http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/215.html
Tweet |
不明のマレーシア機を10カ国が捜索、いまだ発見されず[ロイター]
2014年 03月 10日 22:30 JST
[クアラルンプール/フーコック島(ベトナム) 10日 ロイター] -マレーシアの首都クアラルンプールから中国・北京に向かう途中に消息を絶ったマレーシア航空(MASM.KL: 株価, 企業情報, レポート)370便をめぐる機体と乗員乗客の捜査は3日目に入ったが、依然何の手掛かりもつかめていない。
捜査に当たっているマレーシア当局者は10日、「航空史上、前代未聞の謎」とした。
10カ国が派遣した捜索船や飛行機がマレーシアとベトナム南部の海域周辺で捜索活動を続ける一方で、セキュリティーチェック上のミスがあった可能性が浮上しており、爆弾やハイジャック犯の関与が疑われている。
国際刑事警察機構(ICPO)は9日、少なくとも2人の乗客が不正な旅券を使用したことを確認、虚偽の本人確認書類を使った乗客がほかにもいた可能性について、調査していると発表した。
マレーシア民用航空局のアズハルディン・アブドル・ラーマン局長は、ハイジャックの可能性は排除できないと表明。会見で「機体は発見できていない。機体の一部と見られる物体の発見もまだだ」と述べた。
マレーシアの捜査当局筋は、同機が飛行中に空中分解した可能性があると明らかにした。「これまで残骸が見つかっていないという事実から、飛行機が高度3万5000フィート付近で空中分解した可能性がある」と述べた。
爆弾などによる爆発の可能性については、犯罪行為の証拠はまだないとし、技術的な原因で空中分解した可能性も考えられるとした。
ただ、米政府筋によると、米情報当局が衛星画像を慎重に見直したところ、空中爆発の形跡は確認できなかった。
ベトナム当局は、海上で発見された「黄色い物体」について確認を行うため救助ヘリコプターを派遣したと明らかにし、捜査の進展に一時期待が高まったが、航空当局はその後、消息を絶ったマレーシア機の救命ボートではなかったことが判明したと発表した。
370便は8日未明に、離陸の約1時間後に追跡記録から消えた。同機は高度3万5000フィート(1万060メートル)まで上昇しており、遭難信号は出していなかった。マレーシア当局者によると、レーダーの航跡では同機が消息を絶つ前に引き返そうとした可能性が示された。
同機はボーイング777─200型機で、乗客227人、乗員12人の計239人が搭乗していた。そのうち3分の2程度が中国人。このほか、マレーシア人38人、インドネシア人7人、オーストラリア人6人、インド人5人、フランス人4人、米国人3人が含まれる。
© Thomson Reuters 2014 All rights reserved.
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTJEA2900520140310?sp=true
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
情報BOX:消息不明のマレーシア航空機、離陸から現在までの経緯
2014年 03月 10日 17:36 JST
[シンガポール 10日 ロイター] -マレーシアの首都クアラルンプールから中国の北京に向かっていたマレーシア航空370便が8日未明、南シナ海上空で消息を絶った。同機をめぐるこれまでの動きを時系列にまとめた。
<3月8日>
*マレーシア航空のMH370便が現地時間8日午前0時21分(GMT7日午後2時21分)にクアラルンプールを出発。中国・北京には8日午前6時半(GMT7日午後10時半)に到着する予定だった。同機はボーイング777―200型機で、乗客227人、乗員12人の計239人が搭乗していた。
*マレーシア航空と同機との連絡が、離陸後1─2時間の間に途絶える。同機からの遭難信号は出ておらず、当時の天候は良好。
*航空管制官との最後の交信が確認されたのは、マレーシアのコタバル沖120カイリの位置だった。
*ベトナム民間航空局(CAAV)は、同機がマレーシアとホーチミン市の上空を飛行するGMT7日午後5時21分に、予定されていた連絡がなかったと発表。
*航空機の運航情報を提供するフライトアウェア・ドット・コムによると、同機は離陸後に北東に進み、高度3万5000フィート(約1万メートル)まで上昇。その1分後、上昇途中だった同機が追跡記録から消えた。
*マレーシアの捜索船は、同機が消息を絶ったとする海域で航空機の残骸は確認できていないと発表。ベトナム当局は同国沖で油膜や煙を確認したと明らかにした。
*搭乗者名簿に記載されていたイタリア人男性とオーストリア人男性が実際には搭乗していないことが判明。パスポートは盗まれたとしている。
<3月9日>
*マレーシア航空は最悪の事態を懸念しているとし、災害復旧を専門とする米企業と連携したことを明らかにした。
*レーダーの航跡によると、同機は消息を絶つ前に引き返そうとした可能性がある。
*マレーシアの救助チームは捜索範囲を同国の西海岸に拡大。
*国際刑事警察機構(ICPO)は、紛失・盗難パスポートのデータベースに登録されている、少なくとも2つのパスポートが同機の乗客に使用されていたと明らかにした。その他に疑わしいパスポートが使用された可能性についても調べを進めているとした。
*マレーシアの国営通信はザヒド内相の発言として、盗まれたパスポートを使用して搭乗した乗客はアジア系だったと伝えた。
*マレーシアの調査関係者はロイターに対し、飛行機が空中分解した可能性があると指摘した。
<3月10日>
*米情報当局の衛星画像では、空中爆発の形跡は確認できなかった。
*7カ国が派遣した捜索船や飛行機がマレーシアとベトナム南部の海域周辺で捜索活動を続ける中、同機をめぐる爆発やハイジャックの可能性も浮上している。
*マレーシア民用航空局のアズハルディン・アブドル・ラーマン局長は、ハイジャックの可能性は排除できないと表明。同機が消息を絶ったことは「航空史上、前代未聞の謎」だと述べた。
*マレーシア航空は2014年末までの黒字転換を目指しているが、株式アナリストらは、同機の消息不明が黒字転換計画に悪影響を及ぼす可能性があると指摘。10日のクアラルンプール株式市場では、マレーシア航空は過去最安値を付けた。
© Thomson Reuters 2014 All rights reserved.
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2906120140310?sp=true
- マレーシア空軍の司令官、レーダーで不明機を確認との情報を否定:マラッカ海峡到達説否定 あっしら 2014/3/12 16:27:57
(0)
- マレーシア航空機の捜索に日本から4機の軍用機派遣 あっしら 2014/3/12 16:22:10
(1)
- マレーシア機捜索、日本による自衛隊機派遣に中国外務省が謝意 あっしら 2014/3/13 01:11:20
(0)
- マレーシア機捜索、日本による自衛隊機派遣に中国外務省が謝意 あっしら 2014/3/13 01:11:20
(0)
- 「ウイグル迫害に抗議」、ネット上に犯行声明=信ぴょう性を疑う声も―仏メディア:時機が遅く撃墜方法の記述もない:たぶん便乗 あっしら 2014/3/11 18:05:59
(0)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。