http://www.asyura2.com/14/jisin20/msg/302.html
Tweet |
富士山噴火に影響は?/(C)日刊ゲンダイ
リニアは?原発は?…列島縦断「糸魚川断層」動き出した恐怖
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/155218
2014年11月25日 日刊ゲンダイ
3連休の初日(22日)に起きた長野北部地震。連休明け25日の午前6時27分ごろにも、長野県小谷村で震度4の地震があった。これで余震は90回近くを数え、何とも不気味なのだが、最大震度6弱(M6・7)は、「神城断層」が動いて発生したとみられている。神城断層は「糸魚川―静岡構造線断層帯」の一部。日本列島を縦に貫く大断層だ。ここが動き出したとなると、リニアや原発など、「大丈夫なのか!?」とさまざまな心配が出てくる。東北大災害科学国際研究所の遠田晋次教授が言う。
「1000〜2000年かけて地表がズレた『ひずみ』が今度の地震で解放されたことになります。となると、阪神大震災クラスの地震(M7・2)が起きても不思議ではなかったが、今回動いたのは神城断層のごく一部。震源の深さは約10キロでした。『糸魚川―静岡構造線断層帯』は全長150キロといわれています。松本―甲府にかけては一度にズレたら最悪M8クラスの揺れが起きるとされている。今度の地震が今後、どう影響するかは分からない状況で、調査を進める必要があります」
「糸魚川―静岡構造線断層帯」は、リニアの建設ルートである南アルプス地域に重なっている。専門家の中には、運行中の地震に対する備えが不十分と指摘する声も多い。静岡県では断層帯の上に浜岡原発がある。
富士山噴火への影響も気になる。9月、噴火した御嶽山は糸静線の上にあるのだ。
地震直後には、震度5弱を記録した長野県小谷村を南北に流れる姫川の水位が低下。一時40センチも低くなり、今でも20〜30センチ下がったままだ。
糸静線の西に位置する岐阜県飛騨市神岡町の地下水観測所では8月から10月半ばにかけて、毎分130リットルほどの流量が25リットルに激減した。9月には富士山の北麓に位置する山梨県笛吹市石和町の道路が、縦7メートル、横4メートル、深さ3メートルにわたって陥没した。
「河川の水位低下、地下水量の減少、道路の陥没は、地盤沈下で説明がつきます。日本最大の活断層・糸静線や富士山周辺の地殻が少しずつ下がっているのです。火山のマグマだまりはスポイトのつまむ部分みたいな構造で、断続的に刺激を受けていると、富士山のマグマだまりが刺激され、噴火に結びつく恐れは十分あります」(琉球大名誉教授・木村政昭氏=地震学)
人的被害が少なかったからといって、今回の地震を軽視できない。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。