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巨大噴火の発生確率100年で1% 神戸大が試算、壊滅的な被害予測 産経
http://www.asyura2.com/14/jisin20/msg/242.html
投稿者 倉田佳典 日時 2014 年 10 月 22 日 21:15:23: eahs5MlcSyO0.
 

巨大噴火の発生確率100年で1% 神戸大が試算、壊滅的な被害予測
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141022-00000579-san-soci

産経新聞 10月22日(水)19時40分配信
 日本に壊滅的な被害をもたらす「巨大カルデラ噴火」と呼ばれる火山噴火が100年以内に1%の確率で発生するとの予測を神戸大の巽(たつみ)好幸教授(マグマ学)らがまとめ、22日に発表した。現時点で差し迫っている状況ではないが、最悪の場合は日本の総人口にほぼ匹敵する約1億2千万人が死亡すると試算し、観測や研究の強化を求めた。

 巨大カルデラ噴火は最大規模の破局的な噴火。火山灰などの噴出物は東京ドーム約8千杯分に相当する100億立方メートル以上で、通常の大規模噴火の数倍から100倍以上に当たる。噴火後、直径2キロ以上の巨大なくぼ地(カルデラ)を形成するのが特徴だ。

 日本では過去12万年間に阿蘇(熊本県)、十和田(青森・秋田県)などで13回発生。これらの規模と頻度を統計学的に解析し、今後の発生確率を算出した。

 巽教授によると、巨大カルデラ噴火の発生確率を統計学的な手法で算出したのは初めて。100年以内に1%の確率は首都直下地震などと比べるとはるかに低いが、「いつ起きても不思議ではないと認識すべき数値」としている。次にどこで発生するかは特定できないという。

 被害は九州中部で起きるケースが最悪で、2万8千年前に九州南部で発生した「姶良(あいら)カルデラ噴火」の火砕流や火山灰の到達域を基に算出した。その結果、2時間以内に火砕流で九州の700万人が死亡。本州のほぼ全域で、偏西風で運ばれた火山灰が厚さ10センチ以上積もり、その重みによる家屋倒壊やライフラインの途絶などで壊滅するとした。

 巽教授は日本が消滅しかねない重大な脅威だとして、「地下のマグマの状態を正確にとらえる技術を向上させ、発生メカニズムの解明を急ぐ必要がある」と訴えている。


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巨大カルデラ噴火のメカニズムとリスクを発表 神戸大学
http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/2014_10_22_01.html

2014年10月22日
本プレスリリースのテキストと図版データは、次のリンクにてダウンロード可能です。
• プレスリリース原本 (ZIP)
http://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/pr/2014_10_22_01-public.zip

 

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コメント
 
01. 倉田佳典 2014年10月22日 21:23:16 : eahs5MlcSyO0. : pvNDUbU86Q
巨大カルデラ噴火のメカニズムとリスクを発表 神戸大学
2014年10月22日

↓こちらにも↓保存させていただきました。
http://img.asyura2.com/us/bigdata/bigup1/source/544.zip

研究成果の要旨
http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/2014_10_22_01.html

神戸大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻の巽好幸教授と鈴木桂子准教授は、日本列島で過去12万年間に起こった火山噴火の規模と発生頻度を統計的に解析し、以下の知見を得ました。この知見については10月22日、文部科学記者会などで発表しています。
1.通常の山体噴火とカルデラの形成を伴うような巨大噴火は、異なるメカニズムでマグマの集積・噴火が起きることが判りました。巨大カルデラ噴火を引き起こすマグマ溜りは、自らの大きさに起因する浮力によって亀裂が生じ、噴火にいたると考えられます。
2.巨大カルデラ噴火を起こす火山は、地殻の変形速度が小さい地域に位置することが判りました。このような場所では、粘り気の高いマグマが効果的に、次々と地殻内を上昇して、巨大なマグマ溜りを形成すると考えられます。
3.日本列島で今後100年間に巨大カルデラ噴火が起こる確率は約1%です。この確率は、兵庫県南部地震 (阪神・淡路大震災) 発生前日における30年発生確率と同程度です。すなわち、いつこのような巨大噴火が起こっても不思議ではないと認識すべきです。最悪の場合、巨大カルデラ噴火によって1億2000万人の生活不能者が予想されます。

この研究成果は、日本学士院紀要 (Proceedings of Japan Academy, Series B, Physical and Biological Sciences) に、2014年11月11日に掲載されます。


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