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田中宇『ドイツや日本のような敗戦国が…大国になろうとするなら、濡れ衣であっても、東京裁判史観やホロコーストの「罪」を受け
http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/138.html
投稿者 仁王像 日時 2014 年 2 月 28 日 20:16:28: jdZgmZ21Prm8E
 

ドイツの軍事再台頭
2014年2月27日   田中 宇
http://www.tanakanews.com/140227german.htm

 2月19日、ドイツとフランスは、内戦に陥っているアフリカのマリに「独仏合同旅団」(Deutsch-Franzosische Brigade)を派遣すると発表した。マリ政府軍に対する軍事訓練を担当する。合同旅団は5000人の兵力と25年もの歴史を持つが、戦闘地域に派兵されるのはこれが初めてだ。 (Franco-German Brigade to Deploy for First Time)

 合同旅団は、冷戦終結とEU統合が見え始めた1987年に独仏首脳が結成を決め、EU全体の軍事統合である「欧州合同軍」(Eurocorps)の一部として機能し、独仏が相互に相手国に駐留するなど交流活動をしてきたものの、これまで一度も合同旅団として戦闘や外国派兵をしていない。フランスは、旧植民地であるマリなど海外の紛争地に合同旅団を派遣したいと考え、ドイツに派兵を提案してきたが、第二次大戦の敗北後、軍事力の行使や拡大に対して非常に慎重なドイツは、フランスの提案を断り続けた。 (Franco-German Brigade From Wikipedia)

 2012年に、北方のリビアの内戦やアラブ諸国のイスラム革命が波及して、マリで北部のイスラム教徒勢力(トゥアレグ族)が武装蜂起し、政府軍内に反乱が波及してクーデターが起こり、マリは内戦に陥った。旧宗主国のフランスはドイツに合同旅団の派兵を求めたが断られた。ドイツは、少数の医療部隊の派遣に同意したが、それ以上の派兵を拒否した。しかたがないのでフランスが国連軍を率いてマリに進軍し、政府軍を建て直している。フランスは、ドイツの頑固な慎重さに愛想を尽かし、昨年、合同旅団の活動の一環としてドイツに駐留していた約千人のフランス軍を帰国させる抗議行動を行っている。 (France, Germany to send joint troops to Mali)

 ドイツは、フランスからの合同派兵の誘いを頑として断るくせに、米国からNATO軍としてアフガニスタンに派兵しないかと誘われたのには乗っている。ドイツは、苦戦すると事前にわかっていたのに、最多時には米英に次ぐ兵力数である2500人の独軍をアフガニスタンに派兵した。 (ドイツ・後悔のアフガン)

 ドイツが、米国の誘いに乗るのにフランスの誘いに乗らない背景には、2度の大戦に敗北したドイツのトラウマがある。欧州では、産業革命で最初に強国になった英国が18世紀に覇権国だったが、19世紀に後発の工業国であるドイツが、工業化に適した職人気質の国民性を活かして猛然と追い上げた。英国は、ドイツに負けないために第一次世界大戦を起こし、米国を引っぱり込んで何とかドイツに勝った。その後、ドイツがナチス政権になって再台頭を試みたので、英国は、再び米国を巻き込みつつ、ポーランドをけしかけて第二次大戦を起こし、戦後はソ連と米英がドイツを恒久分割する「刑」に処した。

 戦後のドイツ(西独)が、米英に忠誠を誓う意味で参加してきたのがNATOだ。米国(米英)の覇権が強い限り、ドイツが米英に刃向かうのは馬鹿げている。2001年の911事件後に覇権強化を宣言してアフガニスタンを占領した米国に、NATO軍の一員としてドイツがついていったのは、そのような意図からだ。

 NATOへの参加と対照的に、ドイツがフランスと合同旅団を作る「独仏軍事統合」は、独仏を中心とする欧州諸国が国家統合していく計画の一つで、冷戦時代に米国覇権の傘下にあった欧州が、米覇権下から出ていくことを意味する。折しも、アフガンやイラクの占領失敗、リーマン倒産などで、米国の覇権は崩れつつある。米覇権体制が崩れた後に出現しそうな多極型の新世界秩序の中で、独仏主導で国家統合した欧州は、世界の「極」の一つになりうる。 (ユーロ危機からEU統合強化へ)

