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【日本の議論】気象庁さん、どっちですか…箱根山「噴火でないとは言わない」「土砂の噴き上げ」 曖昧表現は風評被害への配慮?(産経ニュース)
http://www.sankei.com/affairs/news/150809/afr1508090003-n1.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150809/afr1508090003-n2.html
箱根山・大涌谷(神奈川県)が噴火したのかどうかをめぐる気象庁の判断に、「分かりにくい」と批判が上がっている。6月には「土砂の噴き上げ」としていた見解を1日で覆し、7月は「噴火ではないとは言わない」と曖昧な表現も。同庁は「データの蓄積が乏しく手探りの部分がある」と説明するが、専門家は「命を守るのは素早い判断。自信を持ってぶれない姿勢を」と求めている。(SANKEI EXPRESS)
1日で見解一転
「噴火ではないとは言わないが、噴火として記録しない」。7月21日、大涌谷の監視カメラが高さ約50メートルに上る灰白色の噴煙を捉えた。火山灰の噴出も確認されたが、気象庁は発表時「ごく小規模な現象」と説明。記者団の一部から「噴火では」と繰り返し質問を受けると、最終的に「噴火ではないとは言わない」と答え、曖昧さを残した。
6月には見解が一転した。29日、1キロ以上離れた場所で灰のような降下物を確認したのに噴火を否定し「土砂の噴き上げ」と発表。翌日になって「火口付近に火山灰が堆積していた」として「噴火」と変えた。
信州大の三宅康幸教授(火山地質学)は「火口から100〜300メートルを超す場所に固形物などが放出された時点で気象庁の定義でも噴火。なぜ否定したのか」と首をかしげる。
風評と安全のバランス
インターネットなどでは「分かりにくい」と批判が相次ぎ、「他省庁や地元に遠慮しているのでは」との声も出た。疑念の背後にあるのは、5〜6月にあった国の異例の対応だ。
5月末、観光客らへの風評被害を懸念した山口昇士箱根町長が、菅義偉官房長官や太田昭宏国土交通相らと相次いで会談し「気象庁が使う『箱根山』の表現を『大涌谷火口周辺』に改めてほしい」と要望。国交相は直後の記者会見で変更検討に含みを持たせた。
議論の末、噴火警戒レベル2では「大涌谷周辺(箱根山)」とすることで落ち着いたが、6月末の噴火でレベル3に上がり、表記は元の「箱根山」に。国交省の防災政策担当者は「名称が変わると混乱を招く心配もある。風評被害防止と安全のバランスを取るのは難しい」と悩ましげに話した。
迷わず正確な情報を
気象庁幹部や担当者は「噴火の判断は名称変更と全く別の話で、科学的データに基づいている」と強調。その上で「箱根山の活動は文献が乏しく、地質調査で鎌倉時代の噴火が判明しているだけ。火山の動きを正確につかむのは難しく、手探りの部分がある」と説明した。
三宅教授は「気象庁の判断は人の命を守る警報とも直結しており、一瞬の遅れが生死を分けることになりかねない。災害発生時には情報が錯綜し『何が本当なのか』と不安を招きやすい。気象庁は、しゃくし定規で良いから、迷わず正確な情報を出す羅針盤になってほしい。風評被害の防止や安心にもつながる」と話している。
(私のコメント)
気象庁は、いったい誰に気を遣っているのだろう。国民の命を守る気があるのならば、
迷わずに「噴火した」と言えばいいものを、なぜか躊躇しているのは非常に見苦しい。
安全保障云々で盛り上がってる様であるが、天下の気象庁がこれだから話にならない。
科学に基づいて発表を行っているのなら、なおさら「噴火か否か」をはっきりすべき。
線引きが難しい面があるにしても、「噴火でないとは言わない」というのは笑わせる。
国民はそこに文学性など求めていないのである。ただ本当の事が知りたいだけである。
今後もこのようなあり方を続けるなら、気象庁の存在意義が問われる事になるだろう。
我々国民は、「噴火だが噴火と呼ばない」や「戦争だが戦争とよばない」という様な、
詭弁を認めてはならない。誤魔化されてたまるか!である。これは大争点問題である。
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