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Amazon Echoが夫婦の会話を勝手に録音して送信 どうしてこうなった?会話ファイルが部下に届いた
http://www.asyura2.com/14/it12/msg/269.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2018 年 5 月 29 日 07:46:27: KqrEdYmDwf7cM gsSC8YKzgqKBaYKigWo
 

http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1805/27/news010.html
2018年05月27日 06時00分 公開 [佐藤由紀子,ITmedia]

 米Amazon.comの音声アシスタント「Alexa」がユーザーのプライベートな会話を“勝手に”録音した上に、それを他人に送りつけたというニュースが注目を集めています。シアトルのローカルテレビ局KIRO 7が5月24日(現地時間)に紹介し、世界中で話題になりました。

 Alexa対応のスマートスピーカー「Amazon Echo」を自宅の全室に置いてスマートホームを楽しんでいたダニエルさんにある日、夫の部下から電話がありました。ダニエルさん夫妻の自宅での会話を録音したファイルが、この部下のスマートフォンに届いたというのです。会話の内容(フローリングの話)についての説明を聞いて本当だと確信したダニエルさんは、全てのEchoの電源を引っこ抜きました。

 そして、Amazonに問い合わせたところ、その出来事を認めたのでした。日本ではまだ使えませんが、Echoには、登録してある連絡先を指定して相手にメッセージを送る機能があります。この機能が誤って働いたようです。

KIRO 7の取材に応じるダニエルさん

 Amazonは当初ダニエルさんに原因を説明しませんでしたが、メディアに以下のような声明文を送りました。

 Echoは、「Alexa(アレクサ)」のように聞こえる言葉でウェイク(指示待ち状態になる)した後、「メッセージを送信」と聞こえる音を命令と判断し、「誰に?(送りますか)」と声で答えた。そのタイミングで会話中のユーザーの連絡先リストにある名前に聞こえた音を送信先と解釈し、「○○さんですね?」とまた声で確認したところ、会話中に「そうだ」と聞こえた音を合意と解釈した。このようなことが連続して起こるのは非常に珍しい。それでも再発を少なくするための選択肢を検討している。

(割愛)

 ところでアグレッシブなAmazonは、ウェイクワードがなくても、ユーザーがAlexaに命令するつもりがなくても、Alexaがキーワード(「買った」とか「気に入った」とか)を聞き取るとその単語を含む会話の部分をサーバに送り、ユーザーの役に立てようとしているそうです(米The New York Timesより)。

 それはほんとに、もっと精度を上げてからにしてほしい。そして、実用化するとしたら、もちろんオプトインのオプションじゃないと大変なことになるかもしれません。

 ダニエルさんはシアトル在住でしたが、もし同じような事故が5月25日に「EU一般データ保護規則(GDPR)」が施行されたEU地域で起こったら、Amazonにとってかなりマズいことになりそうです。  

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コメント
 
1. 2018年8月07日 21:56:41 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1165]

#日本からamazonを超える企業が出れば、問題はコントロール可能だが、現実は。。


 


【第2回】 2018年8月7日 成毛眞
日本企業から「アマゾン」がでないワケ
あなたは、アマゾンにどういう印象を持っているだろうか?「便利」?それとも「怖い」?「アマゾンエフェクト」という言葉がある。これは、簡単にいうとアマゾンが与える影響のことだ。影響先は、競合する企業だけではない。経済や産業など、もっと広い範囲を変える可能性がある。アマゾンは、経営学の革命である。近い将来、必ず経営学の教科書に載るだろう。アマゾンを研究することは、ビジネスの最先端を知ることであり、未来の社会を知ることだ。本連載では、成毛眞氏の最新刊『amazon 世界最先端の戦略』から、一部抜粋してアマゾンの戦略を解説する。


アマゾンを理解することは、未来の経営学を知ることと同じ
これまでも多くの事業を手がける巨大企業は存在してきた。代表的な企業としては、米国ならばゼネラル・エレクトリック、日本ならば日立製作所などだ。

たとえば、日立製作所はもともとはモーターの製造から始まったが、現在はヘアドライヤーから原子力発電所まで同じブランドで事業を展開している。

派生した事業が、独立してグループを形成しているのだ。しかし、アマゾンが特殊なのは、各事業が独立しているところは同じだが、それが普通の複合企業よりもはるかな相乗効果を生み出し、驚異的なスピードですべてが成長を続けていることだ。

