アマゾンやグーグル、個人情報めぐる過剰規制に懸念 上院公聴会で発言 法規制への支持広がる中 上院商業委員会の公聴会でジョン・スーン議員(右)と握手するグーグルの最高プライバシー責任者キース・エンライト氏(26日、ワシントン) 上院商業委員会の公聴会でジョン・スーン議員(右)と握手するグーグルの最高プライバシー責任者キース・エンライト氏(26日、ワシントン) PHOTO: JOSHUA ROBERTS/REUTERS By John D. McKinnon and Douglas MacMillan 2018 年 9 月 27 日 08:09 JST 更新 【ワシントン】米議会でオンライン上の個人情報保護を強化する必要性が議論される中、大手IT(情報技術)企業の幹部が26日に米上院公聴会に出席し、法規制のあり方について業界側の意見を述べた。議会と異なる主張が示されたことにより、法整備に至るまでには困難な道のりが予測される。 大量のデータをマネタイズすることに大きく依存する一部IT企業にとって、規制は大きなリスクになる可能性がある。 上院商業委員会の公聴会に出席したのはアマゾン・ドット・コムやアルファベット傘下グーグルの幹部などで、規制の仕方によっては消費者に提供するサービスが制限されると主張した。 議会と業界の対立が解消するまでは、数年単位の時間がかかる可能性もある。 商業委員会のジョン・スーン委員長(共和、サウスダコタ州)は26日の公聴会で、法規制への支持は党の枠を超えて広がっていると指摘。同委員会の民主党トップ、ビル・ネルソン上院議員(民主、フロリダ州)も、データの不正使用が相次いだことでインターネットに対する国民の信用が低下しているとした。 一方で大手IT企業はユーザーにおすすめ商品を知らせるためなどに、責任を持って個人情報を利用していると反論。規制がいきすぎたものになれば、これまでのやり方が覆されると述べた。 関連記事 巨大IT企業のビジネスモデル、規制強化必要=報告書 アプリ開発者のGメール情報入手、グーグル「まだ容認」 グーグル、トランプ氏当選嘆く幹部の動画流出 保守系サイト グーグルやアップル、個人情報保護巡り上院公聴会に出席へ 「忘れられる権利」適用拡大に反対、欧州委グーグルに同調 フェイスブックの仮想現実、厳しい現実に直面 開発者会議で新製品を発表するフェイスブックのザッカーバーグCEO By Dan Gallagher 2018 年 9 月 27 日 15:50 JST 仮想現実(VR)を一般大衆に広めるのはフェイスブックにとって簡単な仕事のようにも見える。しかし実際には、かなり難しい仕事だ。 簡単なのは、フェイスブックが世界人口の4分の1人をユーザーに持つ資金力に富んだ企業であることに変わりはないからだ。つまり、VRを真の意味で大衆市場向け技術にする上でフェイスブックほど好位置にある企業はない。同社は4年前に20億ドルで買収した「オキュラス」ブランドを通じて既にVRヘッドセット2種類を販売しており、26日には開発者会議「Oculus Connect (オキュラス・コネクト)」で第3弾も披露した。 その新製品「Oculus Quest(オキュラス・クエスト)」は、コンピューターやゲーム機に接続せずに高性能のVRコンテンツを楽しめるよう設計されている。来年の早い時期に発売され、価格は399ドルから。接続が必要な現行のハイエンド機種「Oculus Rift(オキュラス・リフト)」と同じだ。クエストは少なくとも、初期段階にあるVRゲーム市場でフェイスブックのシェア拡大に貢献するとみられる。フェイスブックはこの市場でソニーの「プレイステーションVR(PSVR)」」に大きく水をあけられている。調査会社IDCによると、昨年の販売台数はリフトが約40万台、PSVRは160万台だった。 過去18カ月のVR装置販売台数 (単位:100万台) Source: SuperData サムスン「ギアVR」240.7万 プレイステーションVR 224.5 オキュラス・リフト 70.6 HTC「Vive(バイブ 58 オキュラス・ゴー 29 グーグル「デイドリーム」 28 一方、難しいのは、オキュラスがフェイスブックの一部であることだ。フェイスブックの評判は今年、偽情報から選挙関連のハッキング、ユーザーのプライバシーまであらゆる問題で物議を醸して地に落ちた。