01. 2014年3月06日 22:35:04
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“もうすぐ北風がつよくなる″氏ブログの一部を下記に参照 ウクライナ情勢に関するプーチン大統領の声明(ウラジーミル・プーチン大統領は火曜日、マスコミの代表たちと会見した。 記者会見の主題となったのはウクライナ情勢であった。NTV局がロシア大統領の主な声明を伝える。) ウクライナ、キエフで起きたことの全体的な評価について。 その評価とは、きっとたった一つしかありません。 これは法に反するクーデターであり、武力による権力奪取だということです… 私の視点では、この革命的状況はずっと以前から、ウクライナ独立の初期から形成されてきたものです。 一般のウクライナ国民、一般のウクライナ人は、ニコライ二世の時代も、クラフチュクの時代も、クチマの時代も、ユーシチェンコの時代も、ヤヌコーヴィチの時代も苦しんできました。 何も良い方向に行っていない、あるいはほとんど変わっていないのです。 汚職は限界点に到達しました。 私たちがここロシアでは想像できないほどの限界点です。 社会が豊かになり、分化すること―わが国でもこういった問題は非常に多いですし、わが国でもそれは非常に激しい性格を有していますが、ウクライナではそれはさらに激しく、さらに酷く、3乗4乗になっています。 お分かりでしょう、ウクライナではそれは本当に限度を超えた規模なのです。 基本的には民衆は、もちろん、変化を望んでいました。 しかし不法な変化は奨励することはできません。 まだ非常に脆弱な政治構造を有し、経済が非常に弱いポスト・ソビエト地域では、極めて合法的な手段で行動しなければなりません。 最も根本的な間違いは、いつも法の枠外に出ることなのです… 私はというと…私自身はこのような形での権力交替の事実を歓迎しないけれども、マイダンの人々のことは理解しています。 彼らがこれまで求めてきたのは政権の表舞台の修復ではなく、根本的な変化を求めているのです。 なぜ彼らは求めているのか? それは、ある詐欺師を別の詐欺師やペテン師に変えることに、彼らがもう慣れきってしまっているからです。 それどころか、地域の人々は自分の地域政権の形成にすら参加できていない。 わが国では、大統領が地域のリーダーたちを推薦する方法で、彼らを権力に導いた時期がありました。地方議会は彼らを認めなかったけれども。 ですが、彼の地では直接指名です。 現在、私たちは選挙に移行しました。 彼の地ではそんな気配はありません。 東部の地域でもオリガルヒや億万長者を知事に指名し始めています。もちろん、人々はそれを受け入れません。 もちろん、不誠実な民営化の結果、厳密に言えば、わが国の多くの人が思っているのと同じように、彼らが思っているのは、人々が豊かになって今度は権力にまで引き寄せられたということなのです… 今のこの政権は合法的なものでしょうか? 議会は、部分的には正しいけれども、残りの全てはそうではないのです。 大統領代行が合法であるとは、もはや完全に言えません。いかなる合法性もないのです。 法的にただ一人合法的な大統領が存在しています。 はっきりしているのは、彼にはいかなる権力もないことです。 しかし、私はすでに発言したように、繰り返し言いたいのです。 その法に照らして純粋に合法といえる大統領は、ヤヌコーヴィチだけなのです… ウクライナの法律では、大統領が免職されるためには3つの手段があります。 第一に死亡した場合、第二に自ら辞職を表明する場合、第三に弾劾される場合です。 弾劾は定められていることであって、合法的な規範です。 弾劾には憲法裁判所、最高裁判所、国会が参加することになっています。それは複雑で長い手続き必要とします。 この手続は行われていません。 ですから、法的な観点から見ると、これは議論の余地のない事実なのです。 その他に私が思うのは、きっとそれゆえに、いわゆる現政権は、憲法裁判所の解散の決定を下したのでしょう。 このことはウクライナ自体の立法の枠内にも記されていないし、欧州の立法の枠内にも記されていないことなのです。 不法な形で裁判所を解散させただけでなく、さらに―この言葉をよく考えて欲しいのですが―憲法裁判所メンバーに対する刑事事件の立件を、検事総長に委任したのです。 これは一体どういうことなのでしょうか?