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北海道・浦河港に押し寄せたイワシの大群=6日午前(浦河町提供)
北海道「イワシ大量死」は大地震の前触れ? 識者「海底に電流流れ異常行動か」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20141111/dms1411111700015-n1.htm
2014.11.11 夕刊フジ
北海道の港に大量のイワシが打ち上げられ大騒ぎになっている。5日から6日にかけて浦河町の港を推計100トンに及ぶ魚群が埋め尽くし、3日には約80キロ離れたむかわ町でも大量の死骸が漂着した。不気味なことにその3日には、むかわ町付近を含む広いエリアで最大震度4の内陸地震が発生。海の異変に地元では「大地震の前触れではないか」と危ぶむ声が挙がっている。
「長くこの町にいてこんなことは初めて。何かよからぬことが起きなければいいんですが…」
浦河町の池田拓(ひらく)町長(63)は、こう不安を口にした。
同町の浦河港に異変が起きたのは5日昼ごろ。マイワシなどが徐々に入り込み、6日未明には港に大群が押し寄せた。
浦河町の水産商工観光課によると、同町職員や日高中央漁協関係者ら約70人態勢が回収にあたり、その推計は100トンにも及ぶという。
3日には、浦河町から北西に約80キロ離れたむかわ町でもイワシの大群が襲来。6日までに浦河町とむかわ町の間に位置する日高町や、新ひだか町でも同様の現象がみられた。
異変の原因について、浦河町の水産商工観光課は「3日に接近した低気圧の影響で海面に冷たい海水が流れ込み、イワシが冷たい海水を避けようと温かい浅瀬に押し寄せた結果、酸欠状態になって死んだのではないか」と分析。だが、一部では3日に起きた地震との関連を指摘する声もある。
3日午前11時28分ごろ、むかわ町から近い胆振(いぶり)地方中東部を震源とするマグニチュード(M)4・6の地震が発生。同町などで震度4を記録した。
先の浦河町の池田町長は「実は、1982年に発生し、浦河町で震度6の揺れを観測したM7・1の浦河沖地震の時も今回と同じような騒ぎがあった。地震の前に普段は揚がらないメヌケという高級魚が大量に水揚げされた。今回も大地震の前触れではないかという疑念が消えない」と語る。
2011年2月のニュージーランド地震の直前、70頭のクジラが打ち上げられるなど地震の前に海で怪現象が起こることはこれまでにもあった。
夕刊フジで「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」を連載する武蔵野学院大学の島村英紀・特任教授は、「地震活動が魚の生態に影響を与えるという指摘は地震学の世界で以前からある。詳しいメカニズムは明らかになっていないが、地震の前後に海底に電流が流れ、それを魚が敏感に感じ取って異常行動を起こしている可能性がある」と指摘し、こう続ける。
「(胆振地方で3日に発生した)M4・6の地震は、普段から地震活動が活発なプレート上で起きたものではないだけに気になる。今後、より大型の地震が周辺地域で起きる可能性はゼロではなく、警戒しておいたほうがいい」
北の海での異変が意味するものは…。
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