 EUは「独仏主導」といわれるが、国力はフランスよりドイツの方が強い。最も大事な金融通貨面の政策は、名実ともにドイツ主導だ。EUは事実上ドイツ主導であり、欧州統合は、かつて米英が戦争で阻止したドイツの欧州支配を意味する。しかし、独仏合同旅団に象徴される欧州統合は、独仏が米国に逆らって進めたことでない。90年前後に米ソが和解した時、欧州統合と、東西ドイツの再統合を同時に進めるようドイツ(西独)に勧めたのは、米国のレーガンやパパブッシュの共和党政権だった。 (多極化に圧されるNATO)

 米国の中枢には、共和党などにいる、ドイツ(や中国など新興諸国)の台頭を容認(誘導)する(私が「隠れ多極主義」と呼んでいる)勢力と、米国(米英)の単独覇権の恒久化をめざす「軍産英イスラエル複合体」が、相克的に並存している。ドイツが、米国の多極主義系の誘導に乗って、フランスに誘われるまま、欧州統合を経済面から軍事面へと急いで広げていくと、米国内の軍産複合体の側が、ドイツに懸念や敵意を持つ傾向を強めかねない。そのような傾向を恐れ、ドイツは、一方でフランスとの軍事統合の計画を持ちながら、現実面で独仏合同旅団の海外派兵に慎重で、その慎重さがフランスを怒らせるほどだった。

 世界の大きな流れは、米国覇権の衰退方向だ。ドイツ(や中露)が米国に刃向かって覇権を引き倒さなくても、米国の方で自滅的な過激戦略を続け、勝手に倒れていく。ドイツは急いで欧州軍事統合を進めるリスクを負う必要がない。「戦後、わが国は平和主義になったので海外派兵に抵抗がある」などと言いつつ、のらりくらりしていれば、米英の覇権は崩壊していく。自国のアフリカ利権を守るためにドイツを引っぱり込みたいフランスは待たせておけばよい。それがドイツの戦略だろう。

 NATO軍は今年アフガンから撤退する。撤退はNATOの機能低下につながる。NATOは冷戦後、米国の世界支配に西欧諸国を手伝わせる軍事同盟となったが、911後、米国の世界支配は、各所で稚拙だが過激な策に走って失敗し、米国は外交信頼を失っている。米国は、イラクやアフガン、リビア、シリア、エジプトといった中東だけでなく、グルジア、(米国がKLAというやくざ組織に政権をとらせた)コソボ、(国家分裂を扇動した)昨今のウクライナなど、欧州の近傍でも失策を繰り返している。米国の介入は、地域紛争を激化させるものが多く、事態が不安定化して悪化する。欧州諸国は、NATOへの参加を通じた米国の世界支配への協力に消極的になっている。その意味で、アフガン撤退はNATOの機能低下につながると予測される。 (US sleepwalking into Ukraine crisis)

 NATOが縮小すると、欧州の安保戦略は、NATO中心に行う対米従属型から、欧州合同軍や独仏合同旅団など、欧州独自の戦略を持つ自立型への転換が進む。そうした流れと、ドイツが、フランスとの合同旅団で初めて海外遠征を決意したことは、タイミング的に連動している。

 ドイツ国内では、自国がフランスと一緒にマリに海外派兵することに対し、軍事拡大を自制してきた戦後の平和主義の国是をくつがえすものだという懸念がくすぶっている。戦前のナチス時代のような好戦的な国家戦略にもどる懸念だ。この点、ドイツの現状は、防衛費を増やしたり首相が靖国参拝したりする日本と似ている。 (Will Germany inch away from military restraint?)