これが自由な司法と言えますか? どうして刑事事件の立件を委任することができるのでしょうか? もし何らかの違法行為や犯罪行為があるのなら、司法機関が自ら見て、自ら反応すべきです。 しかし、刑事事件の立件を委任するというのはナンセンスですし、愚かなことです。 (※ もうすぐ北風:政治権力を握った者が、おおっぴらに反対派の立件起訴を命じることである。) 派兵、軍の使用について。 今のところその必要はありません。 しかし、その可能性はあります。 ところで、最近行われたわが国の訓練は、ウクライナでの出来事とは何ら関係ないと言えます。この行事は早い時期から計画されていたものです。 しかし、これは該当する軍隊の戦備の抜き打ち検査なので、公表されてはいませんでした。 どういう場合に軍隊使用が行われるか? それは、もちろん、最終手段です。極めて最終の手段なのです。 第一に、合法性について。 ご存知の通り、私がすでに述べたように、我々はウクライナ国民の生命、自由、健康を守るための武力行使について、現行の、合法的なウクライナ大統領であるヤヌコーヴィチ氏から直接要請を受けたのです。 最も我々を心配させていることは何か? 私たちはキエフを含むウクライナのいくつかの地域で今起きている、ネオナチ、ナショナリスト、ユダヤ人排斥者たちの横行を目にしています。 あなた方マスコミの皆さんは、おそらく、広場で現行の知事の一人を鎖で、手枷で何かの施設に繋いだのをご覧になったでしょう。冬の寒い時期、水をかけられたのをね。 ところで、その後、彼は地下室に囚われ、そこでさらに拷問を加えられました。これは一体何なのでしょうか? これが民主主義なのでしょうか? これが民主主義の発露なのでしょうか? ところで、私の記憶によれば、彼はほんの最近、12月に指名されたばかりです。 現地では全ての権力が買収されたものだと仮定すれば、彼は何も盗むことすらできなかったと思うのです。 地域党の建物が占拠されたのはいつのことか? 現地で何が起こったかご存知でしょう? あそこには党の誰一人いませんでした。2、3人の職員、技術スタッフが出てきました。 あるエンジニアが攻撃者に「君たち、私たちを解放してくれ、女性たちを解放してくれ、お願いだ。私はエンジニアだ。政治には何の関係もない」と言うのです。 彼は群衆の目の前で撃たれました。 もう一人の技術スタッフは地下室に追われ、「モロトフ・カクテル」の入った瓶(火炎瓶)を投げつけられました。そして生きたまま焼かれたのです。 これもまた民主主義の発露なのでしょうか? 私たちがそれを目にする時、何がウクライナ国民を―ロシア人もウクライナ人も、ウクライナの東部や南部に居住するロシア語話者たちを苦しめているのか理解できるでしょう。 何が彼らを苦しめているのでしょうか? 彼らを苦しめているのは、こういった残虐な行為なのです。 この残虐な行為が東部地域で始まっていることを我々が目にする時、人々が我々に助けを求める時、現行の合法な大統領からの直接の要請がすでにあるのですから、我々はこれらの国民を保護するため、持ちうるあらゆる手段を行使する権利があります。 これは完全に合法的であると我々は考えています。それは最終手段です。 (クリミアでは)おかげさまで、広場での混雑以外には一発の発砲もないし、一人の犠牲もありません…何がその場で起こったのでしょうか? 人々が来て、武装した部隊や軍隊を封鎖していました。そして彼らはこの地域に住む民衆の要求と意志に沿うべきであると、我々と話をまとめていたのです。 一つの戦闘もありませんでしたし、誰も一度も撃っていませんし、発砲は一つもありませんでした。 このように、軍事力の行使の可能性があったクリミアでの緊張した状況は収束しました。 何の必要もありませんでした。 唯一、必要性があり、行ったのは、我々の軍事拠点の警備強化でした。 なぜなら、それらはずっと危険にさらされていたからで、ナショナリスト組織の戦闘員たちがすでにクリミアへ集結しつつあるのを目にしたからです。 我々は警備の強化を行いました。正しく、適切な時期にそれを行ったのです。 ですから、ウクライナ東部で我々が同様のことを行う理由は何もないのです。 しかし、再度強調したいことがあります。 もちろん、全く私の領分ではありませんし、我々は干渉をするつもりはないということを言いたいのです。 しかし、ウクライナの全ての国民に、繰り返します、 彼らがどこに暮らしていようと、等しく国の運命に参加する権利があるし、この国の将来を決定する権利があるのだと、我々は考えているのです… |