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2011年12月に都内で観測された皆既月食
気になる大地震との関係 8日夜に皆既月食 東日本大震災の前後にも…
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20141007/dms1410071830011-n1.htm
2014.10.07 夕刊フジ
満月が地球の影に入る皆既月食。8日夜に沖縄県の一部を除く全国で観測できる見通しだ。月食は太陽と地球、月が一直線に並んだときに起きる現象だが、実は不気味な指摘もある。「月食が大地震を引き起こす可能性がある」(専門家)という。2011年3月の東日本大震災の前後にも確認されているが、一体どういうことなのか。
11年12月以来、約3年ぶりとなる天体ショー。皆既食の月は真っ暗にはならず、太陽の光が地球の大気で散乱、屈折してかすかに赤い光が届くため、赤黒い「赤銅色」となる。
国立天文台によると、8日は東の低い空にある月が午後6時15分から欠け始め、同7時25分から1時間、完全に地球の影に入る。徐々に戻り、同9時35分に終わるまで3時間余り、夜空に幻想的な光景が広がることになる。
ただ、気になるのは地震との関連だ。
夕刊フジで「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」を連載する武蔵野学院大学の島村英紀・特任教授は、「月と太陽の引力と地震との関連性は、学説として厳密に確立されているわけではないが、これまでもたびたび学会などで指摘されている。太陽と月の引力はとても大きく、地球にもその影響は及んでいるのは間違いない」と指摘する。
月や太陽の引力による影響がはっきりと現れるのが潮の干満で、地球が自転するのに伴って生じる引力差によって海面が上下する。この現象を海面潮汐(ちょうせき)と言う。
「潮汐以外にも、太陽と月の引力は、地球の岩盤を30〜40センチ上下に移動させるといわれている。これを地球潮汐と言い、地球と月、太陽の距離が近づく皆既月食では、通常時の地球潮汐よりも大きな力がかかっているはずだ」(島村氏)
10年には、防災科学技術研究所が、04年12月に起きたマグニチュード(M)9・1のインドネシア・スマトラ島沖地震の前後に周辺地域で発生した地震を調査。月や太陽の引力がこれらの地震の発生に強く関わっている可能性が高いことを明らかにした。
実のところ、M9・0の揺れが東日本を襲った「3・11」の前後にも月食は起きていた。
前年の10年には1月1日、6月26日、12月21日の3回、地震発生後の11年には6月16日と12月10日に日本で観測されている。
国立天文台の関係者は「月食の頻度は、通常は1年に1〜2回ぐらい。3回も起きるというのは、非常に珍しく、30年で1度あるかないかの現象だ」と説明する。
島村氏は「しかも、今回、皆既月食を引き起こす満月は、スーパームーンといって、普通の月食よりも地球と月の距離が近くなる。地球潮汐を引き起こす月と太陽の引力に、地震そのものを発生させるほどの力はない。ただし、地殻のひずみが十分にたまったところに、そうした外部要因が加わると、大地震の最後の一押しになりかねない」と警戒する。
様変わりする月が、地球の大鳴動の呼び水にならないことを祈るばかりだ。
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