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【警告】「猛暑の後には巨大地震が起きる」「警戒レベルは最大」……今年は相当ヤバそうだ!!
http://tocana.jp/2015/08/post_7106_entry.html
2015.08.19 TOCANA
全国の電子基準点の変動データによって地震予知を行う村井俊治・東大名誉教授については、これまで何度か紹介してきた。氏が顧問を務める民間会社JESEA(地震科学探査機構)が発行している有料メルマガ「MEGA地震予測」は、最新の地震予測を発表しているが、今月5日発行のメルマガでは、地震予測開始後初めて、東京を含む南関東の警戒レベルが最大に引き上げられた。
また、今年の夏は非常に暑く、東京では最高気温35度以上を記録する猛暑日が8日連続続き、1875年の観測開始以来の最長記録となった。実は、猛暑の後には巨大地震が発生しやすいという説もある。今回は、これらのことを含め大地震発生の可能性について考察することにしたい。
■南関東での巨大地震発生を示唆する数々の異常
前回、村井俊治氏の地震予測を紹介したのは昨年10月の記事だったが、この時に村井氏は「飛騨・甲信越・北関東」を警戒ゾーンの1つとして注意を促していた。その後、昨年11月22日に、M6.7・最大震度6弱の長野県神城断層地震が発生した。このように、村井氏は震度5以上の地震を数多く予測的中させてきた。
村井氏は3つの要素を分析に用いている。それは、日本全国の電子基準点における1週間の上下動を示す「異常変動」、そして地表の長期的な「隆起と沈降」(上下動)、さらに地表が東西南北のどの方向に動いているかを示す「水平方向の動き」だ。なんと今回、南関東ではその3つの要素すべてにおいて大地震の前兆現象と考えられる動きが確認されたというのだ。
・ 異常変動
「異常変動」としては、6月28日の週に神奈川の山北・箱根・湯河原・静岡の宇佐美・伊豆諸島の三宅・八丈で、4〜5cm程度の一斉異常変動が発生。これに対し、村井氏は「経験則として、長い静謐後に異常が見られたら、近いうちに大地震が起きる可能性が高いと考えられます」(週刊ポスト、2015年8月21・28日号http://www.news-postseven.com/archives/20150810_341402.html)と語る。
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・ 隆起と沈降
長期的な「隆起と沈降」としては、静岡県や伊豆諸島で異常が観測されている。隆起と沈降の境目にも大きな歪みがたまり、5月30日の小笠原諸島西方沖M8.1の地震以降もその傾向が続いているため、エネルギーはまだ放出されていないと思われるという。
・ 水平方向の動き
また、水平方向の動きでは、房総半島南部・三浦半島・伊豆半島南部に周囲と違った動きが見られるといい、村井氏は「特に注意すべきは房総半島です。北東部にある銚子と南部にある館山で水平方向の動きが真逆になっており、そのゆがみが拡大している」(週刊ポスト、同上)と語っている。
今年4月に村井氏は、予測精度を上げる目的で神奈川県大井町と小田原市に「自前の電子基準点」を設置したが、そこでも危険な兆候が現れているという。このところ、関東地方では震度3・M4以上の地震が増えている。これらが、村井氏が予測する南関東の大地震の前兆でなければ良いのだが……。
■南関東だけではない! 警戒すべき地域
画像は「JESEA 地震科学探査機構」より引用
現在、JESEAのメルマガで注意を呼びかけている警戒ゾーンは、南関東だけではない。それ以外にも次の5カ所があるのだ。念のため、ここにまとめておこう。
1. 「北海道釧路・根室・十勝・浦河警戒ゾーン」と青森県北部――7月に入って5cm以上の異常変動が観測されている。
2. 「奥羽山脈警戒ゾーン」――3.11以降に太平洋側が隆起し、日本海側が沈降を続けており、境目の奥羽山脈には大きな歪みがたまっている。
3. 「北信越・岐阜警戒ゾーン」――首都圏・東海警戒ゾーンとともに最警戒エリア。
4. 「南海・東南海警戒ゾーン」――7月13日に大分県南部を襲ったM5.7・最大震度5強の地震でエネルギーが放出された可能性はあるが、四国や九州南部で沈降が見られるため、引き続き注意が必要。
5. 「南西諸島警戒ゾーン」――今年に入り奄美諸島近海から石垣島まで地震が多発しており、口永良部島などの火山活動の影響も考えられる。
■猛暑の後には巨大地震!?
さて、村井氏の予測とは別に、猛暑の後に大きな地震が起きる傾向が見られるとの説がある。たとえば、2007年10月1日に神奈川県西部でM4.9・最大震度5強の地震が発生したが、この年の夏は関東・東海地方を中心に顕著な猛暑となり、最高気温40度以上を観測した地点が5カ所、のべ7日間にものぼった。木村政昭・琉球大名誉教授(海洋地質学)は、「近年続く異常な気温上昇が、岩盤の動きに影響を与えていることは否定できない」(ZAKZAK、2007年10月9日)と語り、気温上昇は岩盤に大きな影響を与えることを指摘している。
以前掲載した南海地震の前兆現象を紹介した記事(http://tocana.jp/2015/06/post_6703_entry.html)では、中村不二夫氏による独自調査を紹介したが、昭和南海地震(1946年12月21日、M8.0)が発生する数日前にも、12月にしては異常に暑い日が続いていたという。これも、地殻変動による地熱の上昇が気温に影響を与えていたのだろうか。
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過去の大地震と猛暑の関係について調べてみると、まず1923年の関東大震災の年は、8月に猛暑が続いていたが、その直後の9月1日に大地震が発生した。阪神淡路大震災の前年の夏には、当時の観測史上最高の猛暑を記録し、特に西日本で記録更新が相次いだ。そして翌年の1月17日に大震災が発生している。さらに2010年も観測史上最も暑い夏となったが、翌年の3月11日に東日本大震災が発生した。
こうしてみると、東京で猛暑日の連続記録を更新した今年の夏は、木村氏が指摘するように岩盤の動きが活発になっている可能性を否定できない。村井氏の警告とも奇妙な一致を見せており、今後、南関東での大きな地震に警戒しておく必要があるだろう。そもそも地震学者たちは「首都直下地震はいつ起きてもおかしくない」と警告を繰り返している。首都圏に住む方々は特に、これを機に再度防災に心がけていただきたい。
百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose
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