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(回答先: マレーシア機MH370便、交信が途絶えた原因は?:国籍別乗客で最多の中国専門家による探索手法解説 投稿者 あっしら 日時 2014 年 3 月 10 日 16:14:26)
マレーシア機、深まる謎 「事故かテロか」臆測広がる
2014/3/10 23:21
【クアラルンプール=吉田渉】8日未明に突然、レーダーから機影が消えたマレーシア航空370便(乗員・乗客239人)の消息は10日夜になっても不明のままだ。マレーシア政府は11日から捜索範囲を拡大し、マレー半島の陸地なども対象に加える。テロ組織の関与を疑わせる情報もあり、謎は深まる一方だ。
「未曽有のミステリー(謎)だ」。航空当局高官は10日午前の記者会見で漏らした。同機が消息を絶ってから48時間以上が経過。マレーシア航空は「最悪の事態を恐れている」との声明を発表した。墜落の可能性が高まっているが、機体の所在や原因究明につながる情報は乏しい。
トラブルが発生したのは、同機がマレーシアからベトナムの空域に移動する前後とみられる。専門家が疑問視するのは、巡航速度で水平飛行していたとみられる同機が何の交信もなく消息を絶ったことだ。
通常のトラブルなら機長が緊急通信する余裕がある。短時間で機体に大きな損傷が発生し、通信の機会を奪われたとの見方が有力だ。航空ジャーナル元編集長の青木謙知氏は「何かの理由で機長、副操縦士が共に地上と連絡できない状態が生じたか、瞬時に爆発などで機体が壊れたとしか考えられない」と分析する。
マレーシア政府は「ハイジャックも排除しない」との姿勢だ。整備不良などによる事故の可能性も指摘される。航空評論家の中村浩美氏は「過去には金属疲労で機体が空中分解する事故もあったが、今回の使用機は古い機体ではない。経年劣化による事故の可能性は低い」とみる。
謎を解くカギの一つは盗難旅券で搭乗した2人の旅客だ。それぞれイタリア、オーストリア国籍の旅券を保有していた。航空機テロや麻薬などの密輸への関与が疑われているが、マレーシア政府内の情報は錯綜(さくそう)している。航空当局高官は10日夜の記者会見で「盗難旅券で搭乗した2人はアジア系ではない」と明言した。同国の閣僚は先に「アジア系」と話していた。
マレーシア航空は1970年代初めに設立された国営航空会社。95年に34人が死亡した小型機事故以来、大規模な事故は起こしていない。10日の同国株式市場ではマレーシア航空株が急落し、一時前日比で18%下落した。通貨リンギも対米ドルで大幅安。市場の不信は機体の所在確認に手間取り、不正旅券の素通りを見過ごした同国政府にも及んでいる。
同日の記者会見には東南アジアの格安航空会社(LCC)関係者もひそかに顔を出した。マレーシアのナジブ政権はクアラルンプール国際空港をLCCの拠点とする計画を描くが、マレーシア航空機を巡る謎の解明に手間取れば、航空関連産業の育成に逆風が吹くのは確実だ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1003M_Q4A310C1EA1000/?dg=1
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