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スマトラ・シナブン火山は14年10月に大噴火(C)AP
震災から4年1カ月…「大規模噴火の法則」もう安心なのか?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/159059
2015年4月17日 日刊ゲンダイ
世界ではM9クラスの大地震後、4年以内に必ず大噴火が起きる――。東日本大震災から4年1カ月が経ったが、日本はもう安全なのか。
気象庁は13日、小規模な噴火の恐れがあるとして蔵王山(宮城・山形県境)に火口周辺警報を出した。今月7日以降、火山性地震が急増、危険な状況が続くという。そこで気になるのは冒頭の「4年以内説」だ。1950年以降、M9クラスの地震が起きた後、4年以内に必ず大規模な噴火が起きている(別表参照)。
1952年のカムチャツカ地震の翌日には、カルピンスキ山が火を噴き、その後も周辺で、複数の火山が噴火。約3年後には1000年近く活動がなかったべズイミアニ火山で大規模噴火が起きている。このときの噴火活動は、約1年5カ月に及んだ。
また、アリューシャン地震の2日後、ビゼベドフ火山が噴火。この火山も200年ぶりの活動だった。
■「富士山も警戒が必要」と識者
このように、東日本大震災以外のM9クラスの大地震は、すべて大噴火につながっている。震災から4年が過ぎたが、蔵王山は今後の大噴火の予兆なのか、それとも、もう心配ないのか。
「カムチャツカ地震後の噴火は、地震から5年目まで続きました。4年以内に起きなかったからといって、安全とは言えません。過去のアリューシャン地震、アラスカ地震の時の火山周辺は、広大な土地で人があまりいませんでしたが、日本のような狭い土地なら数千人規模の死者が出ても不思議ではなかった。北アルプスの御嶽山などこの数年の火山噴火のレベルは、過去の大噴火に比べて小さい」(武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏=地震学)
過去の大噴火は震源から600キロ以上離れたところでも起きているという。
「御嶽山をはじめ、活動中の蔵王、周辺で地震が多発する吾妻山(山形・福島県境)も震災による誘発噴火と考えていい。ただ、噴火規模としては小さい。東日本大震災で、富士山の直下では20〜30センチの地殻変動があったといわれています。富士山も含め、今後もまだ大噴火の警戒が必要です」(島村英紀氏)
不安な日々は続く。
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