 しかし、似ている点はそこまでだ。ドイツが軍事的な自制をやめていくことは、ドイツがフランスや他のEU諸国と国家統合し、統合されたEUが、米国の世界支配体制から脱却し、米覇権衰退と多極化に適合し、世界の極の一つになっていくことを意味している。対照的に、日本の軍事拡大や、戦犯扱いへのいまさらながらの反発は、対米従属策の一環として中国や韓国を怒らせるためのものだ。ドイツは、米国の衰退に合わせて自立していこうとしているが、日本は、米国の衰退に目もくれず、対米従属に固執している。

 ドイツの動きと同じことを日本がやろうとするなら、日本の相手は中国や韓国だ。日中韓の軍事統合は想像もできないが、北朝鮮の核をめぐる6カ国協議は、北に核を廃棄させ、在韓米軍が撤退した後に、東アジアに対米従属型でなく自立型の地域安全保障の体制を作ろうとする構想だった。この自立型の東アジア安保体制は、EU統合などと並ぶ、多極化対応策だった。 (日米安保から北東アジア安保へ)

 このほか、以前に米国が推奨していたものの日韓関係の悪化で流れてしまった「日韓の安保協調関係の強化」も、独仏合同旅団の結成に匹敵する、極東の対米従属からの離脱構想だった。日韓安保も6カ国協議も現実化しないまま、いまでは日本と中韓の関係が決定的に悪化し、実現から遠ざかっている。 (日中韓協調策に乗れない日本)

 ドイツや日本のような敗戦国が、米国に再戦争をいどまずに大国になろうとするなら、濡れ衣であっても、東京裁判史観やホロコーストの「罪」を受け入れるしかない。語られている歴史が「事実」かどうかは、国際政治的に重要でない。戦勝国が「史実」だと言ったことが「史実」になる。それが今の国際政治だ。その点、ドイツは賢い。国家として、戦勝国が決めた「史実」をすべて受け入れ、フランスとの国家統合、つまり独仏が二度と戦争できないように統合してしまうことまでやって、再びドイツが欧州の中心で、世界の極の一つである状態へと、そろりそろりと向かっている。 (ホロコーストをめぐる戦い)

 ドイツ人の中には、ホロコーストなど戦勝国史観を濡れ衣と思っている者が多いようだが、民間の個人がどう考えていようが、国家として戦勝国史観を受け入れていれば、国際政治的には良い。日本が再び大国になろうとするなら、国家として、戦勝国史観を受け入れ続けるしかない。国家の要人たちが、戦勝国史観の受け入れ拒否を、いまさら蒸し返して表明しているのは、国際政治的に、愚策以外の何者でもない。戦勝国史観拒否は、日本を弱いままにして、対米従属以外の道をとれないようにするための、対米従属派の策であるともいえる(米国にも批判される点で失策だが)。

 

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コメント
 
01. 2014年2月28日 21:57:09 : MEJkFnPqrk
ドイツとの比較はまだしもだが、日本・韓国の合同軍などは真っ平御免。 上手く行く訳はない。 アメリカは遠からず経済が崩壊し、世界に展開したアメリカ軍は撤退せざるを得ない。 極東においても同じことだが、思いやり予算で給料から兵器の整備、燃料の補給まで負担していくから、日本駐留の米軍の撤退の時期は遅くなる。 オバマの手の届かないアメリカ軍になる可能性もあるだろう。 シビワーに落ち込めば、日本から本国に出撃することだって考えられる。 その時に集団的自衛権を発動して、自衛隊が参加すると言うのは無理な話。 せいぜい燃料・弾薬の補給ぐらいまでかな。 南朝鮮軍に弾薬を無償供与したくらいだから、そのくらいなら出来るわけでしょう。

02. 2014年2月28日 22:59:22 : 77Kno4ENaM
>ドイツや日本のような敗戦国が、米国に再戦争をいどまずに大国になろうとするなら、濡れ衣であっても、東京裁判史観やホロコーストの「罪」を受け入れるしかない。

田中ウという人物は朝日新聞に入れなかった記者か?とんでもない事実誤認である。
ドイツにとって「ホロコーストの罪は濡れ衣」かもだと?
日本にとって「東京裁判史観が濡れ衣であっても」だと?