こうした問題はついにフェイスブックのユーザーの伸びと時価総額を圧迫し始めた。同社は今はオキュラスのブランドでゲームに力を入れているが、最終的にはフェイスブック上でVRを大衆に提供することが狙いだ。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は26日に自ら壇上で新製品のクエストを披露し、VRを10億人に体験してもらうという目標を改めて示した。 その道筋で、クエストと低位機種のヘッドセット「Oculus Go(オキュラス・ゴー)」(199ドル)は重要なステップだ。市場調査会社スーパーデータによると、5月の発売以来、「ゴー」は既に29万台近く売れた。 だが、VRでのフェイスブックの最終的な成功は、地に落ちた広告の巨人によって運営される仮想世界に消費者が本当に没入したいかどうかにかかっている。もはやそれは、当然のことと思っていてはいけないだろう。 関連記事 脳だますリアルな映像、新感覚ARヘッドセット WSJ記者レビュー 摂食障害の治療にVR活用、90%に効果との声も VRで世界史体験、進む次世代ツーリズム スマホ顔認証できない悩み、寝起きは別人扱い? すっぴん、ひげそり、新しい髪型・・・最新技術はどこまで認識するのか 寝起きの顔がパソコンに認証されなかったカレン・カミングスさん 寝起きの顔がパソコンに認証されなかったカレン・カミングスさん PHOTO: RENE NORMANDIN By Tripp Mickle 2018 年 9 月 27 日 10:31 JST 米メーン州在住のカレン・カミングスさん(72)は、買ったばかりのマイクロソフトのパソコン「Surface(サーフェス)」で顔認証機能を利用するため、内蔵カメラで自身の顔を登録した。その時、ブロンドの髪はカールされ、目元もマスカラやアイライナーで引き立てられていた。 だが翌日の早朝、あるじの顔を見せられたサーフェスはロックの解除を拒んだ。髪はぼさぼさ、メークもせず、眼鏡をかけていたからだ。 あなたは誰? あなたは誰? 「『ちゃんときれいに整えてやり直しなさい、ひどい見た目よ』とコンピューターに言われたような気分だった」とカミングスさんは振り返る。「朝起きた直後はひどい状態なのは分かっているけど、コンピューターには言われたくない」 マイクロソフトの「Windows Hello(ウィンドウズ・ハロー)」やアップルの「Face ID(フェースID)」などの顔認証技術が広まっている。利用者は自分の容姿をコンピューターに判定されているようなものだ。登録した顔が認証されない時、今の自分は見栄えが良くないのか、化粧が濃すぎるのかと悩み、新しい髪型に変えたことを後悔する。自分は自分に似ているか、などと考えてしまうことさえある。 顔認証技術の利用者からは、登録した際と同じメークをしなければロックが解除されないとの声も聞かれる。寝起きにスマートフォンをのぞき込むと認識してくれないと話す人もいる。男性がひげをそると、スマホから他人扱いされる。 「ひげをそるのは大きな決断だ。思い入れがあるから。でもそった途端にスマホが認証してくれなくなった」。そう語るのは起業家のメイソン・エステップさん(25)だ。伸ばしていたひげを7月にそったところ、iPhone(アイフォーン)がロックを解除しなくなった。それは自分の存在する意味を見失うような「実存的危機」だったという。 ひげをそる前後のメイソン・エステップさん。ひげをそった後の顔はiPhoneに認識されなかった PHOTOS: MASON ESTEP(2) ジョシュ・エングロフさん(49)の場合は新しい髪型が問題だった。この夏、理髪店で両サイドを短く切り、髪の分け目をそれまでとは逆に右から左へ流れるようにした。新しいルックスは友人や家族にすこぶる好評だった。だがiPhoneのFace IDが顔を認証しない事態が3日続き、パスコードを使ってロックを解除せざるを得なかった。 「もしかしたら、あまりいい髪型じゃなかったのかもしれない」とエングロフさん。結局、新しい髪型で顔認証を登録しなおしたと話す。 ノーメークだとサーフェスが認証しないことから日頃の化粧に疑問を持ち始めたのは、フロリダ州タンパ郊外に住むケリー・クーンさん(40)だ。