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深発地震と火山噴火
http://www.asyura2.com/14/jisin20/msg/742.html
投稿者 taked4700 日時 2015 年 7 月 04 日 05:37:29: 9XFNe/BiX575U
 

http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/13067014.html
深発地震と火山噴火

 311の大地震で太平洋プレートの沈み込みを阻止していた留め金が外れ、2011年以来太平洋プレートの日本列島の下への沈み込みが活発化しています。

 Hi-net自動処理震源マップで、「日本全国広域」、「最新30日間」を指定すると、微小地震を合わせた地震数である N= の値は、この一年ぐらいの平常値でだいたい10000です。7月3日午後7時での値はN=9789となっていて、多少減少傾向です。この値が9500を切るようですと、ある程度地震の静穏化が進んでいると判断していいはずです。静穏化すると、大きな地震が迫っていると予測できます。

 若狭湾沖から房総半島方向に北西から南東の方向に青いドットが表示されます。これは深発地震を表していて、震源深さがだいたい200キロよりも深いものを示しています。

 問題は、311の前には、この深発地震の分布が現在のように北西から南東方向に向かう直線状ではなく、かなりばらけた分布をしていたことです。海洋プレートが地球の内部へ沈み込む現象は大昔からずっと継続しています。基本的には、400キロから600キロ程度のところまで沈み込み、そこでマントルに吸収されてしまうようです。マントルに吸収されるまでには、地中にプレートが沈み込んでいくわけで、その過程で周りからいろいろな抵抗を受けます。基本的にはそれが深発地震の原因であり、311の前には、マントルに吸収される過程全体で深発地震が起こっていたはずです。ところが、311後はほぼ直線状に深発地震が並ぶようになったのです。違いは、かなり狭い範囲で深発地震が継続して起こっていることであり、ほぼ4年、直線状の狭い範囲で発生し続けているのです。

 こうなってしまう原因はなんでしょうか。当然、太平洋プレートの沈み込み速度が格段に早くなったことがあるはずです。311前は年間10cm程度であったものが20cmからそれ以上になっていると言われています。311以前は海洋プレートの沈み込み速度と沈み込んだプレートがマントルに吸収されて消滅する速度が均衡していて、そのために、深発地震が起こる範囲がマントルへの吸収過程全体で起こっていたはずです。311後は、しかしながら、沈み込み速度が格段に速くなってしまったため、マントルへの吸収速度よりもはるかに沈み込み速度が速くなり、マントルへの吸収が始まるその直前の段階で一種の渋滞が発生し、この地域で逆断層型地震が起こっているのではないでしょうか。

 多分、プレートが割れて、互いにずれると熱が発生するはずです。また、逆断層型地震は押す力が卓越する型の地震ですから、地震が発生している空間へより多くの岩盤が詰め込まれる状況になり、一種の断熱圧縮と同じような状態になると思われます。周囲との熱の交流を絶ち、圧力と高めると温度が上昇します。

 プレートに含まれていた海水などが高温になってプレート外へ出てきて、または、マグマそのものが発生し、それらが上昇してきて地表での火山活動を活発化しているのではないでしょうか。

 西之島の位置は、北緯27度14分49秒 東経140度52分28秒です。これと、Hi-net自動処理震源マップで「日本全国広域」、「最新30日間」を指定して表示される震源マップの深発地震を示す青いドットを見ると、ほぼ同じ位置にあるのが分かります。西之島のあたりに、深発地震を示す青いドットが集中しているのです。

 もし、上の様な考え方が正しいとすると、若狭湾から房総半島南方沖へかけて分布するほぼ直線状の深発地震の直上の地域で火山活動が活発化するはずです。また、海洋プレートに含まれる海水が大地震発生の一因とされていますから、この地域での大地震発生の確率が高まっているとは言えると思います。

 火山活動が活発化する時期は、深発地震が起こっている深さから地下数キロ程度にあると言われる熱水だまりまでの熱の伝達速度で決まるはずです。西之島の場合は2013年11月に噴火が始まりましたから、311の大地震からおよそ2年と半年です。海洋プレートは大陸プレートと比べて密度が高く、熱の伝達は速いはずですから、陸のプレートとして存在する日本の中部地方から関東地方では、熱の伝達はより遅くなり、火山活動活発化は西之島よりも遅れると推測できます。事実、箱根山の噴火は西之島よりもほぼ1年遅れています。今後、富士山や浅間山の噴火が始まる可能性は高まっていると思えます。