ホロコーストはナチスドイツの罪であるとドイツ人自身認めていることで、誰も「濡れ衣」だと思いもしない。だからそれを行なったナチスは絶対悪としてドイツでも基本法によりナチスは違法としているのだ。
しかしドイツ人はしたたかだ。ナチスドイツと自分たちは違うとしてホロコーストの罪はひと握りのナチス党員にかぶせ、ほかのドイツ国民に人道的罪は無いとした。そうでなければ民族を抹殺した償いは自分たちが抹殺されて償うほかはない。そんなことは受け入れられないから、したたかに生き残るためナチスの罪を分離した。今ドイツは戦争で周辺国に迷惑をかけたなどと謝罪や賠償は一切していない。ホロコーストの個人補償だけを行なってきている。

一方、東京裁判史観は「濡れ衣」どころではない。東京裁判とGHQの7年にわたる占領で日本という彼らにとって怪物の息の根を止めたのだ。その欺瞞は無条件降伏をいつのまにか拡大して何でもアリにしたことだ。降伏は日本軍の無条件降伏であったのに、日本国が何されても無条件に受け入れるかのようにすり替えて行った。かくして日本精神の真髄まで破壊した。最たるものは教育者の公職追放で子供の教育からして日本否定に導いたことだ。

「ドイツと日本のような敗戦国」とひとくくりにして論ずる粗雑さはどれほど粗雑な頭から出てくるのか。ひとつ事実を見るだけでも違う戦争であったことは明らかだ。それは、ナチスドイツの犯罪にはドイツ自身を含め異論が無いのに対し、日本の戦争が侵略か自衛かは常に両方の主張がある。そこに違いを気づかないのかこの論者は。


03. 無段活用 2014年2月28日 23:05:20 : 2iUYbJALJ4TtU : wKv345e4pg
>ドイツや日本のような敗戦国が、米国に再戦争をいどまずに大国になろうと
>するなら、濡れ衣であっても、東京裁判史観やホロコーストの「罪」を受け入
>れるしかない。語られている歴史が「事実」かどうかは、国際政治的に重要
>でない。戦勝国が「史実」だと言ったことが「史実」になる。それが今の国際
>政治だ。

ただ、実際は、「罪を受け入れる」如何以前の問題として、

>語られている歴史が「事実」かどうか

の検証すら、私たちはやっていないように思える。感情論に感情論で応酬してい
るだけのように見え、そちらの方が問題に思える。

例えば、日本帝国陸軍が南京攻略で戦闘員・非戦闘員を多数殺傷したのは事実。
一方、中国側の「30万人」は、政治的に脚色された数字であり、つまりは、事実を
評価する過程で、「数字に加重をかける」という中国の流儀を受け入れるかどうか、
という問題であり、事実を認めるという問題からは外れる。

(もっと言えば、「数字は脚色が可能」という発想が中国にあるから、中国の新幹線
は大事故を起こしたし、いまなお欧米資本が中国から逃げ続けているのだと思うが、
それは今回の話題とは別。)

だから、その辺りをきちんと研究していれば、「当時人口20万人の南京で30万人
殺すことはできないのだから、中国の主張は嘘」という極論は出てこないし、逆に
「事実は認める。謝罪する。しかし、『30万人』という主張は無理筋だ」という主張
もできるのだが、誰もが自分の立場を押し通し、自分が定義した言葉を押し通し、
自分の見解を押し通しているのが現状のように見える。

だから、例えば河村市長が自分の見解を述べた時、国内からも援護を得られ
ず、河村氏1人が叩かれただけで終わった。

同様に、米軍が東京などに空襲を仕掛け、広島・長崎に原爆を落とし、そのた
めに数十万人の一般国民が死亡したのは事実。ただそれが戦時国際法に反
する虐殺行為だったかどうかは、慎重な検討が必要。当時、日本は国家総動
員態勢を布いていたからだ。

つまり、「前線で銃弾が飛ぶのを止めるために、銃弾をつくる能力を破壊した
。何が悪い?」と言われた時、反論できるか?ということ。日本帝国の司令塔を
叩くために、東京を火の海にする必要があった。零戦が飛ばないようにす
るために、三菱の工場がある名古屋を瓦礫の街にする必要があった。それに
反論できるほど、私は戦時国際法を知らない。あの戦争は総力戦で、事実、
三菱がつくった飛行機で米軍の兵士が多数死んでいる。(勿論、ここでは私は
三菱が悪い、と言っているわけではない。)

空襲は悲惨だったと思う。亡くなられた方々にはお悔やみを申し上げるが、その
街は理由があって焼け野原になったのだから、その理由まで掘り起こして語らな
ければ、ただ、「残虐なあいつが悪い」「戦争は悲惨だからやめよう」だけでは、
その真実を語るには片手落ちに思える。

