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米欧ロ、緊張緩和へ糸口探る ウクライナ危機で相次ぎ外相会談 [日経新聞]
2014/3/6 1:01
【モスクワ=石川陽平】ロシア軍による旧ソ連・ウクライナの南端クリミア半島の実効支配で緊張が高まる中、ウクライナを支持する米国や欧州連合(EU)とロシアが相次ぎ外相会談を開き、緊張緩和への糸口を探り始めた。4日にプーチン・ロシア大統領が本格的な軍事介入を見合わせる姿勢を示したことを受けた動きだが、事態の鎮静化につながるか予断を許さない。
ロシアのラブロフ外相は4日、訪問先のマドリードでウクライナ問題を巡りアシュトンEU外交安全保障上級代表と会談。5日にはパリでケリー米国務長官とオランド仏大統領や英独仏外相を交えて会談した。ウクライナで2月21〜22日に親欧米派による政変が起きて以降、米国、EUとロシアが外相会談を開くのは初めて。
ラブロフ外相はアシュトンEU上級代表との会談で、政変で解任されたヤヌコビッチ大統領と親欧米派野党勢力、独仏ポーランドの外相が2月21日に署名した、挙国一致内閣の樹立などを盛り込んだ合意文書の基本原則を守るよう求めた。これに対し、同上級代表はロシアのクリミア半島への軍展開を「主権侵害」と厳しく批判し、対立が続いたもようだ。
ラブロフ外相は5日のケリー米国務長官などとの会談でも、21日の合意文書に立ち返ることを主張したもようだ。合意文書には親ロ派住民が多いウクライナ東・南部も含め国内全域の代表が加わる挙国一致内閣に加え、親欧米派の過激グループの武装解除や、議会と政府の権限を広げる憲法改正が盛り込まれている。合意文書は親欧米派の暫定政権が政変後、事実上破棄した。
一方、ウクライナのヤツェニュク首相は4日、ケリー米国務長官との会談後、経済協力やクリミア半島問題についてロシアと閣僚級協議を始めたことを明らかにし「(事態正常化への)第一歩」と位置づけた。21日の合意文書に関しては、関連法案への署名を拒んだのはヤヌコビッチ氏だと批判しつつも、すべての項目を実行しつつあると述べた。
ロシアは政変後、ロシア系住民が大半を占め、黒海艦隊基地を置くクリミア半島に軍を展開。プーチン大統領は4日の会見で、東部への軍事介入も辞さない強硬姿勢を示す一方、本格的な軍事介入について「今のところ必要ない」と発言。外交手段で事態打開を目指すとのシグナルを送った。
焦点は2月21日の合意文書の取り扱いに加え、黒海艦隊基地外に展開したロシア軍の撤収と、ロシアが求めるロシア系住民の安全確保だ。欧米諸国やウクライナ暫定政権は「内政干渉」を続けるロシアに強い不信感を抱いており、米国はロシアへの制裁に踏み切る構え。交渉が進展しなければ、ロシアが本格的に軍事介入する恐れがある。
クリミア半島では5日、武力衝突や大きなデモはなく、事態は落ち着きを取り戻しつつある。ロイター通信によると、米英とウクライナはロシア系住民が多数派のウクライナ東部とクリミア半島に直ちに国際監視団を送ることで合意した。同半島の実効支配を続けるロシアの同意を得たかどうかは不明だ。
ノーベル平和賞の選考に当たるノルウェー・ノーベル委員会のルンデスタッド事務局長は同日、今年の同賞の候補者にプーチン大統領が含まれていると述べた。ウクライナ問題の平和的解決を促したとの見方も出ている。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0504O_V00C14A3FF1000/
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4 3月 2014, 08:14
ヤヌコヴィッチ氏がキエフに戻るのは不可能 ロシア理解[ロシアの声]
ヴィクトル・ヤヌコヴィッチ氏がキエフで政権に返り咲くのは不可能であることをロシアも理解しており、そのような意志も持っていない。ロシアのヴィタリー・チュルキン国連代表が安全保障理事会会合のなかで発言した。
チュルキン代表は、「我が国の課題は、ヤヌコヴィッチ氏を政権に復帰させるというものではなく、その将来はウクライナのいかなる政策と同様、国民が決定すべきものだ。」と強調した。
イタルタス
http://japanese.ruvr.ru/2014_03_04/yanukobichi/
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4 3月 2014, 09:23
ロシア 2月21日の合意に基づきウクライナ情勢を話し合う
ロシア外務省筋が記者団に伝えたところでは「近くロシア政府は、あらゆるウクライナの政治勢力の幅広い代表参加の原則に基づき、パートナー諸国と2月21日の合意を基盤にウクライナ情勢を話し合う」。
外務省消息筋は、次のように指摘した―
「近くロシアは、ウクライナ情勢及び危機脱出の方策を各国と討議するだろう。
ロシアにとって原則的な条件は、次の2つだ。憲法改革実施と連立政府創設を中に含んだ2月21日の合意を遂行する事、そして交渉プロセスにウクライナの全ての政治勢力の代表を幅広く引き入れる事である。」
イタル-タス
http://japanese.ruvr.ru/2014_03_04/ukuraina-kaigi/
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