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次の東南海、南海地震がいつ起きるか
あまり意味があるとは言えないと思いますが、ごく大雑把にいつ頃起こるか、またはいつ頃までは起こらないか、それを考えてみました。
まず、やり方についてです。 防災科学技術研究所の「地震の基礎知識とその観測」http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/part1.html にある図7.12 「1946年南海地震(M8.0)の発生前40年間」に、M6以上の地震が10回起こったことが図示されています。1923年以降に8個の地震が起こっていることから、直前20年間で8回程度M6以上の地震が起こると南海地震が発生すると仮説を立てることが出来ます。
問題点は、この「1946年南海地震(M8.0)の発生前40年間」に載っている地震に名前のついていないものが半分もあることです。Wikiの「日本の地震年表」( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8_%28%E6%97%A5%E6%9C%AC%29 )を見ると、該当する地震が載っているのですが、震源深さなどは分かりません。第2次世界大戦前の地震は地上部の被害の状況を見てマグニチュードを判断しているはずで、被害が無くとも地震計で捉えた揺れの様子からマグニチュードを判断できる最近の地震記録をそのまま比較できないのです。よって、最近の地震の中から被害が出ている地震だけを対象に含めることで多少比較がましになると思います。
この20年間を見ると、関西から中国地方で起こったM6以上地震は次の通りです。(Wikiの「日本の地震年表」より)
1.1995年(平成7年)
1月7日 岩手県沖で地震 - Mj 7.2(Mw 6.9)、青森県八戸市、岩手県盛岡市・葛巻町で最大震度 5、三陸はるか沖地震の最大余震。
1月17日 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災、阪神大震災) - Mj 7.3(旧Mj 7.2)(Mw 6.9)、兵庫県南部・淡路島北部で最大震度 7、死者・行方不明者6,437人。当初は最大震度6だったが、実地検分により7に修正された。
2.2000年(平成12年)
10月6日 鳥取県西部地震 - Mj 7.3(Mw 6.8)、鳥取県境港市・日野町で最大震度 6強。(日野町で震度 7相当を観測、防災科学技術研究所Kik-netの計測震度計による)
3.2001年(平成13年)
3月24日 芸予地震 - Mj 6.7(旧Mj 6.4)(Mw 6.8)、広島県河内町・大崎上島町、熊野町で最大震度 6弱、死者2人。フィリピン海プレート内部の地震。
4.2004年(平成16年)
9月5日 紀伊半島南東沖地震 - 19時7分にMj 7.1(Mw 7.3)、23時57分にMj 7.4(Mw 7.5)。23時57分の地震で奈良県・和歌山県・三重県で最大震度 5弱。一時津波警報が発令。
まだ4つしか中国から関西地方ではM6以上地震が起こっていないことになります。また、これらの地震のすべてがM9地震であった東北地方太平洋沖地震の前に発生しています。よって、極めて大まかではありますが、南海地震や東南海地震はまだあと20年程度は発生しない可能性が高いと言えると思います。
ただし、M6とかM7程度の地震はいつどこで起こっても不思議ではないわけで、もしそれが都市部を襲えばかなりの被害になります。また原発直下で起これば確実に原発事故に結びつくでしょう。
問題は、南海地震の直前20年間で8個ものM6以上地震が起こってきたことで、今後、いつそういった時期に入るかがはっきりは分からないのです。南海地震や東南海地震は震源域がはっきりと特定されているため、対策も取りやすいのです。南海地震などの前に発生するM6からM7の地震こそが危険です。
2015年1月16日00時45分 武田信弘
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