「かなりしっかりと化粧しているが、やりすぎとは言えない量だ。少なくとも、これまではそう思っていた」 iPhoneのFace IDに顔を登録する様子 iPhoneのFace IDに顔を登録する様子 PHOTO: THOMAS PETER/REUTERS 1960年代から続く試行錯誤 人間の容姿をコンピューターが識別できるよう、鼻の位置や目の形などを測定できるソフトウエアの開発が始まったのは1960年代のことだ。初期のアルゴリズムは顔の角度や表情の変化、光の強さなどで認証に支障が出ていたと、ノートルダム大学のケビン・バウヤー教授(コンピューター科学)は話す。 だが近年は人工知能(AI)や3次元センサーといった技術が発展したことで、より的確に対象の深度をとらえられるようになったほか、画像の分析能力も改善されてきた。 この顔認証技術の進化に重要な疑問を投げかけたのが、カナダ・トロントの形成外科医フィリップ・ソロモン氏だ。同氏は自身のウェブサイトに「顔の整形手術を受けたらiPhone X(アイフォーン・テン)の顔認証は変わるのか?」と題したページを設けた。サイトによれば、しわ取り注射剤「ボトックス」や首回りの美容整形、あごのインプラントについては恐らく心配しなくてもいい。だが、まぶたの手術や?のインプラント、顔への脂肪移植手術を施した場合は、対策を講じる必要があるかもしれないという。 「鼻の整形を受けた患者は、その後(登録情報を)リセットしている」とソロモン氏は話す。 使いやすさとセキュリティーのバランス マイクロソフトのプログラムマネジャー、デーブ・ボッシオ氏は、ウィンドウズ・ハローについて、使いやすさとセキュリティーのバランスを維持することが目標だと話す。ラップトップなどに搭載された赤外線カメラがとらえる画像はアルゴリズムで分析され、目や鼻や口といった顔の「ランドマーク」を元に数学的モデルが作成される。化粧や眼鏡、ひげ、明かりなどがシステムに影響することもあるが、許容範囲を広げればセキュリティー上のリスクが高まるとボッシオ氏は述べる。 アップルでは化粧の有無でロックが解除されない問題を回避するため、3万もの赤外線ドットを顔に当て、3Dモデルを作成するシステムを開発したと、プロジェクトに詳しい関係者らは話す。同社によれば、iPhone Xが他人の顔で解除される確率は100万分の1(ただし双子などの家族では確率は変化する)。以前のiPhoneに搭載されている指紋認証センサーの場合は、5万分の1の確率だという。 昨年11月にiPhone Xが発売された直後、メークアップアーティストのジェームズ・チャールズ氏は、どの程度まで化粧すればiPhoneに認証されなくなるかを試し、その動画をユーチューブに投稿した。?の輪郭が変わるようメークをし、女装パフォーマーが使うような付けまつげを貼り付け、青いリップを塗り、マリリン・モンローのようなウィッグもかぶった。それでもiPhone Xはチャールズ氏の顔を認証し続けた。 メークをしてiPhone Xの顔認証を試すチャールズ氏 家族のスマホで自分の顔が認証されたことで、自身に対する見方が変わったケースもある。フロリダ州在住のトリ・ロベットさん(20)はこれまで父親似だと言われてきたが、母親のiPhone Xで顔認証を試したところ、ロックを解除できたと話す。
ロベットさんは自分が母親に似てきたと最近よく言われるようになっていたが、くしくもiPhoneがそれを裏付けることになった。 「すごくすてきなこと。母は美しくて、いつまでも若々しいから」 関連記事 iPhone Xの顔認証はだませるか? 実機で検証 マイクロソフト、米政府に顔認識技術の規制呼び掛け 視覚を持つロボット、まだ修行中 今後の課題は アマゾンの板挟み、顔認証技術とプライバシー iPhone Xの顔認証技術、未来を約束するのか
