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「インターネットの父」が警告する「デジタル暗黒時代」
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投稿者 蟲 日時 2015 年 2 月 20 日 22:35:33: VXoEun45fU5tI
 

「インターネットの父」が警告する「デジタル暗黒時代」
By JENNIFER BOOTON
2015 年 2 月 20 日 19:20 JST

ビデオやCD、フロッピーディスクはすでに永遠の眠りについている MarketWatch illustration/Shutterstock.com
 【ニューヨーク】21世紀は将来の歴史家から忘れ去られるだろう??技術が急速に進歩している現代の私たちには考えにくい概念だ。しかし「インターネットの父」と呼ばれる人物が、米科学振興協会(AAAS)の主催した会議でそう警告した。

 アップルやグーグルなど大手ハイテク企業はデジタル情報を利用・消費する方法を繰り返し生み出し、毎年のように画期的な製品を世に送り出している。データを消費・保管する方法はどんどん増え、そのペースについていくのさえ難しくなっている。

 インターネットの父の一人として知られる、グーグルのヴィント・サーフ副社長によると、ビデオカセットやアナログレコード、カセットテープ、フロッピーディスクなど、旧式の記憶媒体に保存されたデータはすでに読み取り装置がなくなり、ほとんどが消失した。

 サーフ氏は、それは始まりに過ぎないと言う。何世紀も残るような電子保存メカニズムがまだ生み出されていないため、今さまざまな記憶媒体に保存されている文書やデータも今後、消失する危機にさらされているという。サーフ氏はこれを「ビット(情報)の腐敗」と呼んでいる。

 ビデオカセット再生機やCDプレーヤーなどのハードウエアが使われなくなれば、ホームムービーから大統領の覚書まで、昔の情報にアクセスすることが不可能になるかもしれない。

 大手ハイテク企業が提供しているクラウド技術や、ドロップボックスなどのクラウド型データ保管サービスを利用すれば、この問題は「少しは解決できるかもしれない。しかしサーフ氏は、数百年後でもデジタル情報に簡単にアクセスできるシステムを開発する必要性を訴えている。

 サーフ氏は、カーネギー・メロン大学でコンピューターサイエンスを教えるマハデブ・サティヤナラヤナン教授と協力し、教授がバーチャルマシンと名付けた開発中の技術を使ってこの問題の解決に取り組んでいる。

 サーフ氏によると、バーチャルマシンを開発すれば、バーチャルマシン上でハードウエアのエミュレーション(疑似化)を行い、オペレーティングシステム(OS)を搭載することが可能になるという。

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コメント
 
01. 2015年2月23日 00:10:41 : 05JJRCDHaI
読み取り装置の事ばかり言っているようだが、磁気テープ類は数年でテープ自体が劣化するし、CDーR類も数年で読めなくなる物が多い。
ある意味既知の事実。
コピーして保存して行くか、よほど厳密に管理して保管するかしか無い。
紙に印刷した物がハードコピーと言われる所以である。
コンピューター媒体は最低でも3つのコピーが必要である。

02. 2015年2月26日 14:00:29 : 2kYwY5p7GM
磁気テープ(LTO)は30年持つが

媒体は最低でも3つのコピーが必要は、同意


03. 2015年4月19日 21:49:32 : jXbiWWJBCA

半導体開発の「ムーアの法則」は限界か

http://jp.wsj.com/articles/SB11581577432647144308704580587363416618820
By DON CLARK
原文(英語)
2015 年 4 月 18 日 14:16 JST

インテルチップの技術を使ったロボットスパイダーをムーア氏(右)に見せるクルザニッチCEO Intel Corp.
 シリコンバレー開拓者の1人で半導体大手インテルの共同創業者のゴードン・ムーア氏が、半導体開発に関する大胆な法則を提唱して今年で50年となる。その法則とは、技術革新が小さなシリコン・チップの上に組み込まれるトランジスタの数を約1年毎に倍増させ、そのチップを使った機械は小型化することにより高性能になるというものだった。

 「ムーアの法則」と命名されたこの定理は、技術関連産業の諸法則の中でも最も長くその有効性を保った概念の一つとなっている。それはパーソナル・コンピューター(PC)、携帯電話、ウェブ・サーバー、ネットワーク接続機器などの革命的製品の出現に道を開いた。そして新世代のチップが開発されるたびに、前世代のものより高性能かつ低価格を実現するのが普通だった。

 しかし、「ムーアの法則」はここに来て限界がみえつつある。

 カリフォルニア州に本拠を置くコンサルティング会社、インターナショナル・ビジネス・ストラテジーズの試算によると、最新の技術を用いたチップの設計と実用試験は今や1億3200万ドル(約160億円)かかり、前世代の最高性能のチップの設計・試験コストと比べ9%増加した。10年前はそのような先端チップの設計は約1600万ドルしかかからなかった。その一方、一部の会社は各チップのコストを初めて引き下げられなくなっている。

