として、ヤヌコビッチと入れ代わった。彼は当時MAUP役員会メンバーだった。ルキアネンコはチモシェンコ推薦団体の一員だった。2005年6月MAUP会議のわずか数週間前、ユシチェンコはルキアネンコを“ウクライナ英雄”にした。
2005年末、MAUPは“1917年のユダヤ-ボルシェビキ革命 -赤色テロとウクライナ飢饉の根源”というテーマで会議を開催した。Rudlingが“オレンジ革命をきっかけに、ウクライナでは組織的反ユダヤ主義が大幅に増加した。”と書いているのもだてではない。
ファシスト活動の悪臭が余り鼻についた為、その年7月、主要なウクライナ人学者達が、オレンジ革命指導者達に対し、MAUPの“外国人排斥姿勢”と関係を断つよう要求する呼びかけを発表した。“我々は政府高官に質問したい。一体誰が費用を負担して、こうした大規模な反ユダヤ運動が行われているのか?”と呼びかけは問うている。“外国の民族的・政治的紛争をわが国に持ち込みたがっている‘第五列’はいないだろうか?”
この第五列の狙いは、意欲的な新興財閥がウクライナ資源の支配を目指して画策し、帝国主義諸大国が、ロシア孤立化させ、究極的に植民地化する為に、ウクライナを支配するという連中の計画推し進める中、イデオロギー的風潮を、反動で汚すことにある。
これが、帝国主義諸大国がウクライナで支援し、扇動している反動勢力の実績だが、彼らは一体誰の為に、ヨーロッパを、そして実際、全世界を、第三次世界大戦に突入させる準備をしているのだろう。
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ポール・クレイグ・ロバーツ氏による記事『欧米マスコミは嘘製造工場』で紹介・リンクされている記事の翻訳。
書店でのアンネの日記、損壊容疑者らしき人物が見つかったという。思想的背景はなさそうだとある。
ウクライナを含む欧米と違い、日本には、反ユダヤを主張して破壊活動をする党派、存在しないだろう。
反韓国、反北朝鮮、反中国、反ロシア活動をする党派は、また別の話。
この国は、銃での殺人行為無しで、着実に崩壊腐敗しつつある。与党や、大本営広報部が野党と呼ぶ与党別動隊の国会議論を見る度にそう思う。とはいえ、社民党、共産党と民主党の一部の方の質問は聞くことがあるが(木で鼻をくくったようなという表現、この為にだけ存在するだろう)、それ以外全く見ないので、実はよくわからない。
よいしょ質問しかしない、大本営広報部が野党と呼ぶ連中と、呼吸をするように真っ赤な嘘をつく政権側の漫才を見るのは、精神衛生にはなはだわるく、しかも貧乏所帯への電気代がかさむばかり。百害あって一利ない。
昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒が
ざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。
だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。
ウクライナにおけるファシストの脅威。ネオナチ復興を否定する欧米マスコミ マスコミに載らない海外記事
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-daed.html
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