いつも使うブラウザー、乗り換えるべき? 見落としがちなウェブブラウザー、各社最新版を徹底比較 各社のウェブブラウザーは同じ内容を表示するかもしれないが、使い勝手が異なり、それぞれ際立った特徴がある 各社のウェブブラウザーは同じ内容を表示するかもしれないが、使い勝手が異なり、それぞれ際立った特徴がある PHOTO: JAMES PACE-CORNSILK/THE WALL STREET JOURNAL By David Pierce 2018 年 9 月 27 日 15:13 JST ――筆者のデービッド・ピアースはWSJパーソナルテクノロジー担当コラム二スト *** パソコンでの作業で最も重要なのは、閲覧ソフト(ブラウザー)を使うことだ。普段使うブラウザーがChrome(クローム)であれ、Firefox(ファイヤーフォックス)であれ、どうしようもなく古臭いバージョンのInternet Explorer(インターネット・エクスプローラー、IE)であれ、それはあなたが最も頻繁に使うソフトだろう。 それならもっとブラウザーについて考えるべきではないか。われわれは定期的にスマートフォンを更新し、パソコンのメンテナンスを実行する。だが最もよく使うこのソフトについて検討することはめったにない。例えて言うなら、自宅の外側は定期的に清掃するが、トイレ磨きや皿洗いには手を抜いているのと同じだ。 グーグルの最新版Chrome。さらにシンプルで無駄がなく、統一感のあるデザインになった グーグルの最新版Chrome。さらにシンプルで無駄がなく、統一感のあるデザインになった PHOTO: JAMES PACE-CORNSILK/THE WALL STREET JOURNAL 何年か前まで、クロームが実質的に唯一の有能なブラウザーだった。今も市場で優位を保っている。だがファイヤーフォックスやアップルのSafari(サファリ)は最近、大幅にアップデートされた。マイクロソフトはIEの代わりに、ずっと使いやすいEdge(エッジ)を導入した。他にも目的を特化したさまざまなブラウザーが登場している。 筆者はこうした新たな選択肢を前にして、自分が本当に最適のブラウザーを使っているのか確かめるのが妥当だと考えた。以下にその結果を紹介する。 複数のタブを開く 大半の人にとって検討に値するのは5つのブラウザー、すなわちクローム、サファリ、ファイヤーフォックス、エッジ、そしてOpera(オペラ)だ。 ブラウザーはどれも同じだと決めつけるのは簡単だ。無料でダウンロードできるほか、同じようなタブやブックマーク、検索ボックスが並んでおり、実際に区別するのが難しい。 Firefoxは気の利いた機能が満載。目の負担を和らげる夜間モードを備え、ウェブページをタップ2回で別の端末に送れる Firefoxは気の利いた機能が満載。目の負担を和らげる夜間モードを備え、ウェブページをタップ2回で別の端末に送れる PHOTO: JAMES PACE-CORNSILK/THE WALL STREET JOURNAL だが筆者が試したところ、驚くべき違いを発見した。システムへの負担を調べるため、各ブラウザー上で同じ10のウェブサイトを開き、パソコンのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)使用量を観察した。クロームは(大食いとの評判通り)最大のメモリ容量を消費した。サファリとオペラがわずかの差でそれに続いた。これに対し、ファイヤーフォックスはクロームより30%少ないメモリ消費量で済んだ。 パフォーマンス試験では、業界のベンチマークテストでも「スリザリオ」のようなゲームで遊ぶときも、内蔵ブラウザー(基本ソフトがウィンドウズ10ならエッジ、マックOSならサファリ)がそれ以外のブラウザーより優れていた。ただ、クロームはどの場合でも肉薄していた。ファイヤーフォックスとオペラは劣っており、特にグラフィックスが多い場合は精彩を欠いた。 端末の内蔵ブラウザー(iPhoneやiPadの場合はSafari)は他社ブラウザーよりうまく機能する。またモバイル版はPC版よりも全般的に優れている 端末の内蔵ブラウザー(iPhoneやiPadの場合はSafari)は他社ブラウザーよりうまく機能する。またモバイル版はPC版よりも全般的に優れている PHOTO: JAMES PACE-CORNSILK/THE WALL STREET JOURNAL モバイル向けブラウザーでは差が比較的小さい。筆者はiPhone XS(アイフォーン・テンエス)とグーグルのスマホ「Pixel(ピクセル)2 XL」で試した。驚くべきことに、モバイル版は同じブラウザーのパソコン版よりあらゆる面で優れていた。ページの読み込みが早く、重いウェブアプリでもさくさく処理し、全般的にブラウザーとして使い勝手が良かった。 