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http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/12395136.html
311の大地震の前兆は3月9日の午前10時にははっきり計測されていた。
Hi-netの高感度版100トレース連続波形画像の2011年3月9日午前10時からのものが、 http://www.hinet.bosai.go.jp/mtrace/?tm=2011030909&pv=1H&eq=&LANG=ja にあります。これを見ると、右側の目盛で15から20ぐらいのところの横線、つまり、ちょうど東北地方の部分で揺れがかなり継続して観測されていたことが分かります。上から13番目の観測点は黒いドットがはっきり見えますから、継続的にかなり強い揺れを観測していたはずです。14番目から18番目までの観測点は、ドットは表示されていませんが、線の幅が多少広く表示されていて小さな揺れを継続的に観測していたことが分かります。この細かな揺れは3月9日の午前5時ごろから記録されています。
2004年にはスマトラ島沖のマグニチュード9級の地震が起こっていましたから、世界中の国の地震担当部局により、M9地震が近いうちに起こることが警戒されていないといけませんでした。日本の地震観測などをやっている部局は基本的に気象庁です。気象庁は果たして2004年のスマトラ島沖地震をどう評価していたのでしょうか。このことが311の地震被害を検証するにあたって、多分、全く検討されていません。なお、M9地震が数年から10年程度の間隔をおいて何回か連鎖することは、超巨大地震の記録を見ればすぐに分かります。ウィキの「超巨大地震」( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87 )を参照してください。
地震予知は難しいことであり、こういった事象に気が付いていても地震警報を出すか出さないかは難しい判断でしょう。しかし、こういった事象が観測されていながら全く検討されていなかったのか、それとも検討はされていたが、これこれの理由で警報を出さなかったのか、検証はやられているのでしょうか?
自分が知っているのは、三陸沖ではM9地震は起こらないと信じられていたということです。M9地震ではなくてせいぜいM8程度の地震しか起こらないとされていたため、地震警報を出すことが出来なかったというものですが、貞観地震での津波被害は2009年には一部の専門家により指摘がされていました。更に、仮にM7程度でもかなりの大地震であり、それなりに警報を出す意義はあったはずです。311の大地震に対して、どのような前兆現象が観測されていて、それに対してどういった判断をしたのか、それをきちんと明らかにするべきです。
地震観測は日本のほぼすべての国立大学で行われているはずで、そのすべてで全国レベルの地震データを見ることが出来ていたはずです。このことも、311の地震が起こる前に警報が出されていなかったことがとても不思議に思える理由です。
被曝関連のことなど、日本の学会が、機能不全に陥っているように見えることは他にもいくつかあります。原発関連であることが多く、このことの意味はとても深刻だと思います。
2015年1月4日20時50分 武田信弘
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