★阿修羅♪ > 自然災害20 > 657.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「深発地震」のしくみは? プレート湾曲部に亀裂:震源近いと被害大きく
http://www.asyura2.com/14/jisin20/msg/657.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 6 月 06 日 03:45:20: Mo7ApAlflbQ6s
 


[Q&A]「深発地震」のしくみは? プレート湾曲部に亀裂
震源近いと被害大きく

 5月30日に小笠原諸島沖で発生したマグニチュード(M)8.1の地震は深さ682キロメートルと非常に深い場所が震源だった。非常に深い場所が震源の「深発地震」は発生する仕組みなどが他の地震と違う。


 Q 深発地震とは何か。

 A 一般に深さ100キロメートルよりも深いところで発生する地震のことを指す。別のプレートの下に沈み込む海のプレートの内部で発生する。震源は700キロメートルの深さに達するものもあるという。
 深発地震の存在は古くから知られていた。気象庁の初代長官を務めた故・和達(わだち)清夫氏が1927年に発見した。深発地震が発生しやすい場所を「和達・ベニオフ帯」と呼ぶ。

 Q どんな仕組みで起きるのか。

 A 小笠原諸島付近では、太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に約50度の角度で急激に沈み込んでいる。地球内部のマントルは性質の違いから、上部マントルと下部マントルに分けられる。その境界部で沈み込んだ太平洋プレートは水平方向に向きを変える。
 この湾曲部では、ひずみがたまり続ける。耐えきれなくなると、巨大な亀裂が発生して地震が起きる。今回の地震はプレートの下部で発生したとみられ、震源が深かったと考えられる。

 Q 過去にも同じような規模の地震はあったのか。

 A 小笠原沖では過去に深さ400キロメートル台、M7級の地震は発生していた。ここまで規模の大きな地震はなかったようだ。
 世界に目を向けると、M8級の深発地震がときどき起きている。直近では、2013年5月にオホーツク海でM8.3、深さ約600キロメートルという地震が発生した。このときはモスクワでも揺れを感じたという。

 Q 広い範囲で揺れたが、大きな被害は出なかった。

 A 今回の地震は震源が日本列島から遠かったため、被害が小さかった。地震波は固いプレートの内部を伝わるときは弱まりにくく、陸地の真下で起きた場合は被害が大きくなる。1994年6月に南米ボリビアで発生した深発地震では、10人の死者が出た。

[日経新聞6月1日朝刊P.13]

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. taked4700 2015年6月06日 08:10:43 : 9XFNe/BiX575U : lRNDX63mHk
基本的にアウターライズ地震と同じで、プレートの湾曲部で、そのカーブの外側にプレートの進行方向に直角にひび割れができるというもの。

曲げ部分の外側は引っ張り力が働き、内側は圧縮力が働く。

敷布団などの厚みのあるものを二つ折りにしたときの、曲げ部分の外側と内側を見ればすぐに分かる。

ただ、幾つか問題がある。

1.プレートの曲げはほぼ一定状態で常時存在しているわけで、なぜこの時にM8規模のひび割れができたのかが説明できていない。基本的には沈み込みの速度やその圧力が高くなったためであり、非常にゆっくりと曲げが継続していたなら、今までと同じで、ひび割れが発生しなかった可能性が強い。

2.今回のM8地震の結果、今後の状況にどんな影響を与えるか。普通に考えると、沈み込みがより活発化するように思えるが、そのことに触れている報道はない様子。

3.そもそも、地下600キロでは地温が相当に高くなる。そのため、岩盤の割れが発生するほどプレートが硬くなっていることができず、大きな地震が発生することはないと考えられてきた。なぜ、600キロの深さで地温が相当に高い時に、こんな大きな地震が起こるほど、プレートの硬度があったのかが実際には説明ができていない。一部に海洋プレートに海水が大量に含まれていて、それが海洋プレートの温度を低く保つ機能を果たしているという説明がされている。多分、コンクリートと同じで、岩石に水分子が水和しているような形で多く含まれているという意味のはず。しかし、地下600キロでの地温そのものが観測はできていない様子で、全体が机上の議論でしかない。


2. 地震くん 2015年6月06日 23:10:08 : bjxfYNowiOS/g : 37v53HTJaY
もっともらしい感じもするが、この付近の和達・ベニオフ帯は↓こう

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/memomemokun/20150602/20150602181427.png

気象庁が発表しているデータを見る限り、掲載の図中のスラブが曲がり込む場所のさらに200kmほど下が震源になっているのだが。

和達・ベニオフ帯の場所と震源の位置が一致しない気がするのだが。


3. 2015年6月07日 11:55:07 : sCuiMgNjT2
プレートの沈み込む速さが増した?
このプレートの先が実は高温と高圧と水分によってマグマ化し
高まった圧力がその上の岩盤を割りその割れ目からマグマが上昇し
その岩盤のひびの高圧マグマが更にひびを進めやがて地上に噴火と
なって発露する。
今回の深震源地震はそのの沈み込みプレートの速度が上がった為の
原因起因かもしれない。
では何故沈み込み速度が上がったかはマントル対流速度が上がっている事を
思考すると世界規模での地震火山の活性化にヒントを与える。
では何故マントル対流速度が上がったかのヒントは太陽黒点にあると思われる。



  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 自然災害20掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
自然災害20掲示板  
次へ