 もう一つ、火山活動とは違いますが、東海地震の発生確率も高まっているはずです。

2015年7月04日05時10分 武田信弘 
 

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コメント
 
1. taked4700 2015年7月04日 05:58:36 : 9XFNe/BiX575U : OBhzHpt0yI
記事投稿者です。

伊豆小笠原列島は若狭湾から房総半島南方沖へ伸びる深発地震帯と並行して少し東側にずれて存在しています。

通常、火山フロント、つまり、火山が分布する地域は海洋プレートが150キロ程度に沈み込んだ深さの直上にあります。

この深さ150キロということと、上の記事で取り上げている深発地震では震源深さが50キロから200キロ程度は異なる様子です。

通常の海洋プレートの沈み込みに伴て起こる火山活動と、311後の急激な沈み込み活動に伴って起こっている火山活動とは多少異なるという意味だと思います。

もう一つ、陸域では青いドットがあまり表示されていません。この理由がよく分かりません。単純に考えれば、太平洋プレートの沈み込み活動が若狭湾から房総半島沖にかけてあまり起こっていないということになると思いますが、太平洋プレートの西への移動は非常に大規模に起こっているわけで、陸域にかかる部分だけで沈み込みが抑制されているとは思えません。可能性としては、震源深さが深発地震ほど深くない地震となっていて、その深さで太平洋プレートがどんどんと折り重なって行っているのではということです。その深さで太平洋プレートの渋滞が起こっているとすると、それがその付近の体積の増加となりますから、新たな地殻の歪みとなり、震源深さの浅い地震を呼び起こすはずです。埼玉県西部から房総半島南端にかけて直線状に分布する黄緑色のドットはそのことを表しているように思えます。


2. 2015年7月04日 07:55:38 : MxuCg3ClIE
わかりやすく分析した説明は、
説得力があります。

継続投稿希望!!!!!


3. 2015年7月04日 14:40:34 : nJF6kGWndY

>静穏化すると、大きな地震が迫っていると予測できます

まだ懲りずに言ってるのか


4. 2015年7月04日 17:01:54 : qFBZAvwg0G

 青の点をつないでいくと 太平洋プレートの先端が見える様だ

 これに比較して フィリピンプレートは 少し弱くて 九州から 沖縄の方に
 太平洋プレートによって 押し付けられている感じだ 

 フォッサマグナが 太平洋プレートの沈み込みと関係していて
 西日本の中央構造線が フィリピンプレートの沈み込みと関係していることが 見て取れる
 


5. 2015年7月05日 05:09:37 : FyLLsoUcWg
プレートはマントルに溶けません。

最新の宇宙線を利用した地球内部の透視解析や、丸山電気石の発見などマントル深部から外部コアまでプレートが沈み込んでいっている事を証明しています。


6. 2015年7月05日 15:08:57 : trY2KTQMKc
小笠原諸島下の5月30日、6月23日の深発地震発生は、地震研究者の強い関心を引いているようですが、今のところ地震波の解析から地表下500kmの地下の物性乃考察を含めてこの地震の解明は未だ公表されていないようです。
以下は、皆様のご参考まで。
http://j55.pw/ZsbC

7. 2015年7月08日 17:41:05 : xzhPc6APSc
この地域で記録される地震の回数が増えています だから地震発生の恐れがあります。記録される地震の数が減っています。だから内部にエネルギーがたまっています。地震が起こるかもしれません。

これが根拠とすると予測とやらは非常に便利ですなあ。

ところで地球表面を覆う地殻は百キロメートルを超えるほどの厚みがあり地球内部から湧き出してきて数億年で地球表面を移動し、また地球内部へ沈み込んでおります。まあ湯を沸かすときに水が滞留するのと同じです。

太平洋プレートが沈み込んでいるのは日本列島の東側、日本海溝です。
フィリピン海プレートは伊豆半島を先端にして地中へ沈み込んでおります。このあたりのことはわかっていますが、いつどこで地震が起こるかについてはわかっておりません。出来るのは数十年から数百年の単位で大きなプレート境界型地震が起こるということです。


8. taked4700 2015年7月12日 12:00:48 : 9XFNe/BiX575U : E7NtMCOPeY
>>07

>この地域で記録される地震の回数が増えています だから地震発生の恐れがあります。記録される地震の数が減っています。だから内部にエネルギーがたまっています。地震が起こるかもしれません。
>これが根拠とすると予測とやらは非常に便利ですなあ。

地震発生回数が増加しても減少しても危険性が増すことになるのはおかしいと言われているのだと思いますが、特におかしいことはないはずです。

つまり、体温が平熱よりも高くなったり低くなったりすれば、健康に異常があると思うのと同じです。

何が平常常態なのかということが最初にあり、その平常常態からずれが発生すれば、何らかの危険性が増加したと判断するわけです。


9. taked4700[4839] dGFrZWQ0NzAw 2016年1月11日 12:58:09 : Ew0CE9Xd4E : uFuDCnQryIE[7]
今記事を読み返していて気が付いたのですが、

>火山活動が活発化する時期は、深発地震が起こっている深さから地下数キロ程度にあると言われる熱水だまりまでの熱の伝達速度で決まるはずです。

の部分は間違えがあります。

「熱水だまり」とありますが、「マグマだまり」です。

熱水だまりは地熱発電の時に使われる用語であり、こんな間違えをするはずがないのですが、不思議ですね。


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