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日本海大地震「M7.4 津波23メートル」が原発を襲う
http://wjn.jp/article/detail/6385286/
週刊実話 2014年9月18日 特大号
政府の有識者検討会が8月26日、日本海巨大地震の想定を初めてまとめた。北海道から九州北部の沖合の断層を分析した結果、地震の規模は最大でM7.9、これにより沿岸を襲う津波は最大で23・4メートル(北海道せなた町)にも上るというのだ。
「検討会は海底の地形や地層に残された津波の堆積物を基に、60の断層について調査してきた。M7.9と推定されたのは北海道宗谷岬沖と青森県沖。津波高は、せなた町以外にも北海道奥尻島の一部で18.8メートル、石川県珠洲市の一部で15.8メートルが予想されている。ただし、発生確率までは出されていないように過去の地震データ自体が少ないため、想定を上回る可能性もあります」(サイエンスライター)
日本海では1983年に日本海中部地震(M7.7)、'93年に北海道南西沖地震(M7.8)が発生し、それぞれ死者104人、202人の大きな被害を出したが、その大半は津波によるものだ。
「一昨年に発表されたト部厚志新潟大学准教授(地質学)による堆積物の調査では、新潟県佐渡島には過去9000年間で少なくとも26回の大津波が押し寄せた可能性があることもわかっている。また京都府の真名井神社の境内には『波せき地蔵』があり、701年に海抜40メートルのこの土地にまで津波が襲ったという伝えが残っているほどです」(同)
しかも今回の分析結果では、北海道や山形県、新潟県などの15市町村には地震発生から1分以内に津波が到達するとされ、東大名誉教授の阿部勝征検討会座長は会見で「震源が海岸に近いので予想よりも早く津波が来ることがあり、場合によっては揺れている最中に逃げなくてはならないこともある」と述べた。
防災ジャーナリストの渡辺実氏も言う。
「日本海では陸地の近いところにある断層が動くため、奥尻の地震を見てもわかるように発生すれば非常に厳しい状況に陥る。揺れが長く続いた場合、逃げる間もなく津波が到達することになりかねないのです。しかも、日本海の地方都市は高い建物があまりない。津波避難タワーや人工的な丘を作ることが必要です」
また、日本海側には泊原発(北海道)や柏崎刈羽原発(新潟県)など、建設中の大間原発(青森県)も含め11カ所の原発がある。今回の結果では各電力会社の津波想定を下回っていたというが、あくまで初の調査によるもの。不安は募るばかりだ。
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