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http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/13424368.html
横浜傾斜マンション、錯そうする情報、背後にある真実は何か
杭が支持層に届いていないために、一部で沈下が観察されているという横浜のマンションをめぐる情報が錯そうしています。
杭の工法がダイナウィング工法であるとかないとか、設計段階での地盤調査にミスがあったとか、杭は全て支持層にまで届いていたはずだとか、いろいろな話があります。
はっきりしているのは、二つの棟を結ぶ通路の手すりの位置が数センチずれていること、部屋の壁にひび割れが見えることなどです。
隠ぺいされているように見える情報は多分数多くあります。
1.設計段階での地盤調査の結果把握した地盤の状況。特に支持層の深さ分布。
2.実際に使われた杭打ちの工法と杭の分布及び位置ごとの杭の長さ。
3.実際の杭打ち時に得られた各種のデータ。一部開示されているドリルの電流値のデータやミルクセメントの流量データの他にもデータはないのか。
4.ララ横浜の4棟あるうちの1棟でしか沈下が観察されていないというが、他の棟で微小な沈下があるという話もあり、その他の棟での沈下のあるなし。
5.現在実施されつつある地盤調査の結果。
工法によっては、杭は支持層に届かせないものもあります。支持層が非常に深いところにある場合など、摩擦杭というものを使うそうです。今回のマンションの場合は支持層は15メートル程度のところにあった様子ですから摩擦杭は使われていなかったと思われます。
そもそも論なのですが、西棟は52本の杭が使われていて、28本を調べたところ、6本が支持層に届かず、2本が打ち込みが不十分であったということですが、この程度のことで、建物の沈下が発生するだろうかというものがあります。
耐震設計はかなり経験的なものがある様子です。遠隔地でもマグニチュード9の地震があった場合とか、または直下地震でかなり大きなものが来たときにどんな被害を受けるか、その仕組みはあまり解明がされていないのではないでしょうか。
以下は、1999年9月21日に台湾で起こったマグニチュード7.6の集集大地震(921大地震、Jiji earthquake)の画像検索で目立った画像のURLです。震源深さ8キロ、東西圧縮の逆断層型地震です。台湾付近はとても変わったプレート構造をしていて、大陸プレートであるユーラシアプレートの上にフィリピン海プレートが乗り上げています。
http://www.lungteng.com.tw/LungTengNet/HtmlMemberArea/921earthquake/earthquake-14.htm
http://lh4.ggpht.com/kongcuopic2/SDkpPpjoKSI/AAAAAAAAAV8/PqTtTWI8xZw/%E5%9B%BE74.JPG?imgmax=512
https://www.youtube.com/watch?v=8cqQJCmcLWQ
いわゆるパンケーキ崩壊がかなり起こっていることが分かりますが、首都直下地震とか、東海地震が起こった場合、同じような被害があり得るのではないでしょうか。
2015年10月20日15時30分 武田信弘
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