国際政治の中でそれを主張するかどうかは別として、事実を認定し、なぜそれが
起こったかを検証する、という作業を、もう少し冷徹にやった方が良いのかな、と
思う。そして、事実を事実としてそのまま伝えることが、その時代を生きた人たち
や、次の世代を生きる人たちの名誉なり誇りなりをいちばん傷つけずに済む方
法に思える。

ドイツやフランスなどではホロコーストの否定は禁止されている。それはそれで良
いのだが、ただ、それが具体的にどのようなものであったか、本当のところはどう
だったのか、ということも伝わってこないように思える。私が知らないだけなのかも
知れないが、ドイツ国内で抑えても抑えても極右思想が出てくるのは、そこなの
かなと思うことがたまにある。


04. 2014年3月01日 01:01:57 : 77Kno4ENaM
>>3
人間の歴史は自然災害と違う。
「事実」はひとつだけだと思うのは自然科学的法則が人間世界の行動にも通用すると思う単純思考。
「きちんと研究」したり「慎重に検討」したり「理由を掘り起こ」したりすれば「真実が語」れると云うのは綺麗な言葉に思考停止しているとしかいえない。研究や検討で唯一の真実が理科の実験のように出てくると考えるのは単純というほかない。
事実として人が死んだ。そうだろう。そこから先へ「研究」「検討」それとも話し合いで誰もが納得する事実が浮かぶか。

事実とは、ドイツも中国もアメリカも、自分に都合のいいものが事実なのだよ。「都合がいい」と言って語弊があるなら、要するに「人は信じたいものしか信じない。見たいものしか見えない」ということ。事実と信じたいものは彼らにとって真実として疑いようのない事実なのだよ。そこには研究も話し合いも余地は無い。

理科の勉強じゃないってことね、人間の心に根ざす活動の結果を探ることは。


05. 無段活用 2014年3月01日 02:20:25 : 2iUYbJALJ4TtU : wKv345e4pg
>>04

1つの事実は見る方角や高さや角度から多様な姿に見える、ということだと思うんだけど、
仰ることはそのまま承ることにして、

>人は信じたいものしか信じない。見たいものしか見えない

ただ、私には、国内のネオナチを扱うドイツの論調に、どこか腫れ物に触るような、自分
の影に怯えるような姿を見る。

また、例えば、フランスでも国民戦線がどこかの選挙で結果を出すたびに大騒ぎしている
ように見え、そこにかえって歪なものを感じる。

国情が不安定になった分だけは、極端な意見が表に出やすくなるけど、そこを冷静に
見ることができず、安定させることを考えるより、「大変だ」と騒ぐ。私にはそう見える。
やはり、自分が見たくないものの影に怯えている。

田中氏が「賢い」というドイツの姿は、実は国のアイデンティティの一部を切り離して故意
に無視しているわけで、一人の人間に例えれば、自我の分裂なり抑圧なりがあるという
ことだから、決して健全な姿とは思えない。だからといって日本の方がまともだとは決して
言えないんだけど。

その辺りは、あなたの方がよく見えるんじゃないのかな?


06. 2014年3月01日 17:24:16 : a6NeWBxgnE
ドイツは単にビスマルク外交の後継者たらんとしてるだけではないか。
ビスマルクも1890年にアメリカ合衆国が、世界一潜在力を秘めた国家に
なることは予測していて、独日英同盟に持って行きたかったらしいんだが
米仏露連合に対しての、勝てるかどうか解らんとイルミナティ(マドクター)の
部下たちには愚痴をこぼしていたらしいから、田中さんの予測もまた
直接取材してない信憑性のない憶測でしかないよ。

07. 2014年3月01日 22:25:07 : 2ROoR7uCKc

  先住民を虐殺・追放し大陸を奪ったアメリカ人。

  カルフォルニア・ニューメキシコ・テキサスをメキシコから強奪したアメリカ人。

  ハワイを騙し強奪し、フィリピンを騙し植民地にしたアメリカ人。

  キューバ強奪に失敗したアメリカ人。

  日本を落としいれ、半植民地にしたアメリカ人。


  世界のならず者、それはアメリカ人だ。
  ま、ヨーロッパからの流刑者・あぶれ者・山師の子孫だから、さもありなん?



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