こういったアマゾンの特徴は、消費者はもちろんだが、アマゾンに関わる事業者にも利点がある。

アマゾンは、赤字でも自社のための投資をやめない

マーケットプレイスは、簡単にいうと楽天市場のような、アマゾンのサイトに出品できる仕組みだが、それを多くの外部事業者が利用しやすくすることで、消費者はより安いものを簡単に手に入れることができる。

マーケットプレイスの商品は、アマゾンが用意した物流システムを使うことが多いため、注文が増えれば増えるほど送る荷物をまとめることができ、物流費は下がる。

マーケットプレイスに参加する企業の中には、事業規模を拡大できたことで、アマゾンの提供する情報システムであるAWSを利用しはじめる企業も出てくる。

さらに仕入れのための資金が必要になり、これまたアマゾンが行っている融資サービスを使う企業もあるかもしれない。企業がアマゾンを一度利用し始めると、便利すぎて他のサービスも横展開で利用する可能性は大きい。

事業ひとつひとつの収益も大きいが、単独の収支だけで事業を展開しないところもアマゾンのすごみだ。

プライム会員のために、別事業で儲かったお金を投資

たとえば、「プライム会員」には無料配送サービスが提供される。プライム会員が買い物するたびに、アマゾンは運送会社に配送料を支払うことになる。場合によっては配送コストが会費収入を上回り、赤字になる可能性もある。

しかし、一個の配送は赤字でも、プライム会員はリピーターになり、まとめて発注することが増えるため、アマゾン全体で見ればプラスなのだ。ちなみに、プライム会員ではない一般ユーザーの年平均消費額は700ドル。これも決して小さくない数字であるが、プライム会員はその倍近い1300ドルの購買をしているという。

もちろん、単独の事業はそれぞれ個別に膨張を続ける。

クラウドサービスのAWSは、IT専業のマイクロソフトを抜き、ぶっちぎりのトップで世界シェアを独占している。アマゾンのAWSの責任者は、小売事業を補完する事業などではなく、いずれ小売りの売上高を抜くであろうと豪語している。

アマゾンの大きな特徴は、新しい事業を立ち上げるときに、赤字覚悟で投資をいわないことだ。

これは、明確なアマゾン全社での戦略である。

しかし、ベゾス自身もひとつひとつの事業がどこまで拡大するかは、もはやつかみきれていないのではないか。

アマゾンのビジネスモデルはローマ帝国!?

ベゾスは自社をロジスティクス企業と語る。ロジスティクスとは日本語では兵站である。兵站とは、戦場で軍の活動を維持するために必要な軍需品や兵のことであり、これらを前線に送るためのルートを確保すること、つまり物流網を持つことだ。兵站を確保した者は戦争に勝つ。

歴史上、この兵站を重視したのがローマ帝国だ。古代のローマ軍は「ローマは兵站で勝つ」といわれたほどだ。すべての道はローマに通じると豪語したほど、現代でも通用するほどの軍用道路を整備した。

アマゾンの場合、最重視するのが顧客の利益だ。その実現のためにあらゆる投資をして兵站として活用する。自前のトレーラーを持つなどの物流網の整備、クラウドサービスの開発と提供、送料無料、プライム会員、通販サイトで蓄積した買い物データ……。

アマゾンの圧倒的なサービス力は、顧客のための最強の兵站なのだ。しかも安価だ。ベゾスが自社をロジスティクス企業と呼ぶのはこうしたことからだろう。

国家の枠を超えた超国家的存在になり、いまだに膨張を続けるアマゾンは21世紀のローマ帝国といえるかもしれない。

ベゾス自身も、どこに向かうかはわかっていないかもしれない
ネット通販もクラウドサービスもAIスピーカーも、すべてのITという道はアマゾンに通じているのだ。そしてベゾス自身、どこまで「国土」が広がるのか、彼自身ももうロードマップを描けてないかもしれない。

創業から20年あまりでアマゾンはどのようにしてこのような「帝国」を築いたのか、そしてどこに向かうのか。

これを知ることは、現代人にとって非常に重要なことだ。アマゾンというひとつの組織を知ることは、「ECサイトでの小売業界を知る」といった小さなことではない。現代の先端のビジネスを知ることだ。

現代を生きるビジネスマンにとって、アマゾンほど興味深い企業はないだろう。アマゾンを研究することは、10年後に書かれる経営学の教科書を学ぶことと同義である。


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