http://www.asyura2.com/14/jisin20/msg/171.html
Tweet |
群馬県前橋市では土砂崩れも発生した。M7級の首都直下地震はあるのか
首都直下地震迫る 専門家が警告「いつM7級が起きてもおかしくない」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140917/dms1409171825014-n1.htm
2014.09.17 夕刊フジ
ドンと突き上げる強い地震に首都圏が青ざめた。16日昼に発生した茨城県南部を震源とするマグニチュード5・6(推定)、最大震度5弱の揺れは、重傷者を含む複数のけが人を出し、東日本大震災の嫌な記憶を思い起こさせた。気象庁では、この地震が関東でのさらなる大きな地震につながるかどうかについて「分からない」としているが、「分からない」というのがかえって不気味だ。起きるのか起きないのか。専門家は「首都圏直下は地震の巣。いつM7級が起きてもおかしくない」と断言、危険が迫っている。
3連休明け16日の昼下がり、サラリーマンのランチタイムを不意打ちするように埼玉と北関東で強い揺れが襲った。
午後0時28分ごろ、埼玉県北部、群馬県南部、栃木県南部で震度5弱、東京都千代田区、新宿区、横浜市などでも震度4を観測した。
この影響で群馬、埼玉両県と都などで少なくとも11人がけがをし、埼玉県鴻巣市の工事現場では石膏(せっこう)ボード約20枚が倒れ、休憩中の大工の男性(40)が背骨を折るなど、うち2人が重傷を負った。
気象庁によると、この地震は、日本の下に沈み込んだフィリピン海プレートの影響で発生したと考えられるという。
先の震災以降は地震活動が活発化の傾向にあり、同庁では「何らかの影響は受けているとみられるが、詳しいメカニズムなどは分かっていない」と説明。震源は、政府が昨年公表した「首都直下地震の想定域」に含まれる範囲だが、「想定される地震と仕組みが類似しているが、今回の地震がさらに大きな地震につながるかどうかは分からない」(同庁)とした。
専門家は今回の地震をどうみているのか。
元東大地震研の研究者で、総合研究大学院大の神沼克伊(かつただ)名誉教授は「付近(茨城県南部)は地震の巣といわれる頻発エリアで、この程度の規模の地震は決して珍しいことではない。この地震が首都直下地震を誘発する危険性も非常に低い」と解説する。
産業技術総合研究所の山元孝広研究員(地質学)も「いつも起きているもので、それほど気にすることはない。首都直下地震との連動は考えにくく、火山活動への影響もないだろう」と話す。
東大地震研が先の震災を受けて、「4年以内に50%以下」(2012年)の確率で発生するとしたM7級の首都直下地震などに直結するとは考えにくいとみる。
だが、安心できるかと言えばそうでもない。
本紙で「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」(木曜)を連載する武蔵野学院大の島村英紀特任教授は、「M7級の大地震は、江戸時代の約260年間に17〜20年に1回のペースで起きていた。ところが、1923年の関東地震(=関東大震災)以降はペースがガクンと落ち、『3・11』(=東日本大震災)を含めてたったの4回しか起きていない。しかし、90年ほど続いたその地震の静穏期も終わりを告げ、再び活動期に入った可能性がある」と警告する。
島村氏が危惧するのは、M7以上と推定される1703年の元禄関東地震前後と現在の状況との類似点だ。
島村氏は「元禄関東地震の後、70年間は静かだったが、やがて17〜20年周期に戻った。活動期に入る前後には、今回のようなM5〜6程度の中規模の地震が頻発するようになった。非常に似通った経過をたどっている。M7級の地震が頻発する新たな周期に入ったとしてもおかしくない」とし、こう続ける。
「首都直下地震への影響は現時点ではわからない。ただ、今までと同じような感覚ではダメだ。首都圏直下は地震の巣で、ひとたび活動期に入ったら、いつM7級の大地震が起こっても不思議ではない」
警戒は怠れない。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。