http://www.asyura2.com/14/jisin20/msg/652.html
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画像は「FNNnewsCH」より引用
地震前に「ネズミ」のツイート数が増加!? 小笠原巨大地震に関する予測・前兆まとめ
http://tocana.jp/2015/06/post_6540_entry.html
2015.06.04 TOCANA
5月30日20時40分頃、小笠原諸島西方沖を震源とするM8.1の地震が発生し、小笠原諸島の母島などで最大震度5強を記録した。気象庁による当初の発表はM8.5で、M7.8とするUSGS(米国地質研究所)の発表とはかなり差があったが、気象庁は31日に規模をM8.1に、震源の深さも発表当初の約590kmから682kmに修正した。
日本は大きな地震が多発する世界有数の地震国であるが、今回の地震はさまざまな意味で特異な地震だった。何よりもまず、北海道の北端から南西諸島まで、日本中ほとんどの地域で震度1以上を記録したことが挙げられる。あの日本史上最大の規模を記録した東日本大震災(M9.0)の時でさえ、四国と九州の大半では有感地震とはならなかったのだ。今回の地震は、スラブ内(プレート内)の地下深いところで発生した「深発地震」であり、海洋プレート内地震に分類される。通常の地震は670kmよりも深い場所では発生しないが、小笠原海溝は特殊な地下構造となっていて、稀にこのような深さで地震が起きることもあるのだ。
この記事では、今回の地震発生を事前に警告していた科学者・民間研究者・予言者がいたことを指摘するとともに、前兆と思われる現象が起きていたことも併せて紹介することにしたい。
■科学者たちはどう予想した?
・ 木村政昭氏(琉球大学名誉教授)
さて、この地震が起きた時、筆者は真っ先に木村政昭・琉球大学名誉教授が予測する「小笠原諸島スーパー巨大地震」を思い出した。阪神淡路大震災や新潟県中越地震など多くの地震・火山噴火を予測し的中してきた木村氏は、自身のサイト上で、小笠原諸島で起きる地震を「2012±5年(M8.5)」と予測していたのだ。
http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/
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しかし、氏が想定する地震は、太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界付近の浅い場所で発生するプレート境界地震であるのに対して、今回の地震はフィリピン海プレート内の非常に深いところで発生した。また、木村氏の予想範囲よりも南方の、西之島の近くが震源となっている。以上のことから、厳密には氏の予測が的中したとは言えないだろう。 地震発生翌日の5月30日、サイト上の予測地図が更新されているが、今回の地震を追記していないところを見ると、木村氏自身も同様に考えているようだ。
とはいえ、木村氏が予測するプレート境界地震が今後も発生しないというわけではない。今後2年間ほどは、津波を伴う巨大地震への注意が必要だろう。
・ 村井俊治氏(東京大学名誉教授)
次に、全国に設置された電子基準点のデータを用いて数々の地震を予測してきた村井俊治・東大名誉教授は、今回の地震をどのように予測していただろうか。
5月25日に発生した埼玉県北部の地震(M5.5)も予測していたという村井氏は、「(25日の)地震発生後も関東地方にある危険な兆候は消えていません。これはさらなる大地震の予兆かもしれない」(週刊ポスト、2015年6月12日号)と語っていた。この記事では、千葉県房総半島南部や神奈川県三浦半島の異常が拡大していると指摘されており、小笠原諸島北西部の地震とも何らかの関係があったのかもしれない。
・ 早川正士氏(電気通信大学名誉教授)
以前の記事で紹介した早川正士・電気通信大学名誉教授も、この地震を予測していたようだ。
早川氏は、5月22日に会員制サイト「地震解析ラボ」で、「5月24日〜6月4日までの間に相模湾、伊豆諸島から小笠原にかけての海底でM5・5前後、最大震度5弱程度」と発表していた。早川氏によると、上空の電離層を伝わって計測された電磁波から、「M5.5程度」と実際よりも小さく見積もられたのは、今回の震源が極めて深かったためであるという。
筆者追記:本日(6月4日)早朝、北海道釧路市中南部を震源とする地震(最大M5.0)があり、釧路市では震度5弱を記録したが、早川氏はこの地震の発生も「7日までに十勝から岩手にかけて、内陸ならばM5.0前後」( ZAKZAK、2015年6月2日)という形で予測しており、的中させている。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150602/dms1506021140003-n1.htm
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画像は「FNNsline」より引用
■民間研究者も指摘していた!
独自の手法で地震予測を行うサイト「アキラの地震予報」は、地震発生当日の10時52分に「父島圏内にM4.0〜M5.0の地震発生合図が沢山出ました。小笠原地方中心として、南太平洋・マリアナ・ニューギニア・フィリピン・台湾・本土近辺・千島列島・サハリン・アリューシャン列島など、環太平洋では、一週間程地震発生に要注意です。特に、まだまだ続く父島近辺・本土近辺の地震や火山活動の可能性が高いです」と発表していた。規模こそ予測よりも大きいものだったが、「父島圏内」ということでは的中していたといえるだろう。
■動物も異常を感じ取っている!?