端末を1台だけ使うのであれば、内蔵ブラウザーがベストな選択だろう。だがモバイル化が急速に進む今、あなたが1台しか持たないということは考えにくい。だからこそ、ブラウザーは常にあなたを追いかけ、ブックマークや設定、履歴を同期させ、前回見ていたところからいつでも再開できるようにしなくてはいけない。ところがマックOSで使えるエッジや、ウィンドウズやアンドロイドで使えるサファリは存在しない。従ってマイクロソフト製品またはアップル製品で統一しない限りは、別のブラウザーを選ぶことをお勧めしたい。 一長一短、好みに応じて 残るクローム、オペラ、ファイヤーフォックスのうちどれを選択するかは、個人の好みに大きく左右されるだろう。 クロームは、愉快なほどシンプルなアプリだ。最新のアップデートでそれに磨きがかかった。タブのスペースのほか、URLや検索ワードを書き込む大きなボックスがあり、それがインターフェースのほぼ全てといえる。 Firefoxで新しいタブを開くと、過去に最も多く訪れたページや、後で読みたい記事を保存するサービス「Pocket」で人気上位の記事などが表示される Firefoxで新しいタブを開くと、過去に最も多く訪れたページや、後で読みたい記事を保存するサービス「Pocket」で人気上位の記事などが表示される PHOTO: JAMES PACE-CORNSILK/THE WALL STREET JOURNAL 一方、ファイヤーフォックスはさまざまな機能の宝庫だ。実質的に全ての要素をカスタマイズでき、レイアウトさえ変更できる。これを使えば、筆者のパソコンから2回のクリックでスマートフォンにウェブページを送れるほか、後で読みたいものをクリック1回で「Pocket(ポケット)」に保存できる。1回の質問(クエリ)で10サイトを検索でき、ページ全体のスクリーンショットを簡単に撮れる。目の負担を和らげる「夜間モード」も備えている。 ただこうした機能のせいで、面倒に感じる点は否めない。例えばクロームのような体裁にカスタマイズするのに10分かかってしまった。 オペラの魅力は2つに集約される。バッテリーやデータ容量を節約できること、そして自動的にプライバシーを保護することだ。オペラはあなたの個人情報を盗み出すような広告や追跡機能をブロックする。仮想私設網(VPN)を内蔵しており、より秘密が守られた方法で検索できる。残念なのは、拡張機能が少ないことだ。また、公式にサポートされていないブラウザーだと告げるポップアップがしょっちゅう現れるのにうんざりした。 ファイヤーフォックスにもオペラのようなプライバシー保護機能の一部はあるが全てではない。最新版のサファリにもそれは言える。クロームを使うならば、少なくともグーグルは今あなたが何をしているかを知っていると思うべきだ(グーグルはユーザーがプライバシー設定によってデータの管理方法を決められると言うが、大半の共有オプションはデフォルトで「オン」になっている)。 オペラの優れた機能はバッテリーやデータ容量を節約できること。一方でインターフェースはやや乱雑でうるさい感じがする オペラの優れた機能はバッテリーやデータ容量を節約できること。一方でインターフェースはやや乱雑でうるさい感じがする PHOTO: JAMES PACE-CORNSILK/THE WALL STREET JOURNAL いずれのブラウザーを選ぶにせよ、全ての端末にダウンロードしてアカウントを作り、端末同士でデータを同期できるようにすることをお勧めする。ウェブサイトはどのブラウザーでも同じように見える――筆者が確かめたので信じてほしい――が、閲覧体験はあなたの希望に合わせられる。 ブラウザーはあなたのスマホやキーボードと同じように重要なツールだ。正しいものを使えば、システム全体がうまく機能する。ただし、タブを多く開きすぎてはいけない。 関連記事 「無名」ブラウザー、アジアでグーグルに圧勝 グーグル断ちで生活はどう変わる? 意外な結果に iOS最新版、古いiPhoneユーザーこそ使うべき
[18初期非表示理由]:担当:要点がまとまってない長文orスレ違いの長文多数により全部処理
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