 この変化の一因は、シリコンウエハーを最新のチップに加工していく際に多くの新たな工程が必要になったことだ。最新チップの回路の幅は14ナノメートル(ナノは10億分の1メートル)と極微小となっており、これにより1つのチップの上に過去と比べるとトランジスタを数億個も多く組み込むことが可能になっている。しかし、それほどの数のパーツを組み込んだチップを設計するには多くの時間と経費がかかるようになった。

 半導体各社は、この先10年ほどはさらにシリコンチップを小型化し続けられそうだが、その金銭上の見返りは低下し続けるとしている。一部のチップ設計者は、コストより性能が重要な最先端チップの製造にさえ、最新の技術は制限的にしか使わないようになっている。

 ブロードコム(本社カリフォルニア州アーバイン)の創業者で会長兼技術責任者のヘンリー・サミュエリ氏は「(新技術の使用に)すごく慎重になっている。これらのチップの価格は劇的に上昇しているためだ」と話す。

 マイクロン・テクノロジー(本社アイダホ州ボイジー)のマーク・ダンカン最高経営責任者(CEO)も「改善してペイする市場がどんどん小さくなるだろう」という。同社はスマートフォン(スマホ)やデジタル・カメラ、写真アルバム用のタブレット端末に使われるフラッシュ・メモリー・チップを製造している。

 ムーア氏は元々、シリコンバレー創生期の中核企業だったフェアチャイルド・カメラ・アンド・インスツルメント傘下にあったフェアチャイルド・セミコンダクターで研究開発の責任者だった。そして1965年の4月19日電子技術雑誌に「集積回路により多くのトランジスタを詰め込む」との論文を発表、その中で後年「ムーアの法則」と呼ばれるようになる予測を提唱した。

 その予測では、ムーア氏は1つのチップの上の半導体の数は毎年倍増し、当時の約60から1975年には6万5000にまで増えるだろうとした。ただ、同年には倍増ペースを1年ではなく2年に修正した。


「ムーアの法則」提唱者のゴードン・ムーア氏(1970年代) Intel
 フェアチャイルドは当初、最初のトランジスタを1個150ドルで売っていた。ムーア氏のこの論文発表後、価格は同社製品も競合社のものも年々下落を続けた。

 インテルによると、同社の中核製品である「Core i5」マイクロプロセッサーは13億個のトランジスタが組み込まれ、1つが0.00000014ドル、つまり7万個のトランジスタあたり1ペニー硬貨(=0.01ドル)だ。

 「ムーアの法則」は当初、チップ開発エンジニアの1つの目安的存在だったが、徐々にライバル社との競争上達成しなければならない原則となり、各社に休むことのない技術革新に駆り立てることになった。

 2000年代半ばまでは同法則は、コンピューターの鍵となる性能である情報処理速度(クロック周波数)の加速化に貢献した。しかし、処理速度の高速化は、市場が携行型のコンピューターに移る中で、機器の過剰な消費電力と発熱という問題を生じさせるようになった。

 この問題はインテルや競合チップメーカーに製造の戦略的変換をもたらした。トランジスタの形を変えることにより高速化し、消費電力を抑えるようにしたのだ。

 しかし、製造コストは依然上昇し続けている。新型チップ製造工場の建設費用は100億ドルもかかることさえある。このコスト問題で米IBMは昨年、自社の半導体事業を請け負ってもらうのに15億ドル支払ったほどだ。

「ムーアの法則」通りに開発製造を進められてきた会社でさえ、そのペースを保つのがどんどん難しくなっている。インテルの14ナノメートル技術も、製造欠陥の頻度を減少させるのに時間がかかり、当初予定より半年遅れての導入となった。

 今後「ムーアの法則」が有効性を保ち続けられるのかが注目される。


4. バアルのような者[30] g2@DQYOLgsyC5oKkgsiO0g 2015年12月16日 21:47:52 : xBYvQKMLHQ : gAPlQ9_X8zw[7]
保存性ならMOと聞かされて半信半疑のままドライブ2台とメディア相当枚購入したが、今のところMOも読めるが、元のハードディスクの方も読める。どちらかが駄目になり片方から復旧する機会は来るのだろうか?DDS4もあるが、戻すのがめんどくさくて読ませたことがない。ハードディスクのオリジナルデータも健在だし。

ハードディスクはたまにリフレッシュしてあげた方が良いそうです。自分自身を入力に一定ブロックづつ自分自身へ書き戻す。ddのマニュアルにそのまんまのサンプルが書いてありますから、PC UNIX使いの方は月次深夜にでも仕掛けておくとよいかもしれません。なお、私は常時稼働させてないのでやってませんから、やる方は自己責任で。


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