前述のように、今回の地震を予測していた専門家が複数存在したわけだが、それ以外にも、これに対応すると思しき前兆現象が起きていた。
・ イルカやクジラだけではない! シャチも……
まず目を引くものとしては、地震から5日前の5月25日に、東京湾にシャチの群れが迷い込んでいるのが目撃され、話題となった件がある。
そもそも、東京湾にシャチが現れたこと自体が極めて珍しい。横浜・八景島シーパラダイスで20年以上にわたり獣医を務める大津 大(だい)氏は、「シャチを含む鯨類は相模湾の沖にはかなりの数が生息しており、コククジラやセミイルカは時折、東京湾までやってくることがある。ただ、シャチは前代未聞だ。エサを追いかけて入ってきてしまったのだろうか」( ZAKZAK、2015年5月28日)と語っている。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150528/dms1505281548014-n1.htm
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さらに武蔵野学院大の島村英紀特任教授は、「海中に住む生物は体内に、われわれが研究用に使用しているものよりはるかに優れた電磁気センサーを持っているとされる。(中略)今回、シャチも地震が起こる前に海の底から伝わってくる磁力をセンサーで事前に感知し、東京湾に現れた可能性はある」(ZAKZAK、同上)と述べている。
筆者は地震前兆研究家として、特に地震前の動物異常行動のデータを多く収集してきた。クジラやイルカについては、3.11の1週間ほど前に茨城県鹿嶋市の海岸でイルカ約50頭が打ち上げられたケースなどの前兆例がある。また、今年4月10日には、茨城県鉾田市沖でイルカ約150頭が座礁したケースもあった。これは今回の地震から50日前のことであり、タイムラグが若干気になるが、やはり同様の前兆現象であった可能性は捨て切れない。しかし、それでもシャチが関連する地震前兆現象については聞いたこともなく、完全にノーマークだった。今後シャチに異変が起きた時には、イルカやクジラと同様に注視しなければならないだろう。
・ 筆者宅のネズミにも異変
動物の異常行動といえば、5月25日の埼玉県北部を震源とする地震を扱った先日の記事で、筆者の自宅の天井裏でネズミたちが「運動会」を行っていたことを書いたばかりだ。実は、今回の地震から2日前となる5月28日0時ごろ、またもネズミが天井裏でうるさく走り回っていたのだ。「これほど頻繁にあると、もしかしたら地震以外の要因ではないか」と思ったものだが、そうしているうちにM8.1の地震が起きてしまったというわけだ。しかも、淡路島に住む知り合いの家でも、数日前に天井裏でネズミが騒いでいたという。
http://tocana.jp/2015/05/post_6480_entry.html
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ちなみに、Yahoo!リアルタイム検索で、「ネズミ 天井」と検索した結果の月間グラフを見ると、5月24日(埼玉県北部M5.5の前日)と5月30日(小笠原諸島西方沖M8.1の当日)に最大のピークがある。これはTwitter上でのツイート数に基づくデータだが、やはり大きな地震の直前にはネズミが騒ぐのではないか。
画像は「ANNnewsCH」より引用
■予言者たちによる注意喚起も!!
次に、体感によって地震予知を行うブロガーたちを見てみたい。埼玉県在住の主婦ミッヒー氏は、5月28日に「M5クラス体感あり」とTwitter上で注意喚起していた。
http://blog.livedoor.jp/kirakiradoor/archives/50749071.html
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また、同じく主婦ブロガーのリシル氏は、5月25日の埼玉県北部を震源とする地震の後、「体感がおさまらず吐き気が凄いの。震源地変わり震度4〜5数日以内に揺れるよ。震源地わからないや」とブログに綴っている。
さらに、以前の記事でも紹介した、予見者・松原照子氏が5月18日に発した「緊急速報」は、5月25日の埼玉県北部のみならず、今回の地震も予見していたのかもしれない。
ちなみにリシル氏は、5月30日の地震直後に、「体感なんだけど今度は東北方面を震源地とするマグニチュード6クラスの揺れが発生しそうな感じです」と書いている。その2日後の今月1日には、「千葉県西部より東方面。千葉県含む関東地方の皆様へ五日間以内に震度5の揺れにご注意下さい」とした上で、「兵庫県震度3〜5」、「愛知県震度3〜4」の地震にも注意を促している。松原照子氏も、5月31日にブログ上で新たな「速報」を出し、「これからも揺れそうに感じます。引き続き、防災意識を高め、お気をつけてください」(ブログ「幸福への近道http://terukomatsubara.jp/」より)と呼びかけている。
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5月25日の埼玉県北部(M5.5)、5月29日の口永良部島の爆発的噴火、5月30日の小笠原諸島西方沖(M8.1)と、大きな地震と火山の噴火が立て続けに発生している日本列島。これは、もはや地震や噴火の活動期に突入したといえるかもしれない。今まで以上に防災意識を高めて過ごしたいものだ。
百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose
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