http://www.asyura2.com/14/jisin20/msg/643.html
Tweet |
富士山も?
箱根さらには富士山も? 3.11震災きっかけに噴火列島時代へ〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150603-00000004-sasahi-sctch
週刊朝日 2015年6月12日号より抜粋
鹿児島県屋久島町口永良部(くちのえらぶ)島が大噴火したかと思えば、小笠原諸島沖ではM8.5の巨大地震が発生。列島のあちこちで大山鳴動、不穏な動きが続発する。
昨年9月に突如、噴火した御嶽山(長野・岐阜)では、登山客ら57人が死亡、6人が行方不明という戦後最悪の噴火災害となった。今年初めから火山活動が活発化している桜島(鹿児島)では、5月7日に今年500回目の爆発的噴火があり、これは55年の観測開始以来最速のペースだ。
観光業にも深刻な影響が出ている。箱根山(神奈川)で5月の大型連休中に噴火警戒レベルが2に引き上げられ、観光名所の「大涌谷(おおわくだに)」が立ち入り禁止となった。蔵王温泉に近い蔵王山(宮城・山形)でも、4月に小規模な噴火の可能性があるとして噴火警報が出された。草津白根山(群馬・長野)、吾妻山(福島・山形)でも噴火警戒レベルが2に引き上げられている。
これらは、単なる偶然なのか――。元火山噴火予知連絡会会長の井田喜明・東大名誉教授がこう指摘する。
「2011年の東日本大震災が影響しているのは間違いないでしょう。あれだけ大規模な地震なので、その影響は列島全体に及んでもおかしくありません。地下のマグマがどのようにつながっているのかも現在の学問ではまだ未解明な部分が多く、いくつかの火山の動きに何らかのつながりがあるのかもしれない」
元北海道大学地震火山研究観測センター長の島村英紀氏はこう語る。
「むしろ、日本列島はこれまでが異常なほど静かな時期でした。東京ドーム250杯分の火山灰を出すような大噴火は17世紀以来100年に4〜6回は起きてきたが、1914年の桜島と29年の北海道駒ケ岳を最後に途絶えている。昨秋の御嶽山噴火の火山灰は東京ドーム約4分の1杯分。今回の噴火でも、それよりもう一桁大きい程度。はるかに大規模な噴火が21世紀中に複数回起きてもおかしくないわけです」
まさに「列島火山時代」の到来である。活火山だらけの国土で生きる宿命を背負ったわれわれが、次に警戒すべきはどこなのか。
「箱根山、富士山、蔵王山、吾妻山、草津白根山などは警戒しなければならないと思います。特に箱根山は最後に噴火したのが鎌倉時代とみられていますが、不思議なことに何も文献が残っていない。何度も噴火が観測されている桜島や阿蘇山などと比べて噴火の兆候をつかみづらく、事前の予測も困難です」(島村氏)
約3200年前の箱根山の大噴火では、かつては3千メートル級の高さだったという山体の上半分が吹き飛び、火砕流は静岡県まで達したという。身近な観光地のもう一つの顔である。
「箱根山では今は小規模な水蒸気噴火が警戒されているようですが、大規模な噴火が起きない学問的な保証はまったくありません。また、箱根山と富士山は成り立ちからしても兄弟といっていいほど関連がある。大涌谷周辺で起きていた地震の震源が最近、静岡県側にも動いてきており、富士山への警戒も怠ってはなりません」(同)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。