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日本、この先100年で火山噴火で消滅か?
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_10_25/279184478/
14:12 ロシアの声
神戸大学大学院の巽好幸教授らのグループは、日本列島で過去12万年間に起きた火山噴火の規模と頻度を統計的に解析した結果、今後100年の間に日本の生活をマヒさせるような巨大噴火が起こる確率は1%,である、との結論に達した。
学者達は報告書の中で「巨大カルデラ噴火は、日本ではいつでも起こりうる。最悪の場合、噴火により1億2千万人の生活と活動がマヒしてしまう。この数は、日本全体の人口にほぼ等しい」と指摘している。
また報告書の中では「巨大地震も、日本に非常に大きな損害をもたらすだろう。しかし今後30年の間に起こる確率が70%と言われている南海地震の場合でも、犠牲者は30万と見られている。これに対し、巨大噴火が起きた場合、日本自体が消滅してしまう可能性があると言っても過言ではない」と述べられている。
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巨大噴火 “今後100年間で確率約1%”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141022/k10015614021000.html
10月22日 18時35分 NHK
日本の広い範囲が火山灰で覆われ、火砕流が100キロ余り先まで達するような巨大噴火が、今後100年間に起きる確率はおよそ1%だとする研究結果を神戸大学大学院の研究グループがまとめました。
グループでは「地下のマグマの動きを捉える観測方法の開発や人材の育成などに長期的に取り組む必要がある」と指摘しています。
大量の火山灰が日本の広い範囲に及び、火砕流が周囲100キロ余りに達するような巨大噴火は、噴火後に直径が数十キロに及ぶ「カルデラ」と呼ばれる陥没した地形を作ることが知られ、日本では地形や地質の調査から過去12万年の間に九州や北海道などで少なくとも10回起きていたことが分かっています。
神戸大学大学院の巽好幸教授らの研究グループは、国内の地下の岩石の性質や過去の噴火の時期などを基に、火口の直径が数十キロにも及ぶ巨大噴火が日本で起きる確率を推計し、22日、その結果を公表しました。
それによりますと、今後100年間に起きる確率はおよそ1%で、回数にすると1万年に1回程度、阪神・淡路大震災を起こした兵庫県南部地震が起きる前の確率とほぼ同じ程度だということです。
仮に過去に起きた地域のうち最も影響が大きい九州中部で噴火が起きたと仮定すると、火砕流は九州の広い範囲に及び、火山灰は西日本で50センチ以上、東日本で20センチ以上降り積もるほか、北海道でも場所によって5センチ以上に達し、各地で交通網やライフラインがまひするなど、日本全土に深刻な影響が及ぶと指摘しています。
巽教授によりますと、こうした規模の巨大噴火は、地下深くから上昇してきたマグマが地下数キロ付近で巨大な「マグマだまり」を作り、その後、マグマだまり全体が浮き上がることで起きると分析していますが、いつどこで起きるかを予測することは難しく、研究も進んでいないということです。
記者会見した巽教授は、「巨大噴火はいったん起きると広い範囲に深刻な影響を及ぼすと考えられる。現状の火山研究や観測態勢の充実を続けていく一方で、巨大噴火は規模やメカニズムが違うため、新たな観測方法の開発や人材の育成に、5年、10年という長いスパンで取り組んでいく必要がある」と話しています。
■過去の巨大噴火
地下の大量のマグマを短時間で地上に吹き出す巨大噴火は、直径が数十キロにもおよぶ「カルデラ」と呼ばれる陥没した地形を作ることが知られ、日本ではこうしたカルデラが作られる巨大噴火は過去12万年の間に少なくとも10回起きていたことが分かっています。
このうち最も規模が大きなものは、今からおよそ9万年前に熊本県の阿蘇で起きた巨大噴火です。
このときは、火砕流が火口からおよそ150キロ先まで及び、海を越えて現在の山口県にまで達したほか、火山灰は日本の全土を覆い、大阪で30センチ、東京で20センチ、北海道東部で15センチ積もりました。
また、今からおよそ7300年前に鹿児島県の薩摩半島の南の「鬼界」と呼ばれる海底で起きた巨大噴火では、火砕流が九州南部の全域に達し、当時の縄文時代の文化が一時、途絶えた可能性も指摘されています。
このほか、北海道の支笏湖周辺や屈斜路湖周辺など九州や北海道を中心にも巨大噴火で出来た大規模なカルデラが残っています。
こうした巨大噴火は、アメリカやインドネシアなど世界各地でも過去に起きていて、大規模なものは世界的な日照不足や気温の低下など地球全体の気候にも影響を及ぼすとされています。
しかし、これまで観測された例はなく、マグマの詳しいメカニズムや噴火の予測につながる前兆的な現象などの研究はあまり進んでおらず、内閣府が去年まとめた大規模噴火の検討会では「噴火予知や対応策について研究を推進すべきだ」と指摘しています。
■マグマ上昇の仕組みは
日本付近では海側のプレートが陸側のプレートの下に沈み込んでいて、地下の「マントル」の深さ100キロほどの場所で岩石が溶けてできると考えられています。
液体となったマグマは周囲の岩石よりも軽いためゆっくりと上昇し、いったん深さ30キロ程度のマントルと地殻の境界付近にたまって「マグマだまり」を作るとみられています。
そして、マグマだまりと接した地殻では熱で岩石が溶かされて新たなマグマが作られ、それが上昇することで地下の比較的浅い場所に別の「マグマだまり」を作ると考えられています。
巽教授によりますと、過去に直径数十キロのカルデラを作るような巨大噴火が起きた九州や北海道などの地下の岩石は、ほかの地域に比べて変形しにくい性質があるため、溶けたマグマが岩石の隙間を通って上昇すると考えられるということです。
そして、次々にマグマが上昇し、マグマだまりが直径が数十キロにも達する巨大なものになると、その浮力によって岩盤を押し上げて亀裂を作り、噴火につながるということです。
このとき、大量のマグマが短い時間で噴き出されるため、地下には大きな空洞ができ、噴火のあとには地面全体が陥没して「カルデラ」と呼ばれる地形が作られるということです。
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