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オバマ大統領は演説の能力に長けていると思っているが、シリア“毒ガス”問題以降の外交関連演説は精彩を欠くおざなりのものになっている。
日本に限らずメディアは、人の不幸や戦争など非日常的で苛烈な出来事を“消費”することで生きていく腐臭漂う存在だが、今回のウクライナ問題に関する扱いでその一端を窺い知ることができる。
今回のオバマ演説の核心は、転載する記事に書かれている“建前”的な非難ではなく、「ロシアには隣国に存在する権益を守る正当性がある」と認めたことであろう。
プーチン、オバマの両大統領の演説に共通する特徴は、テーマとはかけ離れたくだけた雰囲気をつくっていたことであろう。
事態の推移を見つめてきた米国の投資家は、すでにウクライナ問題は峠を越え、今後は穏やかな収束過程に入ると考えている。
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<クリミア制圧>「露は国際法違反」…米、非難強める
毎日新聞 3月5日(水)12時6分配信
【ワシントン白戸圭一、キエフ樋口直樹、ブリュッセル斎藤義彦】オバマ米大統領は4日、プーチン露大統領が記者会見でウクライナ南部クリミア半島の制圧を正当化したことについて「欧州連合(EU)から米国、カナダ、日本など全ての同盟・友好国が、ロシアの行動は国際法違反だと確信している」と述べ、プーチン氏を非難した。ワシントンで記者団に語った。
オバマ大統領は「プーチン大統領は異なる法的解釈を有しているようだが、誰もだまされない。ロシアが近隣国に正当な権益を有していたとしても、他国への影響力行使に武力を用いることは許されない」と指摘。「ウクライナのロシア系住民らが脅威にさらされている証拠があるならば、国際的メカニズムで対処する方法がある」と述べた。
ウクライナの首都キエフを訪問中のケリー米国務長官も同日、記者会見で、「クリミアのウクライナ兵は挑発行為を自制し、侵攻軍に包囲されている」と指摘。プーチン大統領の「新政権に正当性がない」との主張に反論した。
一方、欧州の安全保障機関「全欧安保協力機構」(OSCE、57カ国)は20カ国で構成される非武装の監視団を5日にクリミア半島に派遣することを決めた。ウクライナからの要請に基づく決定で、米独など非武装の軍人や文民など40人規模になる見込み。ただ、クリミア半島はロシアに事実上制圧されており、実現するかは不透明だ。
クリミア半島では、セバストポリ近郊のベルベク空軍基地を支配下に置いたロシア軍が4日、基地返還を求める約300人のウクライナ兵士に対し警告射撃を行った。AP通信によるとウクライナ兵は非武装で基地に近づこうとしたが、ロシア側が空に向けて発砲したため断念。両軍の緊張状態が一部で続いている。
ウクライナのヤツェニュク首相は4日、緊張関係が続くロシアと閣僚級の接触を始めたことを明らかにした。ロイター通信などによると、首相は「閣僚級レベルで協議を開始した」と報道陣に述べたが、協議の内容など詳細は不明だ。
最終更新:3月5日(水)12時19分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140305-00000027-mai-int
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ウクライナ情勢 オバマ大統領、クリミア実効支配は「国際法違反、だまされない」
産経新聞 3月5日(水)9時59分配信
【ワシントン=小雲規生】オバマ米大統領は4日、ロシアがウクライナのクリミア半島を事実上、実効支配する現状について、米国や欧州連合(EU)、日本、カナダなどの同盟国は「国際法違反だと確信している」との見方を改めて示し、ロシアの対応を批判した。ワシントン市内で記者団に語った。
オバマ氏は、プーチン露大統領がウクライナ国内のロシア系住民保護を理由に軍事介入を正当化したことに対し、「プーチン氏の法律の専門家たちは違う見解のようだが、誰もだまされることはない」と強調。ウクライナでロシア系住民が危険にさらされているという証拠はないとし、ロシアの意図は「軍事力を使って隣国に影響力を及ぼすこと」にあると指摘した。
オバマ氏は、事態の沈静化とウクライナへの国際監視団派遣の必要性を訴え、現在のロシアの行為は、「多くの国々をロシアから離反させることになる」と述べた。
最終更新:3月5日(水)10時1分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140305-00000510-san-n_ame
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オバマ大統領、ロシアには「だまされない」 クリミア介入を非難
AFP=時事 3月5日(水)9時58分配信
【AFP=時事】ウクライナのクリミア(Crimea)半島でロシア軍部隊が活動しているとの情報をウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領が否定したことについて、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は4日、ロシアには「誰もだまされない」と述べた。
プーチン大統領、クリミアにいるのは「ロシア軍でなく自警団」
オバマ氏は訪問先の米首都ワシントン(Washington D.C.)の小学校でウクライナ情勢について演説し、欧州連合(EU)をはじめ、カナダや日本などの同盟諸国も、先月22日にウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領が解任された後にロシアが軍を派遣したのは国際法違反だと考えていると指摘した。
さらにオバマ氏は、「プーチン大統領は、普通とは違う法律家を抱え、普通とは違う法の解釈をしているようだ。だが私は、それには誰もだまされないと考える」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News
最終更新:3月5日(水)10時20分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140305-00000007-jij_afp-int
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